143杯目:西野亮廣エンタメの素敵さはココだ!!と自分は思う
先日書かせていただいた
6年前のYouTubeチャンネル、毎日キングコングのE.T.チャレンジ企画の話。
かかった日数5日間。
自転車走行距離650キロメートル。
その企画で毎日キングコングに投稿された本数18本。
全18回の動画の合計時間、およそ105分。
それもこれもE.T.の最後の感動の場面の再現。
自転車で坂を駆け上がって、その勢いで空を飛ぶため!!
途中の様々な困難や人との触れ合いを経て、
最終章となる第18回目の動画は東京都に入ったところからスタート。
そして目指す坂が目前に壁のように見えてきた。
そこから一気に加速して坂を登って・・・
視聴者の自分もこれまでの様々な自転車の旅が脳裏に浮かび、
自然と、頑張れーーー!!!と声を上げたくなるほどでした。
テレビ番組企画などでもよくあるこういう類のチャレンジ。
しかし、それらと違うところが、その時の自分の中では一つ。
それは何かというと・・・成功するわけない(笑)
いや、そりゃー空は飛べるわけないでしょう!!(笑笑)
ということで結果は見えているチャレンジなのです。
それは第1回目の時から分かっていること。
それが西野亮廣さんが
空前のクソ企画
と言った所以でしょう!!
しかし、別にそれはそれで良いのです。
そこまでの苦労を見たり、ほっこりする温かい気持ちを感じられたのだから。
エンタメですからね。
だから、きっと急な坂をやっとの思いで上りきって、
飛べなかったというオチだと思っていました。
ところが、自分の想像力が足りないのか、
西野亮廣エンタメがすごいのか、
まさかの坂の途中で、耐えきれなくなり自転車が倒れて終了。
それもその前に、山口トンボさんが、また坂の良いところ!?で
一度立ち止まらせて、自作のE.T.を前カゴに積むという・・・
完全に自分の想像の範囲を、
一つも二つも西野亮廣エンタメは越えていったのです。
この部分に、西野亮廣さんならではのエンタメを感じました。
そして、笑いました。
編集の力もあり、なんとも切なさというか、不完全燃焼感というか・・・
不思議な感覚の残るエンタメでした。
ここまで来るまでの西野亮廣さんの労力は何だったのか?
って思うほど。
そこの部分を特に引っ張ることなく、
全18回のうちの1回。
走行距離650キロメートルのうちの数十メートル。
動画時間105分中の3分。
でクライマックスは終了。
自分の考える西野亮廣エンタメって、
提示しておいて、
そこまで観た、そこまで読んだ、そこまで聴いた・・・
あとは皆様に結論はお任せします。
というところだと思っていて、それが自分にとって心地良い。
絵本にしても書籍にしても、今回の動画にしても・・・
最後には、優しく西野亮廣さんに語りかけられて、
あとは皆様にお任せします的な感じが・・・。
そして西野亮廣さんは、余韻に浸ることなく、
また次のエンタメへ・・・。