1113杯目:移動スーパーは現代の駄菓子屋さんだった!?
田舎で生活するには自動車は必須。
しかし、高齢になると自動車の運転も困難になってくる。
都会に行けば、公共交通機関が発達しているから移動手段があるけど、田舎はそうではないので自動車がないと移動が困難になる。
その状況で一番困るのが、日常生活の中での買い物が不自由になってくるということ。
街中でお店がこまめにあって、自宅から歩いていけるところにあるのなら良いけど、田舎の方はそうはいかない。
特に食べ物の買い物ができないのは困る。
そんな時に出てきたのが移動スーパー。
地元のスーパーと市町村がコラボしたり、スーパー自体がお客様サービスの一つとしてやっているところもある。
それを統括する全国組織の会社まであったりする。
日本人の高齢化や核家族化によって生まれたであろう移動スーパー、自分が子供の頃には考えられなかったこと。
いや、なくはなかったけど昔の移動販売とは目的が全く違う。
自治体がコラボしてやっていることがそれを表している。
先日見かけた光景があった。
平日の午後4時頃、音楽(テーマソング)を鳴らしながら、公園の駐車場に停車した軽自動車。
移動スーパーだった。
その車が所定の場所に駐車すると、そこに向かって駆け寄ってきたのが20人弱くらいの子供達だった。
そして子供たちは車に陳列された商品からスナック菓子やジュースとか購入して、公園のベンチに戻って食べながらお喋りをしたり、一度中断した遊びを再開したりしていた。
移動スーパーがそこで販売していた時間は20分くらいかな!?
また次の販売場所へ移動していった。
その20分の間に来たお客様は最初に駆け寄ってきた子供たちのみf^_^;)
でも、あの光景は懐かしい子供たちの姿だったなー。
そこに来る移動スーパーは1週間に一度同じ時間に来る。
それを知っている子供たちは、公園で遊びながら移動スーパーを待ち、来たらそこに駆け寄りお菓子やジュースなどを購入して食べ飲みを楽しみつつ遊びを再開する。
自分の親世代からは、子供の頃は公園に紙芝居が来て、そこでお煎餅を買って紙芝居を見た…なんて話を聞かされた。
自分が子供の頃は、各地域に駄菓子屋さんがあってそこが学校から帰ると、お店のおばちゃんが見守ってくれての社交場になっていた。
時には隣地区の駄菓子屋さんに遠征したこともあった(笑)
先日、自分が見た移動スーパーでの光景は、移動スーパーの本来の目的ではないかもしれないけど、時代が変わろうが、やっぱり子供達は昔から変わらない姿を見ることができて良い時間だったな😊
帰宅してから、全国展開の移動スーパーの会社のホームページを見たら、もちろん移動手段のない高齢者の方の近くに移動してお買い物のサポートでもあるけど、それと並んで地域の見守りということも書いてありました。
自分の見た光景は、本来の目的とは違っていたと思ったけど、そうではなかったんですねf^_^;)
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