10/10 日 京都大賞典予想
明日の天気が大きく影響しそうな一戦。阪神開幕週の馬場も加味するとどの馬が恵まれるかわかりずらいため、2パターンに分けて本命を発表。当日のレースを見て取捨選択する形に。
まずは、メンバー構成的に揉まれたくないアフリカンゴールド、アイアンバローズに逃げ馬ディアスティマ、ユニコーンライオン、キングオブドラゴンとかなり先行馬が揃っており、前半はそこそこ流れそう。特に1枠を引いたアフリカンゴールドはハナを切るしかなくなり、外のディアスティマと熾烈な逃げ争いになりそうか。ハイペースで最後は差し有利になるのではないかと予想。
しかし、ここで難しくなるのは馬場の問題。明日の朝には雨が止む予報で、午後からは晴れ。最近の馬場の乾き具合を見るとおそらく良馬場近くまで回復するだろうことが予想される。同じく良馬場で行われた土曜芝の傾向から開幕週で時計は間違いなく速いはず。ただ、かといって内がめちゃくちゃ伸びるわけでもなく、しっかりペースが流れれば外差しも効くフラットな印象。普通の良馬場であれば、先ほど考察した展開を加味すると差し勢の台頭になる。問題は馬場の回復時に見られる内渇き。当日中に馬場が回復するとき配水の関係上、芝の内側から乾いていく傾向があるのだが、これが発生するとインを通る馬がガン有利になり、ペースがある程度速くても馬場のいい経済コースを通れる逃げ馬や先行馬が残ったりすることがある。外まで等しく乾き切れば、そのような傾向はないのだが・・・。レースの時間にどれほど乾いているかはわからないので2パターンの予想を提示したい。
前のレースで外も伸びていた場合。
◎マイネルファンロン
高速時計にも対応できるタフな差し馬。前走宝塚記念レコード決着での好走を素直に評価で、イン有利馬場で外を回し続けての掲示板確保はかなり内容が濃かった。展開が向けばG1でも馬券内に来れる実力を示したと思っており、メンバーの手薄なG2では流石に力が違う。折り合いが難しい馬らしく、戦績にムラがあるが、デムーロ騎手とは手が合うようで、彼が乗るとしっかり力を出し切れている印象。人気を落としている背景に調教師の「ここは叩き」のコメントがあると思うのだが、追い切りの動きはそこまで悪いようには感じず、仮に100パーのデキではなくても展開が向き、実力も抜けているこの馬なら好走するのではないかとみている。
内ガン有利馬場だった場合。
◎アフリカンゴールド
シンプルに逃げ残ると予想。強いと感じたのは7着に敗れた大阪杯で、15番の外枠からジャックドールの外を常に回され、前も速くキツイ展開であったもののジャックドールと0.1秒差以内にまで踏みとどまった。枠が逆なら逆転していたのではないかという内容で、ハナをとれればもっとしぶといのは戦績的にも明らか。今回は最内枠を引け、行くしかなくなったことから京都記念(ラップも優秀)の逃げ切り再現を狙う。ペースはきつくなりそうだが、馬場の恩恵を受けれればそのまま速い時計でフィニッシュできると予想。
内差しが出来そうな馬も面白く、アリストテレス、レッドガランは該当。