10/16 秋華賞 予想
土曜の阪神芝は外差し馬の台頭が目立った。8rの1400戦では逃げ馬が勝ったものの、これは前半600mが35.1と1400戦にしては超スローでかなり恵まれてのもの。2.3着馬はこの展開でも外から差してきているので、開幕2週目でなぜかはわからないが、外差しがきく馬場想定で予想を組み立てる。
展開としては、ラブパイローとタガノフィナーレがハナが理想とのコメントを出しており、熾烈な逃げ争いになりそう。加えて、外のブライトオンベイスのテンは1400戦でハナをとれるほど速く、内の2頭がブライトを制してハナをとろうとするとかなりペースアップするのではないかと思われる。ミドル~ハイペースの展開と予想。さらに、このコースは直線が短いため勝ちに行く競馬をするなら早めにスパートをかけていくのが王道。特に3冠がかかるスターズオンアースは勝利のみが求められる立場で、自分から動いていく積極的な競馬をするのではないかと予想。これは鞍上ルメール騎手の心理に基づく予想でもある。
以前までのルメール騎手は阪神内回りの宝塚記念の成績がめっぽう悪かったのだが、2020年の阪神2200で行われたエリザベス女王杯でのラッキーライラックで勝利したのを皮切りに、翌年のクロノジェネシスで宝塚記念を勝ち、見事に克服したという過去がある。ラッキーライラックは大外から4角先頭に立つかというくらい積極的な仕掛けを見せ、クロノジェネシスも今までの競馬とは違い、先行させて圧勝させた。おそらくだが、ルメール騎手は阪神内回りコースにおいてはかなり積極的な競馬をすることが勝つために必要だと2020エリザベス女王杯でつかんだのだと考える。2021大阪杯でも距離不安のあったグランアレグリアを4角2番手まで押し上げる積極的な競馬を見せているし、折り合いを欠いたとはいえ2021エリザべス女王杯レイパパレでも4角先頭。例外は去年の秋華賞ファインルージュでの差し競馬なのだが、この馬は一瞬のキレが武器な馬で脚の使いどころが非常に難しい馬だった。スターズオンアースに関してはどちらかというと長くいい脚を使うタイプの馬で、すぐにエンジンがかかるタイプではないことを考えれば、ルメール騎手が阪神内回りで異様に固執する積極策が見られるのではないかと予想。スターズオンアースは1着のみが求められる立場であり、後ろでチンタラ展開待ちはせず、自分で動いて前をつぶしにかかるだろう。ルメール騎手はこの馬の力に絶対的な信頼を置いていることはコメントを見ても伝わってくる。
長くなったが、以上のことから前半後半でかなりキツイ負荷がかかる競馬が予想され、一番向くのはスターズが前をつぶし切った後に、その後ろで虎視眈々と脚を溜めていた馬たち。前半のペースも考えれば、流石に最後はスターズも苦しくなり、1列後ろの差し馬が殺到すると予想。
以上のことから
◎プレサージュリフト
プレサージュリフトは、前走外差し有利のオークスでチグハグな競馬。外枠でずっと外を回っていたのに、最後の直線で伸びない内に入ってしまうという、枠のアドバンテージを活かせない競馬をしてしまったが5着まで耐えたのは力がある証拠。ラスト200は失速していたことを考えると距離短縮は歓迎だし、桜花賞やクイーンcを見ても1600はちょっと短い印象もあり、2000がベストの可能性は秘めている(桜花賞、クイーンcでトップスピードに達したのはほぼゴール直前)。スムーズに競馬できる外枠を引いたのも良し。毎回確実に末脚を使える馬なので、展開が向きそうな今回は着内固いとみる。
推奨人気馬ナミュール
ナミュールも展開予想から浮上する差し馬。馬体が減ってぎりぎりの馬体で出ていた春とは違い、今回は休み明けで体も増え、この馬の真の実力が見れそう。この馬の強さはいろんなところで解説されていると思うので省略。
相手
ライラック
前走展開不利で差してきた実力を評価。今回は展開ぴったりだが、輸送と枠が不安。デムーロの神騎乗に賭けて紐に。
エグランタイン
ローズsの競馬が出来れば、こちらも展開的にきそう。ローズs予想でも書いたが、サリエラが怪物だと思っているのでスローの中、一緒に差してきたこの馬も評価している。
スターズオンアース
着内に残すかもしれないので紐には。
買い目
プレサージュリフト単勝
プレサ―ジュ、ナミュール2頭軸3連単マルチ相手3頭
オッズ発表前はナミュール単勝と思っていたけど、売れすぎているためこちらに