見出し画像

TRPに参加したら"自分らしさ"に近づけた。

4月23日私は東京レインボープライド2023にボランティアとして参加した。

これは、私にとって初めてLBGTQ+に関わるイベントへの参加であった。

このイベントに参加した経緯は、日本人以外の人と関わる機会でgender pronouns(ジェンダー・アイデンティティを大切にする代名詞)に触れたこと、アウティングの場に自分が居合わせたことで、LBGTQ+への関心を抱くようになったからである。

LBGTQ+についてネットを使って詳しく調べていく中で、自分の色々な考えが混ざり合って、結局のところ自分の考えは何であるのか?分からなくなっていた。


そんな時に見つけたのが、東京レインボープライドである。

これだ!これに参加してみよう!そんな気持ちで、このボランティアに応募した(即決したみたいに聞こえるが、優柔不断な私はかなりの勇気をもって募集最終日に応募している)

こんな経緯を経て、参加した東京レインボープライド。


実際参加した感想は、

行ってよかった!

これに尽きる。


私は、もともとボランティアの担当希望を販売担当にしていた(パレードなんて大きなものに自分が参加するのは気が引けると思っていた)のだが、パレード担当になった。


一瞬、まじかぁと思ったけれど、今はこれが本当に良かったと言える。


私は、パレードで参加グループの看板を持って先導する役になった。



そして、私が東京でパレードの先頭を歩いたのである。


看板を持っていた流れで気づいたら、グループの先頭を歩いていた。
私なんかがパレードにと怖気づいていたのに、、
最初は沿道の人達にどんな風に振舞えばいいのかも分からなくて、後ろの列を気にしたり、看板を持ちかえたりしていたのに、

いつのまにか、周りと同じように「Happy Pride! 」って声を出して、笑顔で手を振っていた。

たった数kmのパレードの中で自分の考えがどんどん変わっていった。

初めてこのようなイベントに参加して、
まだまだ色々な考えがあったりして、そんな簡単な問題ではないってことは分かっているつもりだけど、

あ、こんなにも理解のある人がいて支援をしてくれる人がいるんだ!って思えた。

ネット上で調べるとマイノリティに位置づけられて、本当に言葉の通りに少数派という感じがしていたけれど、実際の社会を見ていると、私が思っていたよりは寛容なんじゃないかなって気がした。
(たとえそこまで現実の細部は寛容でなかったとしても、こうした機会に私みたいにそう思える人がいたら大きな1歩だと思う。)


そして、家に帰る途中、「Happy Pride」の詳しい意味が気になって調べてみた。

Happy Prideとは、自分が自分であることに自信をもって。という意味らしい。

パレード中はなんとなく使っていた言葉だったけれど、
私にぴったりな言葉じゃん、私が今一番求めていることじゃん。って思って、なんだかすごく嬉しくなった。

思い返すと、パレード中の自分は、周りの視線なんか気にしていなくて、今その瞬間に自分が感じたことを必死に噛みしめて、「Happy Pride! 」って言っていた。


最近、ずっともやがかかっていた本当の”自分らしさ”に少し近づけたような気がした。


私を含め、全ての人へ

Happy Pride!!


2023.4.23


いいなと思ったら応援しよう!