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とある菊地真担当Pによる無印真コミュまとめ&感想&考察

0.はじめに

 皆さま初めまして。現在アイドルマスターと音ゲーを趣味として生活しているZUKA(Twitter : @ZUKAver5)と申します。
 僕はミリシタから765プロの52人の事を知り、その中で菊地真を担当しています。そんな僕ですが、前々から

「以前の菊地真はどのような子だったのだろうか?」

 というのが気になっていましたが、この度MOIW2023にて真熱が燃え上がったため、ここで一度無印コミュ全部見てやろう!ということでこのような記事を書いてみました。
 
 実はニコニコ動画には初代コミュ動画をまとめたマイリストが存在している(リンク:アイドルマスター 菊池槍)ため、それを見ながら思ったことをつらつら書いていきたいと思います。目次の(~本目)はこのマイリストに準拠します。

 コミュは全部で97本!とボリュームがすごいですが頑張って完走して、16歳菊地真はどんな子だったのかまとめていきたいと思います。
 時間がない方はタイトルが太字のものが重要度が高いと個人的に思ったのでそこだけ見て言ってもOKです。本当に時間が無かったら最後のまとめだけ見てもいいです。このコミュを読んでどういうコミュか気になった方はぜひコミュ動画も見てみてください!また、これで貴方の菊地真像の一助になれば幸いです。

それでは、よろしくお願いします!

※読み方だったり注意事項だったり

・各ランクごとに起こるイベントをまとめました。~月の仕事などアイドルランクに関わらないものはまとめて後半に置いてあります。

・今回は読みながらその時点までの情報で記事を書くスタイルとなっています。そのため、前半と後半で書いてあることが変わる可能性があります。変化も楽しみつつ、ご了承ください。

・こちらがあまり大事でないと判断したコミュは飛ばしました。

特に大事なコミュはタイトルが太字です。その中でも特に大事なのは(そこそこ/とっても大事!)と書きました。

・構成としては1~7はコミュの概要と感想、各パートの最後にはまとめがあります。8は全体を通したまとめです。9は今との比較です。10は筆者からの挨拶です。

1.ランク外~ランクF(1~15本目)

・1本目:初対面
 真との出逢い。すべてはここから始まった。
 最初は、男の子っぽいところが強めに描かれてそうな感じがします。あとは真の声が今よりも高いような?(「やーりぃ!」とか「よろしくお願いしますっ!」とか。ぜひ聞いてみてね。)
 あとこの下の顔可愛すぎません?最近だとあまり見ないような…?

この口がωのまこりん、いろんなところで見てみたい

・2本目:ミーティング(そこそこ大事!)
 アイドルになってこれからどうするかミーティングをします。
 このPいきなり真を男いじりしてて大丈夫?ってなりました。会ってすぐに割とデリケートな部分触れてて逆にすごいと思いました。

 さてここの注目ポイントは、真の「できればかわいさで勝負したい」というセリフや華やかな舞台に立つ(即ちアイドルとして成功するのは女の子の夢であるという発言と、彼女のかっこいい方面中心の売り出し方でいく点でしょうか。この時の真はかわいいに注目し理想の女の子に、しかしアイドルとしてはかっこいいの方を注目してもらう、という
 アイドル菊地真の姿はどうなっていくのか、真にとってかわいいとかっこいいそれぞれの要素はどのような意味を持ってどう変わっていくのか
 
がこれから先どうなるか気になりました。

 あと照れながら頭をかく真かわいい。

今よりも照れてる感が強いような気がする

・3本目:作曲家挨拶


どれも魅力的な朝コミュの選択肢(Q:真とPの関係は?)


 朝からいきなり3択コミュが始まります。みなさんはどう思いますか?筆者は菊地真の兄か先生になりたいです。

 それはともかくコミュとしては、かわいい衣装を着て嬉しそうな真が見れます。先述の通りかわいいを欲する彼女ならわかりますね。

 さて、ここの注目ポイントはかわいい衣装を着たにやけが止まらなかったときに言った「ボク、くやしいです……。」というセリフだと思います。確かに真はかわいいには目がないですが、それとは別に真の持つ真面目さが伺えます。
 ちなみに拳を合わせる「ダーン!」はここが初出です。

・4本目:ランクアップF
 朝コミュでPが真と会った回数を間違えた時の真のセリフに、「ボクと一緒で、結構抜けてるとこ、あるんですね。」というのがあります。つまり真の性格として「マイペースでドジっ子」なところがある、と言えそうです。今の真にしてはちょっと意外かな?って思いました。

(が、ミリシタ2023バレンタインコミュでは砂糖を間違えて多く入れてしまった、とあるようにこの性格もちゃんとありますね) 

・5本目:ロケバス
 ロケバスの渋滞に巻き込まれた話。父の話が初めて出てきました。
 あとその後のメールでインターハイに出れるほどすごい運動神経を持つことが判明。Daのポテンシャルヤバいだろ…

・7本目:ミーティング
 真がトレーニングで来てる服が、おなかが出てて恥ずかしいと告白します。菊地真のおへそをぺr[編集済]

 …失礼。やっぱり年相応の少女の恥じらいは持っていますね。ただそれに対して心を鍛えないと、と発言しているあたりアイドルとしての自覚が少し芽生えてきた、と思います。それと、Pの言う事をすぐ聞くあたり、菊地真の素直さが少し出ていたように思います。

・8本目:ライブハウス
 小さなライブハウスでライブをすることに。真がライブハウスを「汚い小屋」と言ったのは驚き。昔の真はこういう事も言うんだ……そういうことは思っても言ったらだめだぞ。
 あとここで真が虫苦手であることが判明します。

・9本目:あいさつ回り
 あいさつ回りでTV局の偉い人にいびられてしまった真。まあランクFだし仕方ないのかな……?それはそれとして真のことをいびる奴らは全員しばきたいですね。

 さて注目ポイントは男扱いする人に対して「胸、さわってみろ」と言ったことです。先ほど述べた通り、真は年相応の少女の恥じらいはある、とあることなので普通異性に胸を触らせる(しかも自分から)なんて普通するはずがありません。つまり、真にとっては恥じらいよりも男扱いされたことへの怒りが大きかったのかな、と考えられます。この、男扱いに対する嫌悪感はこれからどう変わっていくのか気になりますね。

・10本目:写真撮影
 宣伝用写真の撮影で彼女はヘアメイクがなしでした。それに対して「こんなの絶対まちがってる~!」と言う彼女。理由はわかりませんが、担当贔屓で考えると既にする必要がないからだと思いたいですね。
 その後、彼女に髪をとかすようお願いされます。真の髪をとかすついでにそのままナデナデし続けたいですね。
 
 ここでは、真がPの「かわいい」という言葉に対してすぐに機嫌を良くして下の表情を浮かべるので、真はかわいいという言葉に弱い(というかちょろい?)のかな、と思いました。

このにやけ顔かわいすぎるっ!

・11本目:CDショップ
 自分のCDを直売することになった真。そんな彼女は売るために「CDー、CDー、CDだよ~」と言います。焼き芋売ってる?
 この時点ではランクが低いため男性からはあまりウケがよくありません。ここから男性ファンがどのように増えていくかが見物です。

・12本目:前座
 ライブの前座に出る真。そのライブのメインのメンバーに告られます。彼女は既にカッコよさはめちゃくちゃありますね。いやライブ前に告白するんじゃないよ。
 なお、ここでは告白された時のセリフを言うのですが、突然の可愛いボイスでの「メチャメチャ好み~。つきあって~」には驚きました。声優さんってすげぇ。

 その後にはメールが届くのですが、以前お姫様の格好をした女子に囲まれた王子様になった際に「恥ずかしくて、長時間は耐えられなかった」と書いてありました。王子様扱いには慣れててこれぐらいなんともないのかな、と思っていたのですこし意外に感じました。

・13本目:ある日の風景1
 ジムでトレーニングをしていると、父について語り始めます。自分の娘が買った可愛い服を没収するの、結構ヤバい性格なのでは…?と思ってしまいます。そりゃあ娘からも良い思いはされないよね。
 ここで気になるのは、やりたいようにさせるにはどうすればいいか彼女が相談したときに、Pが父を説得しに行くと言うと「それは、ちょっと~……」と父へのPの説得を断ったことです。そんなに言うならしてもらった方が良くない?と思ったのでここは謎に思いました。

・14本目:買い出し(そこそこ大事!)
 中学の時に無理やりメイクされたトラウマのことを語ってくれます。と言っても男役になってそれでメイクを……ということなのでメイクが嫌だ、というよりかは、やはり王子様扱いされたことが根底にある気がします。キチンとメイクを習えばこのトラウマは払拭される……と思いたいですね。

 さてここで印象に残ったのはこの後のメール。真が家庭科での話をするのですが、この後のセリフに注目。

「ボク、トップアイドルも、夢だけど…。普通のお嫁さんとかって、女の子の夢!って感じで、それもなんかいいですよねー」

 この文から、菊地真とってアイドルとは女の子が夢見るものである、と解釈できそうです。

 が!ここで疑問が出てきます。それは、
 アイドルでなくても女の子の夢は沢山あるのに、なぜそれでもアイドルになったか?
 ということです。だって、アイドルじゃなくても女の子の夢を叶えることは可能ですよね?例えば女の子のなりたい職業上位のパティシエやメイクアップアーティストになる、例えばおしゃれな服を買う、例えば誰かと付き合ってみる。お嫁さんになることだって夢の一つとする女の子も多いでしょう。これ全部練習すれば真も出来そうじゃないですか?にもかかわらず、アイドルになったのはなぜでしょうか。これは後々のコミュを見て考えたいと思います。

・15本目:ライブ(デパート屋上)
 デパートの屋上でライブをする真。そのMCでは「ついクセで」甘い言葉が自然と出てきていたのでした。
 彼女の発言をまとめると、甘い言葉(女受けがいい)を日ごろから求められるうちに自然とそういう言葉が出てくるようになった、ということです。頼まれると拒めない真の優しさもありますが、これは菊地真がカッコいい姿を無意識で披露するほどカッコよさが染みついているのかな、と思います。
 Pに「でもそれ(かっこよく振る舞った)で今日は上手くいっただろ」、と言われると納得した様子を見せているので、これも魅力の一つとして彼女にも考えてもらいたくなりました。

・ここまでのまとめ
 ランクFは菊地真の性格やどんなアイドルになりたいか、が描かれていたように思います。まとめると、

 カッコいい王子様に慣れているが、本人はかわいくなりたいと思っており、あまり男扱いはされたくない。また、素直で真面目な性格をしており、ピュアな人物である

 と言えそうです。この前半部分がアイドル活動を通してどう変化していくかが気になりますね。

2.ランクE(17~30本目)

・17本目:ランクアップE
 菊地真が父にアイドルをやっていることを伝えてないのが発覚します。これで13本目:ある日の光景1の謎が解けましたね。いつか父に自信をもってアイドルをやっていると言えるようになってほしいです。
 にしてもごまかしとしても運送屋のバイトはなぜそれを選んだ…?ってなりましたが。

・19本目:写真撮影(写真集)
 写真集用の水着撮影をすることに。ついに真の水着姿が見れる!そんな彼女の水着姿はこちら。

かわいい(小並感)

 めっちゃ幼い感じの水着でした。かわいいね。

 さてこれだけだとなんかあれなのでこのコミュで感じたことも書きます。自分の身体を気にしている節がある点があるのも真の可愛さとしてありますが、一番思ったのは真は割とPに対して素直だな(ちょろい?)という事です。ここでは、「意外に、ふくよかだな」と言われた真が安堵したり、何かしないと、と焦る真が「普通で、いいって」と言われて納得したり、割とPの言うことに対して素直に聞き入れてくれるところがあると思いました。

・20本目:キャンペーン
 CDを売るためにグッズを付けることにしたPに対し、真は「なんか、ずるいよな~。いさぎよく、CDだけで、売りましょうよ」と言います。また、アイドルについて「見た目や言葉で認めてもらうのが、仕事」とも言うことから、真の持つ誠実さや、アイドルに対する理想が表れたコミュだと思いました(アイドルはキラキラしてて悪いことなんてしない!みたいな思いがあるのかな、と思ってます)。

・22本目:期待の新人
 マイナーな雑誌からとはいえ取材を受けることになった真。なんとなくですが、他のお仕事よりも楽しみにしている感じがありました。もしかしてですが、人となりを知ってもらう仕事(取材やラジオ等)を好む癖があるのかもしれません。
 それと、少女漫画が好きであることが明らかになります。

・23本目:ある日の風景2
 高校の後輩の女子がストーカーしてきます。しかもパーフェクトの選択肢がストーカーに対して言うPのセリフが「もう真は、君と同じ世界の住人じゃないんだ」。初見で選べるかこんなん!
 無印コミュ、今やったら話題になりすぎるくらいのことを平気でやってきてちょっと怖い…全体的に過激な内容が多いですよね。

・24本目:ミーティング(そこそこ大事!)
 真が女の子らしくなろうと色んな声を出してみます。幼めの声、お嬢様の声など…声優さんってすごいですね。

 さてここでの注目ポイントは真の「ファンがボクの中身、ちゃんと見てくれない」という発言です。ここから、
 真は自分がどういう人でどういう思いを持っているか知ってもらいたい
というのを大事にしていると解釈できます。先ほど「真は人となりを知ってもらう仕事を好む癖がありそう」と書きましたがその根底にはこの思いがあるからかもしれません。
 この考えは、現在の真を語る上でよく話題になる、かっこいいやかわいいなどの話ではない、真の本質に迫るような考えでなんだか新鮮に感じました。

 さてこれで真のアイドルとしての目標が少しわかった気がするのです。それは、
 アイドルでの姿(=素の自分の姿=真が夢見る女の子の姿)を皆に受け入れてもらうこと
 だと現時点ではこのように考えられると筆者は思います。()内については、2本目:ミーティングでのアイドルとして成功するのは女の子の夢であるという旨の発言から、皆に受け入れてもらえるほどのアイドルになった真は夢を叶えた女の子になれているだろう、という推察です。

 ですが疑問も残ります。この思いは、アイドルにならないとできないことではない、とも思うのです。だって理想の女の子ならアイドルにならずとも、メイクを勉強したり雰囲気を変えたりすれば真ならなれると思うのです。つまり、アイドルになった理由としてあげるには何か他の理由もある気がします。

 ちなみに筆者の主観ですが、菊地真は真らしい姿を見せている時が一番魅力的に見えると思いますし、僕はそれが一番好きです。

・27本目:握手会/サイン会(とっても大事!)
 タイトルの通りですがまず一言。出てくるファンの治安が悪い!「電話番号を教えてくれ」とか「手の甲にキスしてくれ」とか…女性ファンの事をなんだと思ってるんでしょうか、これを書いたライターさんは。

 さて真の話に移りましょうか。やはりこのアイドルランクではまだ男性ファンが少ないです。そのことには軽く言及はしますが、真は「期待は裏切れません」とカッコいい菊地真としてファンに接します。また、ファンに投げかけるセリフもカッコいいものが出てきます。これらから、
 真が自分のカッコいい王子様な所を受け入れて役に徹する
ということを受け入れていると思うのです。最初は男扱いされることに対して怒っていたため、アイドルとして成長を感じました。

 ん?ちょっと待ってください。矛盾に気が付きましたか?20本目:キャンペーンでアイドルとは真が夢見る女の子の要素を詰め込んだもの、と書きましたが、これに反していませんか?だってカッコいい要素ってそれに入りますかね?筆者は男性なので女の子の気持ちはわかりませんが、違うと思うのです。ということは、アイドルの捉え方を変えないといけないのです。

 カッコいい言動をする、というのは素の真の要素(意識せずとも身についてしまった、自然に出てくるもの)です。そしてこれをアイドルでの姿としてさらけ出している。つまり、彼女にとっては、

アイドルでの姿=素の自分の姿=真が夢見る女の子の姿ではなく、
アイドルでの姿=素の自分の姿+真が夢見る女の子の姿

 なのではないでしょうか。これならこれまでの言動にも合致すると思います。既に自分が持つ魅力(今のところはカッコよさ)を受け入れさらけ出しつつ、かわいさで勝負できるようになれるほどの女の子にもなり、それを皆に受け入れてもらいたい。そんな気持ちを持っている気がするのです。

 また、これより24本目:ミーティングで書いたことも修正が必要そうです。上記の内容を考えると、彼女のアイドルとしての目標は、

 素の自分の姿と真が夢見る女の子の姿の、両方の姿を備えたアイドルになり、みんなを魅了する

 と考えられそうです。

・30本目:事務所移転
 真が虫(というかゴキブリ)が苦手であることが判明します。乙女ですね。

・ここまでのまとめ
 ランクEでは菊地真とアイドルの関係性に少し踏み込んだ部分が描かれたと思います。特に、アイドル活動の目標としては、

 かわいくなるだけではなく、素の自分と真が夢見る女の子の両方の姿を見せることでみんなを魅了する

 という思いが真のなかであるのかな、と思いました。ただ確証はまだないため、これから変わるのか、はたまたこれがやっぱり正しいのかは先のコミュを読んで確かめたいと思います。

3.ランクD(31~44本目)

・31本目:ランクアップD(とっても大事!)
 

今もしかして無敵状態?

 いきなり光り輝く真の姿があって笑いました。しかもPなにも言わないし…これが普通なんですかね?
 さてコミュの内容ですが、初めて男の人からのファンレターが届くのです!

この表情、今の真でも見れたりしないかな…口が可愛い

 今までになかったことで喜ぶ真。そこから父の話になった後、再びファンレターの話に。ここから注目ポイントが2つ出てきます。一つは、彼女のセリフ。

「ボクあてのファンレター、全部男の子からになったら、いいな~」

 もう一つは、これに対するPの「女の子のファンだって、大切にしないと」と言われた時の彼女のセリフ。

「男の子にも、女の子にも、憧れられる存在。欲ばって、めざしちゃいます!」

 
この2つのセリフから、

 真の男の子から手紙が沢山来るほどのかわいい存在になりたい気持ちは変わらず、でも自分のカッコよさも武器の一つとして認めアイドル活動を頑張っていこうとしている

 
ということが分かります。やはり特筆すべきは9本目:あいさつ回りで書いた「男扱いに対する嫌悪感」が無くなってきている、ということでしょう。アイドル活動を通じて真の考え方が変わってきているのを感じます。

・34本目:エステ
 エステにやってきた真。エステのことを人体改造される場所って思ってた、とあるあたり本当に可愛いことに対して触れてこなかったんですね…
 ここでは真がエステに言ってきてどうだったかをPに尋ねるのですが、Pが、別人に見えるほど美人になったという旨のお世辞を伝えると、彼女は照れながらもその言葉をとっても喜んでいました。真がちょろすぎて悪い男に引っかからないか心配です。

・35本目:ライブ鑑賞
 このコミュでは、学校でとても美人な子が女の子から嫌われている、という話を真がします。その子は話すと普通の子なのに近寄りがたい雰囲気がある、そして自分はそういうタイプにはなりたくない、と話します。

 …一見真本人にはあんまり関係なさそうな話ですよね。でも、彼女と真には、見た目のせいで周りにどういう人かわかってもらえない(かった)、という共通点があるように思うのです。確かに彼女は別にそんなこと思ってないかもしれませんが、真は彼女に対して「見た目がすごすぎて、大ゾンしてる感じです」と言っています。見た目がとても良いのに損をする理由としては上述の通りです。
 これは、24本目:ミーティングで書いた、真は自分がどういう人でどういう思いを持っているか知ってもらいたい、という内容と一致します。やはり、真は人の中身を大事にしたい!という思いが強いように思えますね。

 ちなみにこの後のメールでは「Pにどこまでもついていく覚悟でーすっ!」とプロポーズと間違えかねないことを言ってきます。もしかしたら、ちょろいのはP相手だけかもしれないですね。

・37本目:一日署長
 一日署長の挨拶を真がするのですが、Pはきりっとした感じを望むのに対し、真は出だしぐらいは好きにやりたい、と言います。それに対しPがきりっとやれと言うと、彼女は「ちぇ~、つまんないのー」とはいうものの、しっかり仕事をこなします(この言い方かわいい)。

ふてくされ気味のこの表情、少し新鮮


 アイドルランクが上がるにつれ、真がかっこいいを求められることに対してどんどん受け入れてきている、と感じました。先ほどのセリフも、かわいくできないことに対しては嘆いていましたが、かっこいいことをすることには文句を言っていませんね。
 これは、31本目:ランクアップDで書いた、自分のかっこよさも武器の一つとして認めアイドル活動を頑張っていこうとしている、という彼女の気持ちが反映されてると思います。

 ちなみに、真に好きにやらせるとキツイかわいさ全開の挨拶をします。興味のある方は是非。ちなみに筆者は聞いててなんだか恥ずかしかったです。

・39本目:雑誌取材(とっても大事!)
 雑誌の取材を受けた真。さてここはこれまでも出てきましたが、菊地真はどういう人なのかを大事にする子である、という面が今までより強く描かれていると思います。

 雑談を途中で切り上げられたことに対しての「ホントは、ボクに興味なんて、ないのかな」という発言。
 昔のことを思い出して「あの頃は、形だけのつきあいなんて、なかったのに」というセリフ。
 全員と本音のつきあいをするのか、というPに対して「ボクは、カンタンに割り切りたくないんです」と言ったこと。
 形だけの付き合いがでてくるのが社会だ、というPへの「そんなのに、染まりたくないです」という気持ち。
 おまけには、Pにとってボクはただの駒なのか、と半ば疑心暗鬼状態に陥るほどです。

 たった1コミュなのにここまで相手の人となりをあまり気にしない形だけのコミュニケーションや、素の自分をしっかり見てもらえないことを嫌がり、互いに深い関係を求めることが伝わってきます。真のアイドル像に素の自分の姿を含めるのも、根本にはこの思いがあるからなのでしょう。

 そう考えると、菊地真がアイドルになった理由が少しわかった気がします。だって、自分のことを見てもらうのにアイドルってうってつけじゃないですか?たくさんの人に認知してもらえるし、素の自分の姿をいい!と言ってくれる人もいる。おまけに憧れるかわいい姿になることだってできる。だからこそ菊地真という少女は、理想の女の子の姿の中からアイドルを選んだのかな、と現時点では考えています。

・40本目:ある日の風景3
 真とある公園に訪れます。どうやらそこにはかつてダンスの練習をしていた人たちがいて、それを見た彼女は、何かに打ち込む姿が良いと思いアイドルになった、という話が描かれています。その際彼女は「女の子としてのかわいさと、あの真剣さ。その両方が、どうしても欲しくて……」と語ります。
 注目したいのは、真剣さが欲しくてアイドルになった、ということでしょう。これはいままであまり出てきてないワードなだけに、注目度が高いです。

 ただし注意点としては、これはアイドルになった理由としてであっては適切ですが、なぜアイドルを選んだのかの理由としては不十分な気がします。高い運動神経を持つならスポーツを頑張りつつおしゃれを学ぶのだってできるし、モデルさんなんかもこれを満たせますよね。そもそも性格も素直で真面目だからわざわざ手に入れる、というほど真剣さが足りないわけでもないと思うのです。反論覚悟で言いますが、これはあくまでも菊地真がアイドルになった理由の一つだと思うのです。

・42本目:ある日の風景4
 菊地真の父がレーサーであることが判明します。父の事をあまり好いてない言動が多いですが、なんやかんやで父を気にするあたり根本から嫌ってるわけではなさそうです。ちなみに全然儲からないそうで、家計は母が支えているとのこと。

・43本目:ラジオゲスト出演
 ラジオ番組に対して真は「好き勝手なコトしゃべって、それで仕事になるなら、ラクで、楽しいですよね?」と発言します。無印コミュはこちらがひやひやする発言を真がするので、新鮮です。でもフォロー大変だからやめてください。

・44本目:テーマパーク(そこそこ大事!)
 ここでライブをした真はPと少し散歩することに。ヒーローショーの話題になった際に、彼女は役について「やっぱり憧れるんですよね。カッコいいヒーローに助けられる、普通の女の子の役……」と発言します。

 さて皆さん、14本目:買い出しでのメール、覚えてますか?真は「普通のお嫁さんとかって、女の子の夢!って感じで、それもなんかいいですよねー。」と言ってます。彼女の中では、普通の女の子でさえも、真が夢見る女の子の姿の一つなのです。そしていま彼女は、普通とは程遠いアイドル生活を送っている。後々は、どこかの現実のアイドルグループのように、「普通の女の子に戻りたい」と言って引退をするのかな、という未来を少し考えさせられるものです。

 …さて、これを読んでる皆さんは、普通の女の子の姿、と言われてどんな姿を思い浮かべますか?筆者は男性なので、今から書くことが違う!と思ったらまとめまで飛ばしてOKです。

 僕は、何か特別なステータスはないものの、大半のステータス(特に、顔、性格、人付き合いの良さ)が平均値かそれ以上であるようないい子をイメージしました。というか、アイマスにはそんな女の子いましたね。天海春香です。菊地真が筆者や世間一般と同じ感覚を持っているかはわかりませんがもしかしたら、

 アイドルという肩書を外した菊地真は、天海春香のような普通の女の子の姿になりたくて、第二の夢見る女の子の姿を求める人生を歩む

 かもしれません。

・ここまでのまとめ
 ランクDでは菊地真のアイドルの成長と、何を大事にしているかがよく描かれていたと思います。前者は、自分のかっこよさも魅力の一つとして受け入れてアイドル活動に生かしている、という成長が見られます。後者は真は人の中身を大事にし、自分の事をもっとしっかり見てもらいたいと思っている、ということがうかがえます。
 どちらにも共通するのは、素の自分の姿をさらけ出し、いろんな人に見てもらって認められたい!という気持ちがあるのではないか、ということです。この部分は無印真を語る上では結構大事な部分になりそうです。
 図にするとこのようなイメージです。

ここまでのまとめ

4.ランクC(46~62本目)

・46本目:ランクアップC
 とうとう真父にアイドルをやっていることがバレます。とはいえここまでのアイドルランクになると自信が出てきたのか、父に対して「ああ、そうだよ。ビックリした?」と返したりします。こういう少し挑発的な言い方、個人的には新鮮な感じがしました。

 さて注目ポイントは、かわいさとアイドルの関係です。先ほどDランクまとめでも書いた通り、今のところ彼女のアイドル像にはかわいくなること、が含まれていると筆者は考えていますが…次のセリフ一覧を見てください。

 Pの「アイドルとしての地位が、女の子らしさとイコールかは、微妙だよな」

 バッドコミュでのアイドルとしてトップに立つことと、女の子らしくあることについての「ふたつが食い違うことって、あるのかな」
 ノーマルコミュでの「成功か、かわいさかって言われたら、どっちを取れば……」
 パーフェクトコミュでのあるがままの真を認めさせよう、というPに対しての「デビューした頃、見てた夢とはちがうけど」

 これらのセリフから、Pは真のプロデュースについて、かわいい面をあまり押し出さないと考えていることが推察されます。しかしこれは、31本目:ランクアップDの真の「男の子にも、女の子にも、憧れられる存在。欲ばって、めざしちゃいます!」という発言と矛盾しているように思うのです。この発言に従うなら、アイドルの成功とはカッコよさだけではない、理想とする女の子の姿も含めて皆に認められることだ、と考えられるはずです。

 それに対して真はPの言うことを受け入れはしつつも、どこかでかわいくなる気持ちは諦めきれてないと思います。これから彼女のプロデュースはどうなっていくのか、少し不安な気持ちになりました。

・48本目:アルバム発表
 アルバムの発表会見の場所をボーッとしながら地図を見ていたため勘違いしてしまった真。その後じゃあ会見に行こうか、という所で道が分からない問題が発生。すると真は「ボク、ちゃんと地図で見たし!」と右だと言います。
 ちなみにここで真に従って右に行くとバッドです。真の少し強情な面が見えたコミュでした。

・51本目:ミーティング
 売り出し中の若手の男性タレントにお茶しないかと真が誘われます。しかも、ちゃんと女の子として見てくれていた模様。今まで男性の方から女性として何かに誘われる、というイベントは少なかったので、真がアイドル活動で見せる素の自分の姿がしっかりと広まってきていていることがうかがえます。

・52本目:CM撮影(とっても大事!)
 カップ焼きそばのCMに起用された真。いきなり、「見た目の男っぽさを、買われたのかな」とカッコいいところを自分で(いじり的な感じで)言うという、今まではあまり考えられない言動をします。
 さて注目したいのは、この後に言うセリフ。

「最近、人からどう見られるかって、前ほど、気にならなくなったんですよね。本当のボクの事は、Pが、わかってくれればいいやって」

 これは今までの真のアイドル像の考えを変えないといけなくなりました。このセリフは27本目:握手会/サイン会で書いた、真のアイドル像について「素の自分の姿と真が夢見る女の子の姿の、両方の姿をアイドルの姿とし、みんなを魅了する」と明らかに内容が反してます。素の自分の部分が明確に変化していますね。

 ランクCになった真は、自身がどういうアイドルになるかが大きく変わったと思うのです。今の彼女のアイドル像は、自分の気持ちとアイドルの姿を切り離し、みんなが求めている姿を実現させるものである、そんなものではないでしょうか。無意識で甘い言動をし女の子にキャーキャー言われるカッコいい姿について、今までは素の自分でありつつアイドルの姿でもある、と捉えていましたが、今はみんなが喜んでくれるならそれでいい、とアイドルの姿に自分の気持ちを入れなくなった、と思います。素の自分の要素から、カッコいい部分を明確に切り離したように思います。

 また、そう思えるようになったのはプロデューサーという真の気持ちをしっかり分かってくれる人がいるからです。アイドルになってプロデューサーのような人に出会え、自分の本当の気持ちを分かってくれる人がいることで、皆が喜んでくれる姿を受け入れ進んで振る舞うことができるようになった。これが、菊地真がアイドルになって変わった点だと思います。

 ここで気になった事としては、夢見る女の子は自分の気持ちとしてとどめるのか、それともアイドルの姿として見せるのか、ということです。いかんせん情報が少ないのでこれは後々考えます。

 ちなみにここだけで書くのに数時間使いました。しかもコミュの解釈が十分できたとも思いません。それぐらい、このコミュの解釈は難しかったです。
 さて、あなたは、このコミュで真の何が変わったと思いますか?

・53本目:雑誌取材
 「芸能界の貴公子たち・その素顔」というテーマでのインタビューを受けることになった真。彼女は、新時代の女性の理想像に迫りたいということなら応えなきゃと思う、と言い受け入れてます。
 さて注目したいのは、彼女のこんなセリフ。

「ボク、ただやりたいこと、やってるだけですよ?」
「えらいことしてるわけでもないのに、みんなに持ち上げられて」

「応援してくれる人に、それだけのモノ、返せてるのかなって」

 直前のコミュの内容と合わせると、どう振る舞えばたくさんのファンを魅了するアイドルになれるか、というファンに対する向き合い方をより強く意識し、またアイドルとしての使命や責任をより感じているようになった、と思います。彼女の持つ真面目さから、アイドルとしての自覚が更に育っていってますね。

・54本目:ある日の風景5(そこそこ大事!)
 真が空手の道場に通っていて、初段(黒帯)を持っていることが判明します。Pに一発拳を入れただけで病院まで行く事態に発展したんですけど…?ちなみに最後は真のどこを攻めるか決めるのですがパーフェクトコミュになるためには、お胸を選ぶ必要があります。大セクハラ。

 
さてこのコミュ、一番大事なのはこの後のメール。そこには、

「ボクと一緒にいてくれる人は、プロデューサー以外にはあり得ない」

 とあるのです。52本目:CM撮影の時にうすうす思っていたことなのですが、真のPに対する依存心が強くなってきているような気がするのです。
 皆が喜んでくれる姿を受け入れ進んで振る舞うことができるようになったのは、自分の本当の気持ちを分かってくれるプロデューサーがいるからこそ。自分の良き理解者を見つけたことでアイドルとしての自覚やファンへの向き合い方をより真剣に考えることができるようになったのはいいことですが、同時にそれはプロデューサーという存在の重要性も高めます。もしもプロデューサーが急にいなくなったら、真はいったいどうなってしまうのでしょうか。

・55本目:TVリハーサル
 派手にダンスをしていたらセットに穴を開けてしまった真。彼女のお茶目というか……なんというか……そんな面が見えるようなお話です。

 加えて、メールの文面もすごいです。

「ちょっとプロデューサーの顔みないでいると、ボクは、すぐ会いたくなっちゃいます」

 うーん、ギャルゲー。なんだか最近Pへの好意を隠さなくなってきたように思います。確かにPは真の良き理解者ではありますが、はた目から見ると少し不安が出てきます。行き過ぎる愛は危険だぞ…?

・57本目:ビデオ撮影
 曲のPV的な映像を撮ることになった真。映像に関して、「再生のしすぎは、よくないか。あんまり見ると、すり減っちゃうし」とおそらくVHSの話をしています。あまり最近の機械には詳しくないんでしょうか。

 気になったのは、何十年か後にビデオを誰と見返すんだろう、という話になったときの彼女のセリフ。

「何十年か後って言ったら、普通、結婚してませんか?」

 なんだか少し前の、女性は結婚して家庭を持つのが普通、みたいな昔の考え方が出てるような気がします。もしそのような考え方が普通であった場合、44本目:テーマパークで書いた普通の女の子でさえも、真が夢見る女の子の姿の一つ、という内容にあてはまりますね。
 なのでもし、今のように結婚しない人も全然いる現代に真がいたらなんて考えるか気になります。

・58本目:ライブ(武道館)
 ついに武道館でライブ!まず、Cランクの時点で既に武道館ライブできるんですね…。これAランクになったら世界ツアーとかできるんじゃない?
 さて、武道館のステージに立つということで、さすがの真もとっても緊張して、怖いと言っています。いつげなく弱気な彼女の姿は声も普段あまり聞けない感じで新鮮です。興味があればぜひ。

・59本目:TVゲスト出演
 歌番組に出演することになった真。感想用に超ハードなダンスを披露しようとします。そのダンスは練習でもあまり成功率が高くなく、Pはやめようとしますが、それでも彼女は折れません(ちなみに真の言うことを聞くとバッドコミュになってしまいます)。
 彼女のすこし強気な部分が表れたコミュだと思います。

・61本目:ある日の風景6
 敬介という男の子と真が久々に再会します。2人は幼馴染なのですが、最近は少し溝ができてしまった様子。その原因は仲がいい様子をクラスメートに冷やかされたから。
 そしてその後、真はこんなことを言います。

「あの時がはじめて、自分を『女の子なんだ』って、強く意識した時かも」

 その後のメールではこんな文面も。

「友情が消えちゃった気がするから、寂しいんだ。あの頃は、男とか女とか関係なく、冗談言ったり、遊んだりしてたから」

 さて、このコミュについて考えてみましょう。まず、クラスメートが冷やかす理由はなんでしょうか?ものすっごく単純ですが、2人が異性同士であったからなのではないか、と思います。他にも真のセリフに男女の単語が出てくることから、これは男女の性差の話にまつわるものだと思います。

 では、それに対する真の考えはどうなんでしょうか。文面より、真は性別を意識しないつながりを求めているのかな、と思います。なんとなく異性同士だとどうしても意識してしまうことはあるけれど、それでもやはり性別に囚われない関りを持ちたいと考えていそうです。これは39本目:取材雑誌での菊地真はどういう人なのかを大事にする子である、と通じるところがあると思います。

 ここから一つ、少し大胆な考察をします。それは、菊地真はいままで恋をしたことがないのでは?という説です。現在の彼女は相手が異性の時に異性であることを意識していない節があるように思います。ですが皆さん、好きになったり意識してる相手と話したりするときに、なんか緊張したり上手く話せなくなったりした経験はありませんか?ということは、今まで彼女はそういった経験がない、すなわち冒頭の説が導き出されます。
 事実は不明ですが、個人的考察として残しておきます。

・62本目:ライブ(大型ステージ)
 前座を担当するアイドルのことを激励しようとする真。彼女のやさしさが垣間見えます。また、何を差し入れようか聞かれた際にPが「甘い言葉とか?」と返すと、すぐそういう事を、と言いながらも割とすぐに受け入れています。やはり、皆が喜んでくれるカッコいい姿を見せることへの意識の向上が見受けられますね。

・ここまでのまとめ
 ランクCでは菊地真のアイドルへの向き合い方や見せ方に大きな変化があったと思います。それは、自分の気持ちとアイドルの姿を切り離し、みんなが求めている姿を実現させるものである、ということです。これからわかる彼女の意識の変化について考えてみましょう。
 カッコいい姿を見せることについて、受け入れる→ファンを喜ばせるためすすんで見せる、という風に意識が変わってきたと思います。またこれは、Pという自分の気持ちを分かってくれる人がいる、という安心感が生まれたからこそこのように変わったのだと思います。これを図にすると下のような感じです。

ここまでのまとめ

 というように、真は無事アイドルとしての自分と一人の少女としての自分を分けることができ、立派なアイドル像を確立できるようになりましたとさ。ちゃんちゃん。

 ……って終わらませません。筆者はこれに危うさを感じています。それは、真のPへの依存心が膨らんできている、という点です。かつての彼女はファンに素の自分を受け入れてもらいたかったですよね。ですがいまはそれがPになっている。大きな違いは、ファンに求めるなら受け入れられなくなるファンが数人減ったところでそこまで影響はないが、Pの場合はもし何らかの要因で真から離れたり、Pがやっぱ分からないとなった場合他に分かってもらえる人がいないのです。真がこのように進んでいく以上、理解者が少ない以上その人たちを失うと自分の気持ちを分かってくれなくなる人がいなくなり、アイドル活動にも大いに影響するでしょう。
 まとめると、かわいくなりたい気持ちの理解者をP相手に限定したため、結果的に理解者のPへの依存心が高まっているのです。

 果たして皆さんはこの変化は良いものだと思いますか?それとも悪いものだと思いますか?正解はありません。ぜひ考えてみてください。
 ちなみに著者個人の意見は、この変化は素直にいい変化だねとは言えないなぁ、という気持ちです。彼女にはかわいくなりたい姿も受け入れられるんだ、というのはあきらめてほしくないからです。

5.ランクB~ランクA(64~74,78本目)

・64本目:ランクアップB(とっても大事!)
 24時間番組のメインパーソナリティーの候補になるぐらいまで成長してきました。すごいね。それを祝ってダーンをしようというタッチコミュが始まるのですが、ここで胸をタッチするとびっくりはするものの、「こんな時だし、なにされてもOKーなんて」と割と危ない発言をします。いやダメだよ?

 ここでは、彼女の大事な発言がいくつか出てきます。まずは、候補になってスーパーアイドルになったことを実感した後のセリフ。

「キャピキャピの女の子になるっていう、もうひとつの目標は果たせなかったです……」

 これより、52本目:CM撮影で書いた、夢見る女の子は自分の気持ちとしてとどめるのか、それともアイドルの姿として見せるのかという疑問の答えが出ましたね。答えは前者です。この発言で、彼女は当初目標にしていたアイドルとしての理想の女の子なることは諦めた、と考えられます。

 ここで筆者は最初疑問が生まれました。31本目:ランクアップDでの
「男の子にも、女の子にも、憧れられる存在。欲ばって、めざしちゃいます!」が達成できないのでは?と思ったのです。男の子のファンはどうやって増やしていくのだろうかここで疑問が生まれました。その答えは、このコミュで語られます。

 次に大事なセリフはこちら。先ほどのセリフの後のやり取りで出てくるものです。

「男っぽいとか、女っぽいとかより、大事なこと沢山あるし……これからは、こだわりすぎないで、もっと自由にやっていこうと思います!」

 更に、Pとの会話にも注目。

真「ボクはボクのままで、いいってこと?」
P「まあ、そういうことだ。あまりつくらずに、元々のよさを生かしていこう」

 そう、彼女は自分らしく振る舞うことで色んな人を魅了することにしたのです。ここで注意なのは、そこにはかわいくなりたいという気持ちはなくて、あるのはありのままの彼女(例えば素直なところや人とのつながりを大事にするところや真面目な所など)だ、ということです。
 実はここの点、ここまでの考察で抜けていたところなんです。筆者はは素の真の姿を既に持っているカッコいい姿と憧れの姿の2つに分けてましたが、それだけでは不十分でした。それがありのままの彼女の姿なのです。
 先ほどの図を修正すると下のようになります。

 今の彼女のアイドルの姿とは、かつては嫌だったがファンが喜んでくれると分かって自身の魅力の一つになったカッコいい姿と、ありのままの彼女が見せる姿の両方が備わっている、他の誰にも代えがたい存在である、と思うのです。

・65本目:ミーティング
 真の担任の先生と話すため彼女と一緒に学校に行きます。ここで初めて女子高通いであることが判明します。ちなみにPは把握してませんでした。そういうのって調べません?
 さてこのコミュなのですが先に言います。真とPがイチャイチャするコミュです。注目したいセリフをあげていきます。

 女子高通いだと知らなかったPに対して「ボクのことは、全部知っておいてほしいな」
 ナンパの話になった際の「いつでもナンパされちゃいますけど」
 ナンパのシミュレーションでPが結婚しよう、言った時の「えっ!?は、はい……」「ボク、すごいドキッ!って。新鮮な体験でした」(しかもこれがパーフェクトコミュ)

 皆さん今おそらくこう思ってるはずです。イチャイチャしすぎてる、と。確かにPは真の気持ちを理解してくれる数少ない人物だし、その人の事を意識するのはわかります。ですがこれはさすがにイチャイチャしすぎですね。
 加えると、Pがお茶でも飲まない?と言うと彼女はお茶は仕事の合間にいつも飲んでるし、喫茶店もくさるほど言っている、と語ります。これナンパより全然仲いいじゃん。
 Pと真の関係性の深さがわかるコミュでした。

・66本目:CM撮影
 高級時計のCM撮影での話。先ほどありのままの真で素直なところをあげましたね。実際その通りで、CM撮影中なのに「ボク、こんな時計、将来も、絶対に買う気……!」と言っちゃいます。ちょっと素直すぎるかな~彼女(最大限のオブラート)。
 さてこのコミュでもイチャイチャし始めます。セリフをあげてみましょう。

 時計に関する話で「今のボクに時計はいらないですね。プロデューサーが、その役目してくれてるから
 Pが頼ると離れられなくなるぞ、と言うと「ボク、全然、離れる気ないしっ!」
 Pと離れるかもしれないことに対して「だ、ダメですからね。いなくなるなんて、絶対に!」
 おはようコールをしようか?と言うPに「その~、朝、できれば迎えにきてほしいかなーなんて」

 
はい、いかがですか?もはや恋人に思えてきますね。これからもこんな感じでイチャイチャするのでしょうか。

 ちなみにどうでもいいですが、「毎日毎日、ぐるぐるぐる……。って」の真の喋り方がとってもかわいいです。ぜひ一度聞いてみてください。

・67本目:TV出演(そこそこ大事!)
 スタイリッシュな女性を招くトーク番組に出演することになった真。そんな仕事に対して彼女は、

(スタイリッシュに対して)ボクには、あまり似合わない気が」
「別にオシャレもしてないし、まわりが、持ち上げてくれてるだけですから」

 と発言します。実は53本目:雑誌取材でも、「えらいことしてるわけでもないのに、皆に持ち上げられて」「応援してくれる人に、それだけのモノ、返せてるのかなって」とこれに近い発言をしています。
 これらのセリフから、
 アイドルランクが上がり、ファンが増えていく現状に対してしっかり振る舞えてるか不安に感じているように思います。また、これはファンを喜ばせるというアイドルの使命を真が真剣に考えている、ということでもあると思います。彼女なりの真面目さが出ているように感じました。

 さて注目したいセリフは他にもあります。それがこちら。

「ボク、思うんです。カッコよくなろうとしないことが、カッコよさの第1歩なんだって。これ、じつは、かわいさも同じで……。あはは、苦しい思いしてきて、やっと気づきました!」

 ここまでの彼女のアイドル生活の末に導き出された結論のようなセリフですね。このセリフの解釈は人によって違うと思いますが、皆さんはどのように考えますか?以下、筆者の解釈を述べたいと思います。

 筆者は、アイドルを経験した上での意識の変化がこのセリフに表れていると思います。
 カッコいいについては、周りに求められてカッコよく振る舞わないといけないと思うのではなく、ファンを喜ばせる気持ちが大事でカッコよさはそれに付随してくる、という変化。
 かわいいについては、変に何かを意識して言動を変えるのではなく、飾らない自分の姿には一人の少女としてのかわいさがあるのだからそれでいい、という変化。
 これこそが、彼女がアイドルになったことで変わったところではないでしょうか。

・68本目:ビデオ撮影
 まーたイチャイチャします。イチャイチャしすぎてみてる途中なんだこいつって声がつい出ちゃうぐらいです。
 コミュとしては公園での日常の風景の撮影をする話です。膝枕の話から真が「ボクのどこに頭のっけて、寝っころがりたいですか?」と聞かれた際に、Pが胸を指すと彼女は少し困惑しながらも「い、いいですけど……」と受け入れます。
 ランクBになってからこういう付き合ってる?みたいなコミュが増えてきてますね。週刊誌にパパラッチされたらどうするつもりなんでしょうか。

・69本目:表彰式
 ベスト美少年アワードにぶっちぎりの1位で表彰される真。しかも男性アイドルもいるのに。ランクBアイドルすごい。
 注目ポイントは、選ばれたことに対してのセリフ。

「ファンの見方は、別にいいですけど……個人的な見られ方は、そうはいきませんね」

 散々語りつくしましたが、今の真はアイドルとして他人に見せる面とそうでない面をとても意識しています。それが表れていますね。
 さてそんな彼女から、「プロデューサーにとって、ボクは美少年、美少女、どーっちだ?」と聞かれます。皆さんだったらどれを選びますか?

 筆者はこれを見た時に「どっちでもない」一択だと思いました。64本目:ランクアップBにて「男っぽいとか、女っぽいとかより、大事なこと沢山あるし」って彼女自身も発言してますしね。今や彼女にとって男っぽい女っぽいなんて話はどうでもよくて、他の誰にも代えられない彼女という存在が大事だと思います。
 そしてそれを選ぶと真は「すごくうれしい」と言うのですがその時の表情がこちら。

照れすぎ

 うん、照れすぎてかわいすぎますね。どれぐらいかわいいかと言うと、周りの人間が殺気立つほどです。これを上手くPとしのぐと、Pに「ほれ……じゃなくて、尊敬してもいいですか?」と言います。そこまで言ったなら隠さなくていいんじゃないんですかね。

・70本目:ある日の風景7
 まーたいちゃつきます。何回イチャイチャしたら気が済むの。
 人の目を見ただけで相手の考えてることがわかるか、という話。真の母は父相手ならわかるそうです。
 という話なので彼女がPの目を見ようと近づいてきます。実際はかなり近いはずで、想像しただけでドキドキしますね。このときの「ん~。ん~~~。ん~~~~~~」がとってもかわいいのでぜひ聞いてみてね。

 さーてここからの彼女はすごいです。まず、
「こうして見ると、プロデューサーの顔、カッコいい……」
 といきなり告白まがいのことをしてきます。しかもその後、
「このままだと、なんか、くちびる、吸い寄せられそう。と、止めて……!」
 と言います。キス一歩手前。そしてそれをPが指で止めると、
「こういうのは、雰囲気でしちゃ、いけないですよね。へへっ」
 というデートしてた?みたいなセリフを残します。おまけにその後のメールでは
「プロデューサーって、彼女いるんですか?」
「やっぱりプロデューサーの顔を見ると、ホッとするので」

 という文言もあります。
 
 みなさん、これでもまだ付き合ってないって信じられます?これ絶対恋してるよね?ここまでいちゃつくとは思ってなかったので驚きです。

・71本目:ライブ(大型ライブ)
 5万人入る野球ドーム(〇で伏せますがおそらくM〇IW2023の会場のドーム)のチケットが即完売になるレベルまで来ました。えぐすぎ。「今日は真が4番だ!」とPが言うと「前座が3組も前に歌うんですか?」とアホの子要素も出てきます。
 そんな大きいライブだからコミュは真剣な話だろ…って思ってたらそんなことなかったです。
 Pが「夢をかなえられたのは2人の間に深い愛情があったからだよ」というと真は驚き、69本目:表彰式のような照れを見せます。その後Pが愛は師弟愛みたいなものだよ、と言うと彼女は
「あ、なんだ、そっちか……。ま、まあ、いいや。これから先は、まだわからないし……
 と発言します。愛情と言うと恋人同士の関係がイメージされる、と考えるとこのセリフは将来的に彼女はPと…?ということになります。結構すごいセリフだな?

 ちなみにこの後タッチコミュがあるのですが、お胸を触ったときのPのセリフが
「機嫌よさそうだから、今なら、許してもらえるかと思って」
「ドームは大きいけど、真のはそれほどでもないな」
 と大セクハラ野郎です。本当にこいつと付き合っていいのか?

・72本目:TVリハーサル
 リハーサルの最中に真は最近身につけた連続バク転を披露します。しかし本番では披露はしないと言います。じゃあなぜそんなことしたかというと、彼女曰く

「きたえた技で、スタッフを楽しませるのも、大事な仕事ですよね」

 だからです。
 筆者はここで彼女の成長を感じました。まずは彼女のセリフ。裏方でファンかどうかわからないスタッフさんのことまで考えるようになりました。アイドルとしてファンだけでなく、もっと多くの人まで楽しませようとしている、という成長が感じられます。
 もう一つは、最近身につけた技は本番で披露しなかったことです。59本目:TVゲスト出演では、あまり慣れていないダンス技を本番でやってしまおうとしていましたが、今はファンが多いからこそ失敗する姿は見せられない、という彼女なりの責任感を感じます。

 他にもこのコミュでは注目したいセリフがあります。アイドルランクも上がり、いろいろなことができるようになったと振り返った際の彼女のセリフ。

「けど、なんか退屈なんだよな~。デビューした頃みたく、へこむコトもなくなってきたし……」
「すこし安定しちゃってさびしい、って思っただけです」

 退屈、とかさびしい、というのはいままであまり出てきたことがないのでこのセリフは少し驚きました。それだけ、彼女の苦労していたアイドル人生が楽しかったのではないでしょうか。

 ちなみにパーフェクトコミュの最後は真のかわいい「だーめ」が聞けますので興味があれば聞いてみてね。

・73本目:主題歌レコーディング(そこそこ大事!)
 ドラマの主題歌のレコーディングに大人気女優がくることに。
 基本はなんてないことないコミュなのですが、個人的に大事なセリフが出てきます。それは、緊張する真にPが「一流の芸能人なんだぞ?」と言った時の彼女の返答。

「でも、そんなのは、まわりの見方で、ボクは、いつまでもボクだし」

 これに加えて、53本目:雑誌取材での「えらいことしてるわけでもないのに、皆に持ち上げられて」や、67本目:TV出演での「別にオシャレもしてないし、まわりが、持ち上げてくれてるだけですから」と合わせると、真は周りから(過剰に)持ち上げられることをあまり好んでないように思うのです。

 さて、もう少し踏み込んで考えてみましょう。初めの頃の彼女は、周りからかっこよく思われるのを好んでいませんでしたよね。それが今は持ち上げられる(つまりは有名人だと扱われる)ことを好んでいない。更にこれまでの、素の自分を誰かに分かってもらいたい、という気持ちを彼女は持っている。
 つまり、真は自分が単一の言葉で表され、周りの人から彼女自身のことをよく見てもらえなくなることを好まず、また自分がその言葉通りに振る舞おうとしないといけないと考えてしまい、それに対する不安の気持ちもあるのではないでしょうか。これらは本当の自分を分かってもらいたい気持ちと、彼女の持つ真面目に起因するものだと思います。

 ちなみに、ノーマルコミュの「どうしてくれるんです~!」がめっちゃかわいいのでよかったら聞いてみてね。

・74本目:雑誌取材
 婦人誌の表紙の写真撮影。雑誌の一言コーナーに男性ファンに向けてありがとう、と書こうとするあたり彼女の優しさが見えます。
 さて注目したい彼女のセリフはこれ。

「多少元気でも、ボクの顔立ちなら、クールな写真に仕上がると思うんだよな……」

 これから、彼女のカッコいいに対する自信がうかがえます。このアイドルランクになると、カッコいい面にはかなり自信が持てていますね。

・78本目:ランクアップA
 デレ成分が少なくなってきたので注入します。嬉しいことがあると声が高くなる真かわいいね。
 さてコミュは世界を代表する演出家のミュージカルに出る話。真もそんなすごい存在になったのね…。
 さてこのコミュ、真とPがデレデレしすぎです。以下、このコミュだけで出てきたセリフです。

 トップアイドルになれ、アイドルになって良かった、と語った後「それから、そのっ……絶対無敵、カンペキ最強のプロデューサーと、会えて!」(そこから彼女なりの褒めが続く
 俺も真に会えてよかった、と話すPに「へへっ、幸せ者同士、もっと、なかよくしましょうね!ずっと、ずーっと!」
 Pとの会話をしているうちに「このまま、時間、止まっちゃえばいいな」
 からの、「最近、仕事してる時間と同じくらいに。い、いえ、それ以上に……プロデューサーと話してる時間の方が、幸せだったりして」
 Pがこれに対して「困ったやつだな」と返すと「困るって言われても、困るんですよね……。だって、実際、そうなんですから……」「でも、もうちょっとぐらい、話してても、いいですよね!?」(しかもこれでノーマルコミュ
 Pが「……ばか」と返すと「へへっ、へへへへっ、最っ高!生まれてきて、ホントによかったなーっ!」
 その後のメールでは、「プロデューサーに、なにかあったら、ボクが困りますから…」

 やっとまとめ終わりました。いいですか皆さん。これ、たった1コミュだけですよ?甘すぎますね。もう恋人同士の会話としか思えません。せっかくなので発言まとめメーカーで画像をつくりました。ぜひ使ってみてください(何に?)。

これぜーんぶ78本目だけの発言

・ここまでのまとめ
 アイドルランクもB、そしてAまでに上がりトップアイドルになった真。ここでは、アイドルになったことによる変化が描かれていたと思います。最初は嫌だったカッコよく振る舞う姿と、本来のありのまま姿を合わせることで、唯一無二のアイドルに彼女はなったと思います。
 それに伴って、増えていくプレッシャーを感じつつも、それでもアイドルになったことを彼女はとても喜んでいる、そんな風に思います。
 
 また、彼女はかわいくなりたい気持ちを受け止めてくれたPに対して、恋心を抱き始めます。アイドル活動をPと続けていくうちに、自分の数少ない理解者であるPにそのような気持ちを抱くのはある意味当然ともいえます。実際、恋人同士みたいなコミュが一気に増えました。

 そんな中で迎えるのは、ラストライブ。どうしても訪れてしまう、別れの刻。彼女のアイドル活動は、そしてPとの関係はどうなるのでしょうか。

 ……とその前に、まだ見てないものがありましたのでそっちから見ましょうか。

6.その他:~の仕事系、休日コミュ

 まず、~月の仕事系はアイドルランクに左右されず起こるのでコミュとして真のいつあたりで起こったのかが分かりません。そのため、解釈が難しくなるところになります。ここでは、1つ1つについてアイドルランクがいつのときか分かりそうなら書きますが、分からない場合は筆者に都合よく考えますのでご了承ください。
(少しだけ~本目の順番が入れ替わりますが気にしないでください)

・16本目:2月の仕事
 2月といったら筆者には無縁のバレンタイン!真はこの仕事では王子様を演じましたが、Pが「王子様そのものだったぞ」と言うと、「あ、嬉しいんですけど、ちょっと微妙かも……」と嬉しくも素直には喜べない感じなので、ランクとしてはDあたりなのかなと思います。

 さてこのコミュでは、彼女の優しい性格がうかがえます。膨大な量のチョコが届いたことに対してどうしようか考える時に、彼女は
「でも、ファンの気持ちを踏みにじりたくないし……」
 と言ったり、Pが一部は捨てるしかない、と言うと彼女は
「ええっ、そんな!みんなの気持ちを、捨てちゃうんですか!?」
 と返したりと、せっかく貰ったチョコを大事にしたい彼女の優しいところが見えてくる、そんな話でした。

 ……って終わろうとしたのですが、バレンタインにしてはPと真のイチャイチャが足りませんね?大丈夫です、ちゃんとあります。
 Pがチョコをどれぐらい貰ったか尋ねる真。見栄を張ってたくさんもらった、と言ったときの彼女がこちら。

そんな悲しい顔しないで…

 この表情で「じゃあ、これは必要ないのかな……」って言われた日には一生のトラウマになります。みなさん、正直に生きましょう。
 正直にチョコを一つも貰ってないというと、照れながら「大事にしてくださいね」とチョコを渡してくれます。一生の宝物ですね。

・29本目:3月の仕事
 3月は卒業シーズンということで卒業をテーマにしたライブを行います。真の卒業式ではかっこよすぎて女の子が泣いたり、家の前で待ち伏せされたりで、Pの方も思い出がなかったりでお互いに悲しい。というか真の周りの女の子ヤバい子ちょいちょい出てきますよね。23本目:ある日の風景2ではストーカーする人もいたし。そりゃあ嫌になりますわ。

 終盤ではそれを踏まえてテーマを考えます。それが次の3択。

 ここでは『涙』を選ぶと悲しい曲多めのライブになり、雰囲気が暗くなってバッドなのですが、彼女の歌声ならそういう曲中心のライブをやってみても面白そうだな、と思いました。

・33本目:5月の仕事
 スイーツ屋で他のアイドルよりお客さんを集める、という仕事をすることに。こういうお店に誰と来るのが良い?と尋ねる真にひとりもいいぞ、と言うと彼女は「でも、ボクは、やっぱり友達と来たいかな」と返します。ここまで、菊地真はどういう人なのかを大事にする子であるということは述べてきましたが、これより彼女は人と関わったり話したりするのが好きなのではないか、と思いました。

 ちなみにその後のメールではホラー映画を見たらとても怖かった、ということが書いてあります。怖いものは苦手なようです。

・45本目:6月の仕事
 6月といえばジューンブライド!ということで真にもその仕事が来ます、ただし男役で。だけれど女役で出ると思っている彼女は浮かれ気味。Pは先に伝えとけよ。そしてそのことを伝えられた彼女は最初はがっかりした様子を見せますが、仕事前には切り替えて「全力でやる」と言っていたので、アイドルランクはC以上だと思います。
 
 ちなみにPが最後に「つぎこそ、花嫁役を……」と言う選択肢があるのですが、その後ミリオンライブでは本当にウェディングドレスを着てます。良かったね!

美しいが過ぎる

・49本目:7月の仕事
 7月と言えば花火大会!ということで花火大会のレポーターの仕事をすることになった真。ここで大きい音が苦手であることが判明します。33本目:5月の仕事でもホラー映画が苦手、とあったので真は結構怖がりさんなのかな?と思いました。
 そして彼女の怖がる様子ですが、かわいいです。個人的おススメは、「どうにかなっちゃいますよ!」です。聞いてみてね!

・50本目:夏の仕事
 仕事とは書いてますが、実際は仕事の合間のオフタイムの話です。オフの時に2人でビーチリゾートに行きます。注目ポイントは彼女の水着。19本目:写真撮影(写真集)と同じでかわいらしいな~と思っていたのですが、あることに気づきました。

おへそが結構見える

 実はこの水着、おへそが見えるんです。なのでただかわいいだけじゃなかった、というどうでもいい報告でした。

・63本目:8月の仕事
 8月と言えばプール!ということでアイドルだらけの水泳大会に出ることになった真。水着は上のもので、Pに感想を尋ねた際にPが「まるでプールサイドに舞い降りた天使のようだ」と言うとガチ照れします。かわいいね。

 さて彼女は騎馬戦に出るのですが、彼女が本気を出したらまず勝てるレベルで、本気を出すか手加減するかで悩みます。その中間はできないのかPが聞くと、「そんな器用なこと、できませんよ……」と返します。思えば彼女、仕事の際にはやるには全力でやる、というスタンスを取っていることが多いですね。そこから、真は器用でない(適度に力を抜くのが難しい)ではないのかな、と思いました。思えば筆者は彼女には器用なイメージがないのでそうかもしれませんね。

・75本目:9月の仕事
 ゲーム会社のイベントに呼ばれ、格ゲーを紹介することになった真。父がダメと言うのでゲーム機は持ってないことが判明します。やっぱり彼女の父って厳しい感じなんですかね?
 個人的にびっくりしたのは、彼女がゲームが好きである、ということと格ゲーが上手いということです。どれぐらいかというと、対戦相手を次々と撃破できるぐらいです。他のゲームも上手いのか気になりますね。

・76本目:秋の仕事1
 秋の夕暮れをイメージしたアトリウムに2人で来ます。周りにはカップルが多い中、Pが「恋人同士に見えるかな?」と聞くと真は「だといいですね!」と返し、そこからデートの話になります。彼女は誰かと付き合う、ということは考えていないそう。まあアイドルだからね。
 さて注目ポイントは、Pが「ひとまず誰かと付き合ってみたら?」と聞いた際の彼女のセリフ。

「そういう軽いノリ、どうなんだろうなあ。ボク、結構真剣に、考えてたんだけどな……」
「いい加減な気持ちじゃ、行動できないですよ。軽はずみな気がして」

 これらから、やはり彼女は深い人付き合いを求めているように思うのです。39本目:雑誌取材で書いた素の自分をしっかり見てもらえないことを嫌がるのもこれから来ている気がします。また、彼女なりの誠実さも表れていると思います。これらのセリフは、彼女の性格がよく出ている気がするのでした。

 ちなみにPが「ひとまず俺と付き合おうか?」と言うと真はあたふたした様子を見せたり、冗談だとPが言うととショックを受けたり、カップルらしく歩くことになりデートぽくなった際の彼女の見せる笑顔など、かわいい要素も満載です。

世界一良い笑顔

・79本目:10月の仕事
 芸能人の大運動会に参加する真。MVPは1曲歌えるとあって熱が入ります。さてこのコミュでは、彼女の真面目で誠実な性格がとてもよく出ています。この大会ではライバルがいることがわかりどうしようかPに相談するのですが、Pが審判を買収しようと提案すると
「ズルをする、って事ですか!?ボク、そんなの絶対にイヤですよ!」
 と返したり、相手の弱点を探ろうと提案すると
「それはなんだか、卑怯じゃないですか?」
 と相手や褒美がどうであろうと真剣勝負を望んでいて、汚いことはしたくないという彼女の気持ちがうかがえますね。そんな彼女の性格がわかるコミュでした。

・80本目:秋の仕事2
 悪天候の中、真は出かけたい用事があるらしく急いで用事を済ませることに。その用事とは、着せ替え人形の限定でかわいい衣装を買うためでした。少女漫画が好きだったりと、彼女の女の子らしい好物がまた一つ明らかになりました。

・81本目:11月の仕事
 11月といえば学園祭!ということで大学の学園祭のライブに出ることになった真。周りの雰囲気に圧倒された彼女は大学進学を考えますが、勉強とアイドルの両立に悩みます。あまり器用ではない彼女らしい悩みですね。
 さてこのコミュでは、彼女の口から勉強が苦手である、ということが語られます。確かにそういうイメージは無かったわけではないですが、自分でこういう事を言うのは初なので地味に貴重な発言な気がします。

・82本目:12月の仕事
 12月といえばクリスマス!ということでクリスマスコンサートをした真。サンタの話だったりプレゼントの話だったりとりとめのない会話が続きますが、このコミュでは彼女の照れ姿や笑顔が見れるかわいい詰めとなってます。興味あれば見てみてね。

頬を赤らめる真はとてもよいとされています

・83本目:冬の仕事
 コミュ自体はウィンターリゾートにやってきて転んでも大丈夫なようにお尻から転ぼう、ということでお尻にタッチしてパーフェクトコミュ、というだけの内容ですが、注目したいのはその後のメールです。そこには、

かわいさって、ムリして出してくものでもないかなって。だんだん、そういう思い込みから開放されてきたっていうか……。これも、プロデューサーのおかげかな、って

 とあります。 67本目:TV撮影での「ボク、思うんです。カッコよくなろうとしないことが、カッコよさの第1歩なんだって。これ、じつは、かわいさも同じで……」とも重なりますね。筆者は、彼女の自然とあふれ出るかわいさが一番かわいいし真らしいと思うのでこの発言には納得しかないですし、それに彼女が気づいたことがとても嬉しいです。

・90本目:1月の仕事
 1月は新年!ということで偉い人へあいさつ回りをします。どういう挨拶をしようか悩む真にPがアドバイスをするのですが、Pが媚びを売ろう、と提案し彼女はそうするのですが、その時の彼女のセリフが「いいカツラしてますね!」はさすがにヤバイ。彼女、かわいいセリフとかダンスとかも含めて無理をするととたんに結構ヤバくなりますよね。いや人間みんなそうか。無理はしちゃだめだね。
 
 また、ここではPが結構いいことを言います。それが次のセリフ。

「無理して背伸びしても、それは真じゃない」

 これはプロデューサーの言う通りですね。筆者も、彼女が持つ等身大の魅力を大事にしたいです(背伸びする彼女がダメ、というわけではないですが)。

・85本目:休日1
 オフのPがCDショップにいると、女の子の友達と腕を組んで歩いている真の姿を目にします。彼女はPを見かけたので話しかけ、そこからPをお茶に誘うのですが、この間友達の顔がどんどん険しくなり、睨みもかなり鋭いものになります。なんで真の周りの女友達ヤバイ人が多いんですかね。筆者は男性なのですが、女子って友達だと腕組んで歩くの普通なんですかね。

 それに気づいたPはお茶を体調不良で断りますが、彼女はいろいろ心配してくれます。そういう優しいところも、彼女の魅力の一つだと思います。

・86本目:休日BT
 格闘技の祭典の前夜祭に観客として行く真。そこでは800戦無敗のチャンピオンの腹筋を一般人がパンチするイベントがあり、見事彼女はパンチする権利が与えられます。そしてパンチ!まあさすがにたかが一アイドルのパンチ程度、チャンピオンなら…と思ったら担架で運ばれる事態に。菊地真のポテンシャルが恐ろしすぎる…。皆さん絶対真にパンチされないよう気を付けてね。死ぬよ。

・87本目:休日2
 オフでPが外出していると真と遭遇、すると彼女と一緒に逃げることになります。聞くと、ナンパから女の子を助けたらその女の子にナンパされてるそう。思うんですけど、男の人でも一目惚れで食事に誘われる人ってかなり少ないと思うんですよ。彼女の女の子をすぐ惚れさせる魅力はすごいですね…勿論容姿だけでなく、言動もカッコいいからなんですけど。

・88本目:休日3
 真と遊園地に行って、いろんなアトラクションを楽しみます。これただのデートでは?彼女、俗にいう絶叫系は特に苦手ではなさそうです。
 さてこのままデートして終わりかなーとか思ってたら彼女からこんなことを言われます。

「ボク、その、女の子みたいに扱ってくれて、嬉しかったです」

 しかもその時の表情がこちら。

頬が明らかに赤いっ!

 そう考えると、これまでの2つの休日コミュは周りが彼女を男の子として扱っているのに対し、今回のコミュはPが彼女を女の子として扱っている、という対比がなされていますね。これはまさに、菊地真のアイドルとしての姿とPに見せる姿と重なりますね。それだけ彼女におけるPの存在が大きくなっているように思います。

・89本目:休日4
 真が出た映画を2人で見に行きます。最初は恥ずかしがっていた彼女でしたが、見終わってPが彼女の演技を褒めると自信がついた模様。その時に彼女は「ボク、単純かな……」と呟くのですが、筆者は彼女は素直だと思っているので割と納得できます。でも素直と単純はちょっと違うかな…細かいニュアンスが難しいです。

・90本目:休日5
 真から海にいる、とのメールを貰ったPが海に行くと真と会います。このコミュは彼女のPへのデレがとてもよく表れています。

 海の景色について「誰かに見せたいなって思って……一番最初に浮かんだのが、プロデューサーだったんですよ」
 メールを送って本当に来てくれたことに対して「嬉しくなっちゃいました」
 そろそろ帰るときに「また、ふたりでこうして、海を眺めに来たいですね」

 うん、デレてます。やっぱり付き合ってる?って思わせるぐらいの会話でした。

・ここまでのまとめ
 さて、このパートのコミュ、全体的にアイドルの仕事とはほとんど関係していないことに疑問を持ちませんでしたか?ここでまとめたコミュは基本的に彼女の素の姿が多かったですね。ですがそれはこれまでのコミュも同じ。このパートの特徴は、彼女が自然に持つかわいい部分を描くコミュが多い、ということです。83本目:冬の仕事でも彼女が言っていましたが、
「かわいさって、ムリして出してくものでもないかなって
とあるように、彼女の素の部分のかわいさがよく表れていたと思いますし、そんな彼女の部分を大事にしたいと思います。

 願わくば、その部分を上手くアイドル活動と絡めることができたのであれば、彼女のアイドル姿の中にかわいくなる、という要素も入れることができたのかな、と思ってしまいます。そこら辺の話は最後にまとめたいと思います。

7.ラストライブ,ED(92~97本目)

 現在のアイマスのゲームは終わりがありませんが、初代は終わりがあります。それがラストライブです。これをもってそのアイドルとのプロデュースは終了し、別れを迎えます。これが今との大きな違いです。さて、最後に彼女は、Pは、何を思い何を伝えるのでしょうか。

・92本目:ラストライブ決定
  真に活動休止することを伝えます。彼女もとても残念そうな表情を浮かべます。活動休止する理由について、Pは

「おそらく、今のままでいても、これ以上の成功は、望めないと思うんだ。ある種の限界を感じているの、俺だけか?……関係が、ぬるくなってきているっていうか

 と語り、真の方も

「実は、ボクも最近、甘えすぎかなーって、思ってたんですよね」

 と納得したような(?)感じになります。ちなみにですが、引退、というわけではなくPのそばを離れるだけで、アイドル活動をどうするかはまた別の話です。
 それでもショックを隠せない真にラストライブを行うことを伝え、それに向けてレッスンをするのですが、気乗りしない真。この後の彼女のセリフが、印象に残ります。

「ああああ、ダメだダメだダメだ。もっと、前向きにならないと!はぁ……」

 このセリフを言う彼女が、焦っていて、何かを恐れているような、そんな感じで喋っていて、いままであまり見たことない感じになっています。あわただしさが感じられて、こちらも異質な雰囲気を感じ不安になりました。
 
 さて、注目したいのはPの「関係が、ぬるくなってきているっていうか」というセリフです。これ、Pは本当にそうだと思ってるんですかね。今までのコミュを見てきて、筆者は関係性がぬるくなってるとは思えませんし、なんならアイドルとしての姿をよく考えるようになった分その逆だとすら思います。本当の理由はファンがもう増えなそうだから、とか、次のアイドルの可能性を探し出すため、ではないのかな、と思います。

・93本目:開演1時間前(とっても大事!)
 ライブ直前で外に出ていく真。いや社長出ていくのを止めてよ。そして彼女とPの2人きりになります。これまでのアイドル人生を振り返り、真がこう尋ねます。

「……ボクにとって、アイドルやることの意味って、いったい、なんだったのかなって」

 また、アイドルについては、

「はじめは、ただの憧れでした。でも、途中から、それ以外にも、いろいろ出てきて……今は、もうゴチャ混ぜです。夢とか、意地とか、成り行きとか」

 と語ります。それに対して3択が出るのですが、パーフェクトコミュになるPの返答は

「行動で、なにかを変えることだ」

 です。まさにそうですね。アイドルを経験して、真は変わりました。彼女自身の考えについても、アイドルとしての姿も、自分のかわいくなりたい気持ちの在り方も、Pに対する気持ちも。そのまとめは、最後に行います。

※ここで注意点です。EDはラストライブの会場と成否で決まる(ライブ会場はアイドルランクによって変わる)そうなのですが、動画では一番会場の大きいドームのみを取り扱います(アイドルランクB以上)。本当は全部把握したかったのですが、ご了承ください。
(参考記事:アイドルマスター お別れコンサート

・94本目:ドーム失敗ED
 ランクB以上の大人気アイドルになりながらもラストライブは失敗。ファンからブーイングが出るって厳しい…。彼女が受けたショックもとっても大きく、発言がとっても重たいです。これまでの明るくて純粋でこちらを笑顔にさせてくれるような彼女の以下のセリフは必聴です。

「すべては、終わりました。はは、あははは……」
「はあーあ。はあ……」
「思い切って、やめちゃいましょうか!……アイドル!」
「しんどい思いするのなんて、もうやめやめ!あー、スッキリした。あははははっ!」
「でも、もう今日みたいな思いは、ゴメンなんですボク。ううう……」
「プロデューサー……でもぉ……くぅ!」

 特に終盤のセリフは泣きそうな感じで発しているため、普段聞くことがなくとても新鮮です。
 と、アイドルを辞めることすら考える真ですがPの説得によって最終的には「明日から、気持ちを入れ替えて、がんばります!」とアイドルを続ける決断をします。また、「今日まで、ありがとうございました」とPに感謝を述べ、「いつかまたプロデュースお願いします!ボク、待ってますからーっ!」とまたいつかPと会えることを願い、お別れをします。

 その後送られる最後のメールの文面では、アイドル活動が楽しかったこと、Pに会えて幸せだったこと、そして別れを伝えるのですが、とくに注目したいのはこちらの文。

「また、街のどこかであったら声をかけてください。誰かと歩いていても、気にしないで、ボクの名前を呼んでください!ボク…、ずっとその日を待ってますから…」

 この言葉、筆者は違和感を感じました。筆者が思うに、もしどこかで会ったら、真の方から声をかけるイメージがあるのです。でもこれはPの方から声をかけてくれるのを待っています。わざわざこんなことを書いたのはなぜでしょうか、筆者の個人的な考察を記します。

 思うに、ライブを失敗したことで真は自分の気持ちよりもアイドルとしての面をより強く考えるようになったと思います。ランクB以上のコミュで見られる恋人同士のような言葉が全くないことからもそう考えられます。一人のアイドルと一人のP、という関係になった2人におけるPにとって、冷たい言い方をすると、ラストライブすら上手くできないアイドルなんて失敗作で、輝いてるなんてとても言えません。そんなアイドルから声をかけられてもお互い気まずくなるだけです。しかし、「いつかまたプロデュースお願いします!」とある通り、彼女はPとまた会えることを願っています。いつかまた、ここまでのプロデュースのような関係に戻りたいと思っているのです。
 
 まとめると、自分から声をかけれないのは、ライブを失敗した真はアイドルを輝かせるPに対して負い目を感じているから。Pに声をかけてほしいのは、相手から声をかけられることがが負い目を払拭できる証であり、それほどアイドルとして成功して気まずさを感じることなくまたPと関わっていきたい、という彼女なりのアイドルとしてのプライドと、Pと再び関わることの願いが込められた、そんな文章だと思います。

・95本目:ドーム成功ED
 ラストライブも無事成功させた真。興奮冷めやらぬまま、会場を飛び出します。Pが追いついて2人きりになり、ドームの歓声を聞いた真はアイドルを続けることを伝え、Pも真のプロデュースを続けると約束します(この後社長にも認めてもらえます)。そしてこのコミュ、Pに対する恋心が全開です。さあ皆さん、以下の真の発言にキュンキュンしまくってください。

 会場の外に追いついたPに対し「こうやって、会場を飛び出せば、プロデューサー、心配して、ついてきてくれるかなって
 かっこいい部分で魅了することを頑張る、と決意を表明した後に「ただ、王子様の役を続けるのには、条件があって。…(中略)…これまで、そういう役、演じても、つらくなかったのは、その、……ボクの女の子の部分、ちゃんと認めてくれる人が、そばにいたからです
 「これからも、ボクだけのプロデューサーで、いてください!他の人に……目なんて、向けないでください
 どういう風に面倒をみてほしいか尋ねるPに対し「かわいがってってことです!
 デートに連れていくことをしてほしいのか尋ねるPに対し「ちがわないですけど、そ、その……照れるんです」「プロデューサーには、たっぷり女の子扱いしてもらいますからねっ
 最後には、「もう絶対に離しませんから。やっと見つけた……ボクの、ボクだけの王子様!」

 
いかがだったでしょうか。ひたすらに甘いですね。ドーム成功ではPに対する気持ちがあふれ出ています。ドーム失敗では一人のアイドルとそれを支えるプロデューサーとしての会話でしたが、ドーム成功では一人の少女と一人の男としての会話になってますね。彼女は、ファンをカッコいい姿で魅了するアイドルとして輝けたからこそ、かわいくありたいという自分の本心をPにさらすことができたのです。この住み分けがライブを通して完全に仕上がったと思います。実際、アイドルについて喋ってるのはわずかですよね。こうして菊地真は、アイドルとしても大成功、一人の少女としても王子様を見つけられて幸せな人生を歩みましたとさ。愛は独占欲と依存欲をはらみ、自分の本当の気持ちをさらけ出せる人は一人になってしまいましたが、彼女にとってはそれが、幸せなのです。

 …本当に?
 皆さんは、このEDについてどう思いますか?

・ここまでのまとめ
 ついに真のプロデュースはここで一区切りがつきます。大事な内容は2つ。

 1つ目は、真のアイドル活動では何が大事だったのか、という確認があらためてなされたことです。それは、93本目:開演一時間前にある通り、行動でなにかを変えることです。個人的にこれをより深く解釈すると、「行動」とは彼女のアイドルになってからの様々な活動、「なにか」とは彼女自身の考え方や他人への接し方を指していると思いました。より詳しくは、この後のまとめで述べます。

 2つ目は、ラストライブを成功させたかどうかでPに恋愛感情をさらけ出すかが異なっていることです。彼女はアイドルランクが上がるにつれ、アイドルとしての自覚がだんだんと芽生えてきました。それとともに、理解者であるPへの恋心も大きくなっていきます。真は、アイドルとしてファンを喜ばせる使命を達成するからこそ、Pに恋心をさらけだすようになるのではないのでしょうか。彼女とPはあくまでアイドルとそれを支える者の関係。まずはその関係を第一に考え、アイドルとして輝けない以上はより深い関係になることを彼女は拒んだのではないのでしょうか。それは、彼女のアイドルに対するプライドから来ていると思います。ラストライブを見て、筆者は彼女がアイドルというのを本当に大事に、真剣に考えているのだな、と思いました。

8.全体のまとめ

 ここからは全97本の菊地真コミュを通して、全体をまとめていきます。

・そもそも16歳菊地真ってどんな子なの?

 筆者は、明るくて、正直で、素直で、優しくて、ちょっと不器用な、そんなとっても純粋でいい子だという印象を受けました。ただ、正直すぎて言っちゃマズいことも言っちゃったりする節もあるんですけどね…
 そしてその優しさゆえに、周りからかっこよく振る舞うことを断れず、次第にそのような言動を自然とできるようになってしまいました。家でもかわいいに触れる機会を減らされてしまっているため、自分のかわいくなりたいという本当の気持ちが、周りの環境によってさらけ出せない状態にいたのではないか、と思います。

 あとは、人に興味がある子だと個人的に思いました。彼女は他人と深いコミュニケーションをとることを望んでいます。と同時に、自分の事もよく知ってほしい、とも思っているはずです。しかし周りには分かってくれる人はいなかった。そんな境遇の中、彼女は過ごしたのだと思います。

・なんで彼女はアイドルになったの?

 かわいくなりたいから、真剣さがほしいから、という理由も十分合ってますが、それはアイドルでなくても達成できます。つまり、アイドルでないといけない理由があるはずです。ここでは筆者個人が大事だと思う理由を2つ述べます。

 1つめは、アイドルは女の子が誰しも夢見るものであるから、という理由です。幼いころに芸能人になりたい、という夢を持ったと人は多いと思います。そしてその夢は、年齢を重ねていくごとにそれを諦める人が増えます。しかし彼女は諦めなかった。その差はなんでしょうか。筆者は、いわゆる普通の女の子として過ごすことができたか、だと思います。
皆さんは普通の女の子、と言われてどういう姿を思い浮かべますか?学校に通い、色んな友達と楽しくしゃべり、部活動にも励み、休日にはたまに遊びに行ったりする、そしてその時の自分は自然体で過ごしているし、アイドルほど派手ではないけれどちょっとおしゃれしたり化粧を始めてみたり、もしかしたら彼氏ができたり。そんな普通の日常って、確かに刺激はないけど、居心地はとっても良くてそれだけで満足出来ちゃいますよね。アイドルを目指す人が年齢を重ねるごとに減るのは、大変そうなアイドルを無理に目指さなくてもいいぐらいの気楽な環境が多くの人に用意されていくから、だと思うのです。
 しかし彼女は違います。彼女は普通に振る舞う事すらできないほどの環境に居ました。彼女にとっては、アイドルも普通の女の子も、夢見る姿です。
 普通の女の子として過ごす、という夢を叶えられなかった真は、他の夢であるアイドルを志望したと思うのです。
 
 2つめは、アイドルなら自分の姿を多くの人に見てもらえると思ったから、という理由です。先述の通り、彼女はかわいくなりたいという気持ちもひっくるめた、本当の自分や気持ちをさらけ出すことができませんでした。そんな環境を変えるために色々考えた結果、心の中でしまっておいた気持ちをさらけ出すことができ、たくさんの人に認知してもらえ、素の自分の姿をいい!と言ってくれるファンの人がいるアイドルというものに行きついたと思います。勿論アイドルになっても売り出し方次第ではそんな上手くいかないことはありますが、それでもその可能性をアイドルに見出したからこそ、彼女はアイドルになったと思うのです。
 よく彼女はかわいくなりたくてアイドルになった、と言われている印象がありますが、かわいくなりたい、という気持ちも含めて、アイドルを通じて彼女はこれまで抑圧されていた自分の気持ちや姿をいろんな人に表現したかったのではないのでしょうか。

・アイドルとしての真はどうなっていったの?

 彼女のプロデュース方針は、一貫してこれまでの人生で身についたカッコいい部分と、飾らない自分の姿をファンの人に見せて魅了する方針でした。これはすなわち、彼女のかわいくなりたい、という要望はアイドル活動には反映されなかったことを意味します。どうしてそうなったのかは様々な理由があると思いますが、現実的に考えてカッコいい面を強調する方が売れるから、かわいい面を見せたところで上手くいくかはわからないから、というアイドルとして成功することを考えた結果なのではないのかな、と思います。
 
 それに対して真はどう考えていったのでしょうか。先述のアイドルになった理由を考えると、彼女はアイドルになってかわいくなりたいという気持ちはありましたし、ランクDではかわいい存在になりたい、と発言しています。しかし、ランクCになるとそれが変わります。そう、彼女はかわいくなりたい気持ちをアイドルとして見せる姿と切り離したのです。そしてこれは、ファンに喜んでもらう、というアイドルとしての使命を真が徐々に実感し、それを果たそうとしている、ということも意味します。彼女は、アイドルとして振る舞う間は自分の気持ちを隠し、皆が見たい姿を見せて魅了することを決めたのです。

 そしてこのようにふるまえた理由は、Pという理解者がいるからです。彼女は自分の気持ちを、最初はアイドル活動を通じて皆に認めてもらいたかったはずです。ですが、ファンは彼女のカッコいい振る舞いを求めている人が多いこと、様々な会話を通じて彼女の気持ちをPが分かってくれたこと、これらが重なり、理解者を見つけた真はその存在で安心感を感じることができ、だからこそ周りの人には自分の気持ちをさらけ出さなくてもいいや、と考えるようになったのです。そしてその安心感は、やがて恋心に、独占欲に、愛に変わっていくのでした。

・真はアイドルを通じて何が変わったの?
 
 彼女はアイドル活動を通じて、沢山変わりました。コミュでも全体を通してみると、彼女の変化がよく描かれています。以下、個人的に思う特に大きな変化を扱っていきます。

 まずは、真の気持ちを理解してくれる人と出会い、他人からの見られ方を気にしなくなったことです。いままで彼女は自分の事を本当に分かってくれる人がおらず、アイドルになったのも先述の通り自分の気持ちを表現したかったからだと思います。しかし、彼女はPと出会い、アイドルでの姿と自分の気持ちを切り離すことができ、ファンに見せる姿とPに見せる姿を分けるようになったのです。これによって、今まで他人から求められる姿と自分の気持ちのギャップに悩むことが無くなったのです。

 それに伴う、カッコよく振る舞う自分の姿に対する気持ちの変化も大きいでしょう。最初、彼女は男扱いされることを嫌がっていました。理由としては、やはり彼女の気持ちとは違うからでしょう。しかし、アイドルとして活躍していった結果、カッコいい姿をファンに喜んでもらえる嬉しさを実感すると共に、カッコいい部分も自身の魅力であると気づくことができたのです。

 更には、真の自然な姿が一番彼女らしいかわいさである、と自分自身で気づくことができたのもあげられます。一口にかわいい、と言っても様々な種類がありますが、彼女のイメージしてたかわいいとは、少女漫画に出てくるキャラや着せ替え人形が持つようなキラキラしたイメージが強いものではなかったのではないのでしょうか。しかし彼女にとってそれは無理をしないとできないものであり、しかも頑張っている彼女はかわいいかもしれないが、別に無理をしてる言動がかわいいかと言われればそうではないと個人的に思います。しかしPと出会ったことで彼女のかわいいに対する考え方が大きく広がったのです。そして真は無垢さや純粋さや明るさから自然と出てくる、彼女にしか出せない無理のないかわいさを発見することができたのです。

 まとめると、真の気持ちを分かってくれる人ができたことで、彼女が持つカッコいい部分もかわいい部分も彼女の性格も全部まとめて彼女らしく振る舞うことが自分の一番の魅力であると気づいた、というのがこのプロデュースで一番大事大きな変化だと筆者は思いました。

・無印真のプロデュースは、本当に良かったの?

 ここまで基本的に真がアイドルになったことによるプラスの面を扱ってきましたが、最後にマイナスの面も考えていきたいと思います。

 彼女のプロデュース方針は、最後まで彼女のかわいくなりたい気持ちを反映されませんでした。そして、彼女はそのことに対して少し思い残している節があります。心から満足しているか、と言われるとそうではないと思うのです。思えば、彼女の仕事はカッコいいものが大半でしたよね。どうしてそうなったか、理由は2つのいずれかと考えられます。

 1つ目は、真のかわいい部分を推しだしてはみたもののファンに十分に伝わらなかったから、です。この場合は、これからもその部分も頑張っていこう!で終わります。
 2つ目は、Pが真のかわいい部分はあまり推さなかったからです。この場合、その方が売れるとPが判断したから、であればいいのですが、Pが彼女のかわいさを分かっていながらアイドル活動では見せないようにした可能性があるのです。でもこれおかしいですよね?Pの役目はアイドルを輝かせること。彼女のかわいさは大きな魅力でアピールしない手はないはず。それなのに彼女にはそれを見せないようにした。なぜでしょうか?
 これは大胆な個人の解釈なのですが、真がPに対する独占欲を抱いたように、Pもまた真に独占欲を抱いたかもしれないと思っています。ラストライブで分かるように、最終的に彼女はPに対して独占欲をあらわにしました。つまり2人の間にはそれだけ深い関係性が芽生えていたのです。その逆が起こりうる可能性があります。もし、真のもつ自然な可愛さにいち早く気づいたPが、自分以外にその姿を見せないでほしくないと考えたとしたら?Pも一人の人間なのでそのような欲が出てしまうかもしれません。

 読者のあなたは、なぜ彼女のかわいさはあまり広まらなかったと思いますか?正解はないので、ぜひ自分なりの解釈を持ってみてください。

 また先ほどの話に通じるところもありますが、彼女の気持ちの理解者がPに限定されているのも大きな問題です。もしも、Pが彼女の事を分からなくなってしまったら?Pが何らかの理由で真と離れることになってしまったら?自分のたった1人の理解者を失ったとき、彼女はどうなってしまうのでしょうか?

 さてあなたがもしPの立場なら、どのように真をプロデュースしていましたか?

9.現在の菊地真との比較

※このパートでは、以下の内容のネタバレを含みます。ご注意ください。
・アイドルマスター スターリットシーズン
 特に絆コミュNo.8:お姫様への一歩、No.11:ヒロインは誰?

・アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ
 特にMILLION LIVE CONFERENCE! 菊地真コミュ

 過去の事を振り返るのは大事ですが、時が未来に流れ続ける以上、いつまでも過去に引きずられてはいけません。時が進めば人も変わっていきます。さて、今の真は無印真とどう違うのでしょうか。今回は2つの媒体を参考に、変わっていない点と変わった点を考えていきます。

・変わってないところ
 全体的に無印真の要素も多く残っていると思います。性格は純粋でいい子のままで迂闊な発言も減ってます。カッコよく見られる事も無印同様受け入れており、そういう仕事に対してもしっかりとやる気を見せ取り組んでいるように思います。かわいくなりたい気持ちも勿論健在で、かわいいについて考えているのも変わらないです。

・変わったところ
 まず外見。これについては人によって印象だったり好みが違うので、紹介程度にとどめます。

スタマスでの真


ミリシタでの真


 次に彼女のプロデュース方針。今の真ではよく、かっこいいとかわいいの両立、というものがテーマとしてあげられます。そう、彼女がアイドルとして見せる姿には、カッコいいだけでなくかわいいも含むようになったのです。また、そのことをPも意識しているように思いますし、いろんなタイプの仕事を取ってきているように思います。

 その結果として、彼女のかわいさもよりいろんな人に認知されていきます。スタマスでは、映画の授賞式ではひらひらなかわいい衣装を着ることになり、それに対して恥ずかしがる彼女に対し姫役の女優さんが「とってもかわいくって素敵ですよ!」と言ってくれたり、ミリシタではかわいいで話題の雑誌から白ワンピースの衣装で妖精をイメージした撮影をしたい、という仕事が入ってきたりしてます。
 無印では彼女のアイドルで見せるかわいさがそこまでピックアップされていなかったので、これは個人的には嬉しい点です。

 そして、かわいいに対する意識については、自分がかわいくなれるよう研究している、というのが大きな違いだと思います。無印の真は、自分を見てもらことを大事にしていたので自分が思うかわいさを振る舞っていたと思います。対して、今の真はかわいいに対して自分なりに勉強をしたり、よりかわいいと思ってもらえるにはどうすればいいか考えたりと、自分のかわいくなりたい気持ちに対して、素の自分のかわいさだけでなく、かわいさを増幅させるにはどうすればいいか考えるようになった、と思います。
 スタマスでは、他のアイドルを見てもっとかわいくなるにはどうしようかPに尋ねたり、お姫様役のオーディションに向けてお姫様の仕草の研究をしたりしています。ミリシタでは、かわいいパジャマを着て撮影をする際に、他のアイドルからアドバイスを貰ったり、メイクやポージングを試したりした、と語っています。

このパジャマと真の相性良すぎる


 ちなみにスタマスではオーディションに向かう直前、彼女がPにこんなことを言うのですが…

効果はばつぐんだ!

 突然の彼女のかわいさオーバーブーストでこれを見た筆者はしばらく固まってしまいました。それぐらいかわいかった…興味がある方は是非声も聴いてみてね。

 他にも、Pに対する感情が無印真ほど強くはなくなったのかな、と思います。確かにPが真に対してかわいい、と言うと照れたりPに恋愛感情を持ってる?というような言動はありますが、ランクB以降見られるPに対する独占欲や依存心は今の真にはそこまで無いと思います。これは、彼女のかわいさを分かってくれる人がPだけでなく、ファンの人にも増えたからだと思います。それでも一番近くにいるPに対して恋心を抱いていそうな気はしなくもないですが。

・ここまでのまとめ
 今の真は、無印真で描かれている性格やカッコいい部分を受け入れたり自然な姿がかわいという気づきを得たり、といった成長したところはそのままに無印真では達成できなかったアイドル活動でもかわいく振る舞う、という目標を達成しようとかわいさを研究している、と思いました。今のアイドル像は彼女の気持ちにより近いものになっていると思います。

 と、なんだか今のプロデュース方針の方がいい、みたいな論調になってしまってますが人によってここは意見が分かれるところだと思います。それぞれ魅力的な部分がありますし。この記事とはそれますが、今の真が気になった方はぜひ触れてみてください。

10.終わりに

 まずはここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。今回、無印コミュを全部見てまとめる、という(おそらく)初めてのことをやってみました。勿論大変ではありましたが、彼女の歩んできたアイドル人生とはどういうものだったのかが知れて、本当にいい機会だと思っております。

 よくアイマスの世界観は作品ごとで異なる、とは言われていますが今の真にも無印真の要素は強く残っていると思いましたし、ストーリーは違ってもどこか繋がっているところもある気がする、と思いました。
 そして、真の魅力を再度確認することができ、彼女のプロデュースをもっと頑張っていきたい!と思えるようになりました。皆さんにとっても同じ気持ちになっていただければ幸いです。

 さて、皆さんは無印真についてどれぐらい知ってましたか?

 ほとんど知らなかった方へ。と言うことは今の真の方はある程度分かる方だと思います。無印だと今と違う所も多かったと思いますが面白かったですか?もしもっと気になるコミュがあったり彼女の声が気になったらぜひ動画を見てみてください。

 既にコミュを見たことはある方へ。当時あったなぁ、みたいな感じで読んだコミュもあると思います。機会がないとなかなか触れない無印コミュですが、この記事で少しでも懐かしさだったりプロデュース記憶を思い出してくれれば幸いです。

 詳しく知っている方へ。そんなあなたへ、この記事はどうでしたか?もし共感しながら読んでいただければ筆者としてとっても嬉しいですし、自信に繋がります。逆に違和感を持たれた箇所がございましたら是非お伝えください。

 このような記事を書くことができたのは無印コミュ動画が残っていたからこそです。capo様、本当にありがとうございます。再度、リンクを貼らせていただきます。(リンク
 ところで、この世にはこの記事よりも深いところで無印真を考えている記事もあります。筆者も行き詰ったときには参考にさせていただきました。この記事を読んで無印真に興味が出てきた方は、しゃけぞう様の記事の方も見てみてください。(無印における「アイドル・菊地真」とはなんだったのか

 この記事で(特に無印の)菊地真の魅力を、より色んな人へ伝えられたら嬉しいです。もしよければ感想、コメントいただけるとありがたいです。

 最後までお読みいただきありがとうございました!

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