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【りとぐり#8】第4文型 【『与える』『奪う』ニュアンスの理解が大事!】
みなさん,こんにちは。
すっかり2日に1回の更新のペースが習慣化してしまいました😓
みなさんは毎日コツコツ,復習を重ねながら英語学習に取り組んでいきましょう!
今回は,文型解説シリーズ第4弾, 第4文型の解説です。
文の要素の解説からシリーズが続いていますので,興味のある方は↓のリンクを読んで,続きとしてこの記事を読んでみて下さい。
【りとぐり#5】英文を構成する要素について知ろう
【りとぐり#6】自動詞と他動詞,第1文型と第3文型
【りとぐり#7】第2文型 【第3文型と比べて理解しよう】
1. 第4文型① 『与える』のニュアンスは同じ!
復習も兼ねて,いちばん上の文を見て下さい。
My mother cooked me.
『私のお母さんは,私を料理した。』
そんな意味になります。動詞の意味からも明らかに分かってしまいますが,My mother = me ではないので,meの部分は目的語。「私を」という要素になります。ああ恐ろしい。
さて,後ろに a lunch,昼食という要素を足してあげます。
My mother cooked me a lunch. 『私のお母さんは,私に昼食を作ってくれた。』
意味が通りましたね。動詞の後ろに,名詞が2つきていますが,それぞれ 私『に』昼食『を』と意味を取っています。
両方とも,文の目的語として機能しています。
このように,第4文型は
S + V + O1 + O2 ( SはO1にO2をVする)
という構造の文です。O1には動詞の動作・行為を受ける人,O2には与えられるモノがきます。
そしてV,動詞の部分には,色々な動詞が来ますが,全て
第4文型で使われると,元々の動詞の意味に『与える』という意味がさらにプラスされる
と押さえておくとかなりスッと理解できると思います。
I’ll buy him a hot drink.
彼に温かい飲み物を買って「あげる=与える」。ただ買うだけで終わっていません。
He teaches us English.
これも,教えるという行為が,何か情報を教えて「与える」ことだと理解させてくれますね。
色々な動詞がこの第4文型で使われますが,『動詞 人 モノ』という語順を発見したら,動詞の意味がしっかり分からなくても,「人にモノを与える」イメージを持っていさえすれば,大まかな解釈は間違っていないことになります。
単語は限りなく存在し,全て覚えるのは至難の業です。
このような解釈の仕方の意識をしておけば,読解で役に立つことがあります。
2. 第4文型② 逆パターン!『奪う』イメージの動詞
ベースは先ほどまでの「与える」イメージを大事にしてほしいのですが,そちらを大体理解できた人は,逆パターンの『奪う』イメージをする動詞も押さえておきましょう。5つを選んでみました。
動詞の後ろに『人』『モノ』が続くのは変わりませんが,全てのイメージは
人『から』モノ『を』奪う
です。奪われるモノ(思い浮かべるニュアンス)は,動詞によって違います。
2つの例文を見てみましょう。
This PC cost me 100,000 yen.
パソコンが,私から10万円という大金を奪った,つまり「僕は,このパソコンを買うのに10万円かかったよ」です。costはお金かかる,または命が犠牲になるという意味で使います。
It took us five hours to get home.
(仮主語・形式主語については改めて学習しますね)この文は,家に帰るということが,私達から5時間を奪っていった,つまり「私達は家に帰るのに5時間かかりました」となります。takeは時間がかかるという意味です。takeをこの意味で使うときは,このように主語に itを置いて表現することが多いですね。
第4文型を確認した時は,これらいくつかの動詞は『奪う』イメージ,他のほとんどは『与える』イメージで文意を取ることがポイントです。
だいたいのイメージができたら,あとは1つ1つの動詞をさまざまな例文で確認して脳にストックし,「解釈・会話に使える」英文法を身につけられると素晴らしいと思います。
次回は,第5文型に移る前に,第4文型の続きです。
今日の第4文型の文を,第3文型に書き換えてみよう!という内容です。このような書き換えがなぜ起こるのか,書き換えるとどのような文意,ニュアンスの違いが生まれるのかを解説していきます。
なるべくすぐ次回の記事があげられるように努力したいと思います。
ぜひ,皆様は復習を重ねながら待っていて下さい!笑
質問や内容のリクエストなどあったら,ぜひコメントでお寄せ下さいね。待っています♪
今回も最後まで読んで頂き,誠にありがとうございました。
↓の記事では,これまでに書いた英文法についてのまとめ記事が文法項目ごとに整理されています。まだ少ないですが,英語学習頑張っている人は参考にして下さいね。