「今度は私が君を元気づける番」
瑛紗:わっ!?
〇〇:っと
〇〇:大丈夫?足捻ってない?
瑛紗:へ、平気だよ!
〇〇:そっか、良かった
〇〇:手繋ごっか
瑛紗:へ??
瑛紗:(ドキドキ…しちゃうな…)
瑛紗:(こんなに近いと…)
〇〇:綺麗だね、ここ
瑛紗:ほ、本当だね
〇〇:ここに一緒に来れて本当良かったな〜
瑛紗:わ、私もだよ!
〇〇:分かってるよ
ぽん
瑛紗:(えへへ、〇〇の手あったかいな…)
いつもどこか行くとこんな感じにずっと優しい彼が、最近元気がない。
だから今日は、私が…
瑛紗:はい、あーん
〇〇:やっぱり、あんまりお腹空いてないや…
瑛紗:え、大丈夫?
〇〇:うん、ごめん。
〇〇:食べて良いよ。
瑛紗:ぎゅー!
〇〇:瑛紗?
瑛紗:〇〇にてれさパワー注入!
〇〇:あ、ありがと…
瑛紗:(ダメだ…、〇〇が笑わない)
〇〇:はぁ…
瑛紗:(どうしたら良い…〇〇がまた笑ってくれるには…)
瑛紗:(はっ!そうだ!)
瑛紗:〇〇、今日なんの日か知ってる?
〇〇:え?
瑛紗:今日流星群が沢山見れるんだよ。
〇〇:本当に?
瑛紗:あっ!今流れ星見えたよ!
〇〇:え、どこどこ!?
ちゅ
〇〇:!?
瑛紗:ふふっ
〇〇:瑛紗…
瑛紗:ごめん、嘘ついちゃった…
〇〇:謝んないでよ…
瑛紗:え?
〇〇:僕の方こそ、本当ごめん!
ぎゅっ
瑛紗:(な、泣いてる⁉️)
〇〇:瑛紗がこんなに…こんなに一生懸命に楽しませようとしてくれてるのに!
〇〇:なのに、ずっと僕はウジウジして!
〇〇:うぅ…
瑛紗:〇〇…
〇〇:好きだよ、瑛紗…
瑛紗:え…
〇〇:大好きだよ…
やっと笑ってくれた。
思ってたのと違う形でだけど…
でも良かった。
瑛紗:ふふ、もう泣かないでよ
〇〇:本当ごめん、みっともないよね…
瑛紗:みっともなくないよ
瑛紗:けど、笑って欲しいって思ったの
瑛紗:大好きな〇〇が!
〇〇:!
〇〇:ふふ、ありがとう。
瑛紗:ふふ。
fin.