陽性転移、転移性恋愛と元主治医のお話
陽性転移、転移性恋愛
この言葉を精神科医師の益田先生のYouTubeで知った時、
前の主治医の先生のことを思い出した。
Google先生によると、
陽性転移
精神疾患の治療における治療者と患者において、患者が今まで抑えてきた感情を主治医やカウンセラーにぶつけることを「転移」と定義する。 その感情がプラスの場合は陽性転移、マイナスの場合は陰性転移となる。
転移性恋愛
転移性恋愛(てんいせいれんあい 英:transference love 独:Übertragungsliebe)とは、患者が転移の結果として治療者に恋愛感情を抱くこと。本来はフロイトの用語だが、臨床心理学用語として使われる。
だそう。
私はその先生に対して、恋愛感情までは抱かなかったものの、
わかりやすく良い人だったので、
尊敬や信頼、安心が拗れて少なからずの不純な好意を抱いていたと思う。
一昨年に入院した時は、一緒に院内散歩をしたり、病棟内で色々な話をしたり、気持ちノートという交換日記のようなものもした
(もちろんその先生の仕事の一環の範囲で)。
楽しかったし、
少なからずかっこいいとは思っていたと思う。
なので、その年明けに異動で他の病院に行くと聞いた時は頭が真っ白になって、そこからしばらくショックで解離の症状が頻繁に現れた。
そう思うと、精神科医としていい先生かと言われたら、
若すぎたし少し違うのかな、とほんのちょっぴり今は思う。
益田先生も、YouTubeで、
精神科医は泣いている人をなだめるのではなく、自分で泣き止ませなくてはならないと言っていた。
元主治医は、なだめる先生だと思う。
でも、今も大好きだ。信頼の意味で。
元気にやっているかな。どこかでばったり会ったりしないかな。なんてとも思っている。
なんにせよ、いい先生の基準は、医師と患者の相性もあるのだ。
タブーをおかさない限りは、だが。
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