瑞暉亭ものがたり
〜はじめに〜
スウェーデンの首都ストックホルム。
北欧のベニスと言われる、美しい水の都。
そのストックホルムにあるスウェーデン国立民族学博物館の敷地に、日本の本格的なお茶室「瑞暉亭(ずいきてい)」が建っています。
現在の「瑞暉亭」は、二代目のお茶室で、初代の「瑞暉亭」は1935年(昭和10年)に建てられ、ヨーロッパで初めての本格的な日本の茶室として注目を浴びました。
来年2025年は、初代の「瑞暉亭」が建設されてから90周年、現在の「瑞暉亭」の竣工からは35周年にあたります。
来年2025年には「初代瑞暉亭90周年・新瑞暉亭35周年」の記念事業として「瑞暉亭展」をスウェーデン国立民族学博物館で開催したいと考え、活動中です。
その活動の一環として、瑞暉亭のことを一人でも多くの方に知っていただくために、「瑞暉亭」の歴史を綴る「瑞暉亭ものがたり」を始めることにいたしました。
「瑞暉亭」の歴史的・文化的・建築的な価値をご理解いただければ幸いです。
〜2024.11.1. 新月の夜に〜