消え残る思いに耳を澄ませて

桜はあっという間に散っていしまい、もはや夏の到来となったGW。
月組大劇場公演「Eternal Voice/Grande Takarazuka 110」を観劇してきました！

とっても楽しかった（涙）

身の上話になってしまいますが、ヅカオタをするのってホントに時間とお金と心に余裕がないと大変ですね…

自分の趣味の範囲で観劇をする、観劇は自分の趣味であると腹をくくらないとズブズブと沼ってしまって生活に支障が出てきそうで怖い。早く社会人になりたいなと思う一方で、平日のソワレ公演が改革によってほとんどなくなった今、（夜遅くまで拘束されずに済むようになってよかったねと思いますよ！）観る側のエゴとしては、これから観劇できる回数と機会はうんと減ってしまうんだろうなあとうじうじしてます。

しかし、ありがたいことに今回は1泊2日の弾丸ムラ遠征で"マチマチソワ"観劇を楽しむことができました～！

エタボ、初見ちょっと難しくない⁉

テーマ曲がすごい好き（）
頭に残るというか、壮大な感じがれこうみ～って感じ出てます。

先に観劇していたあみちゃんファンのお姉さんから「エリザベス女王とか、メアリスチュアートとか、そこら辺の関係知ってる？てか、世界史勉強してた？」と言われて、これ予習してた方が面白いやつか～となったのですが、ここはあえて無知のままマイ初日を迎えてみました。

同時多発的な事件に頭が追い付かない

初見で分かったことは、メアリスチュアートとエリザベス女王は血縁関係があるということぐらい。じゅりちるの大喧嘩で大方説明してくれていたみたいなのですが、その説明を聞きながら頭を抱えるビジュアルツヨツヨあみちゃんマクシマスにオペラをあげるのは難しすぎた！

なので、最初の観劇は（ふーーーん、これ３回くらい観たら急激に面白くなるやつじゃない？？）と気づいて終わりました。でも、そのあとのネットサーフィンで、アンソニーバビントンについて履修したので本当に２回目３回目が信じられないくらい面白かったです。

あみちゃんの悪役呪術師が爆イケすぎる件について

脚本演出云々は置いておいて、私のご贔屓様はどうしてしまったのでしょうか（大褒め）全身ダークなお衣装にマントを羽織って十字架ネックレスを首にかけ、姉弟は何回目になるのかわからないみちるちゃんに最後には「姉さん！」と声を荒げるマクシマス。雪組なら、この呪術師は絶対にインチキになってると思いますが、今回は本当に呪術が使えるお役です。かっこよすぎてしまって大変…
最後の台詞「終わりだよ、負けたんだ」の悟ったような表情がとても上手で心が痛くなる（涙）

東京でも、もっと深みのあるお役になると思うのでとても楽しみです。

グラタカめっちゃ楽しい

そして！宝塚歌劇団110周年をお祝いする豪華絢爛なショー。今回で退団となるれこうみ、幸せムードが大爆発。組子が総じて最高というインスピレーションを受けた初見でした。

それにしても、一徳ショーめちゃめちゃ楽しい！！私の一徳ショーのイメージは雪組の「Sensational」。この作品は私にはパッと来ず、どんな感じだろう～と構えていましたが、いやいやこれは嬉しい大誤算。円盤も欲しい！ってなったけど、多分これは「生で観る」という行動あってこそだなという感じだし（個人的観劇あるある）、なんにせよ頂いたお席がどれもよかった！中詰でスペイン持ってきたの天才過ぎませんか。月組全員が雄たけび挙げた瞬間鳥肌止まらなかったです。しかも客席降りで下級生ちゃんとハイタッチできて私の興奮度はMAX、ありがたい経験でした。

アヴァンギャルドやばい

私が観劇するまで月組公演関連で一番見た単語「アヴァンギャルド」。想像していた何倍も刺激的でした。まず、下手からせりあがってくるあみちゃんでウルウル。しっかり抹茶ラテの髪色。一人で銀橋を渡る姿は「万華鏡百景色」の時とは比べ物にならないほどの堂々としたオーラと頼もしさ。これがバウ主演を経験した人の輝き方かあ…と感嘆する暇もなくシャカリキ爆踊りタイム。この場面の振付がすごい好きで、特にラストスパートに掛けた少しガールズ（ダンスジャンル）っぽい動きを取り入れたダンスをする男役にギャップ萌え。
百点満点すぎて感想がまとまらないです。

東京に思いを馳せる

東京公演のチケット、まだ全然確保できていないんですけど、これは観れるだけ観たいと思う公演になりました。れこうみの最後を見守りながら、そしてちなじゅりコンビをトップとした新たな月組の門出をお祝いしながら観劇したいと思います。

これからの月組も楽しみ！！！