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最期を迎える最後の引っ越し

スイスから12時間かけて
日本に緊急帰国。

父の病状が一気に悪くなったからだ。

父は再婚しており、
家族がいる。

大家族だ。

実の子は、私と弟。

再婚相手の子どもは5人。

孫もいる。

とても賑やかそうなな家族だ。

父の幼体はというと
末期がん、心臓病。

すでに目をつぶっては
開けて、会話。

会話すると
目がすっと閉じていく。

このまま眠りについてしまうのではないかと
思うくらい、最期を迎えている。

肌の色は黄色くなり
寝たきり状態。

この世生まれた以上、
どんな形であれ
平等に死は訪れる。

今はその最期を迎える父に
面会の予約を取り
会うことしか出来ない。

父が望んだ再会を
実現してあげることしか出来ない。

死について
いろいろと感情が湧き上がってくるが
人間の最期は安らかにこの世から

魂が去っていくことが
最良の道なのではないかと思う。

死を目の前にした人は
何を思うのだろうか。

この世からあの世へ
引っ越していく人は何を
思うのだろうか。

安らかに眠るように
魂があの世へ引っ越しできたら
それが最良なのだろう。


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