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共感を求めていた私の心の声とスイス人の真面目な一面


昨日の夜、
夫に「ダンススクールに行こうかな」と独り言のように
ポロッと言ってみたら、

夫の口から「それもいいよね」という、予想外の言葉が聞けた。

私は、なんだかこの一言に嬉しくなった。

そこで気がついたのが、
私の心の声。

「あ、私は共感してもらいたかったのかもしれない」

思考タイプの私は、こんなことを心のどこかで考えていた。

ダンススクールに行ってみようかな?なんて発言したら
夫は、「なんでそのダンススクールに行きたいの?いくらするの?」
「まずは、筋トレじゃない?」

こんな言葉が返ってくるだろうと、
心のどこかで思っていた。

でも、それは誤算だった。嬉しい誤算だ。

夫の発言は、ただの意見。それを深読みしすぎていつも
「っていうことは、〇〇ってことだよね?」と私が勝手に解釈していたのかもしれない。

人間って、本当に都合のいいように解釈する生き物だなと
最近の自分を客観視して思う。

結婚生活13年目の私たちは、
特に一緒に行う趣味もなく個人プレーが多い。

夫は友達が多い方ではない。

同僚と飲みに行くこともないし
仕事に行っては直帰するのが日課。

週2回は在宅ワークだから
家で仕事をしているけれど

この状況が当たり前になっていて
夫が真面目なタイプなんだということを忘れていた。

スイスでは、仕事が終わったあとにちょっと1杯飲んでいく?
みたいな状況が少ないような気がする。

というか、うちの夫の場合は
ほぼゼロに近い。

近所のスイス人旦那さんは、100%在宅ワーク。

家の前を通るたびに
パソコンの前にいる姿が丸見えなので「今日もお仕事中ですね〜」と思う。

仕事が終われば、6歳の息子さんと公園で遊んでいる。

スイス人は家庭を大切にする人種なのかな?と思うほど、
私のご近所さんたちは、家族と過ごしている人が多い。

イギリス人の旦那さんがいる英国在住の友達は
旦那が飲みに行くのが好きだと言っていた。

飲みすぎて帰れなくなったこともあると言っていたが
私の知る限りのスイス人夫からは、そう言った話は聞こえてこない。

英国はパブの文化もあるけど、
スイスにはそう言った娯楽が少ないのかもしれない。

日本人の駐在さんも言ってたな。

日本にいる時は、付き合いで飲みに行くことやで出かけることが多かったけど、スイスで働き始めてからは、付き合いで出かけることが少なくなったから、家族と過ごす時間が増えて嬉しいと。

娯楽の少ないスイスだから
家族と過ごす時間が当たり前のように多くなるのかもしれない。



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