
Photo by
mana2518
海外のカジュアルなホテル、文化の違いで気付いたこと/040
気がついたことがある。
今の仕事が心地いい。なぜだろうと考えてみたんだけど、そこには自分で動ける環境があるからだ。
朝食の仕事は、走り回って忙しい。だけど、自分の目でお客さんの様子を見ながら、片付けやビュッフェの管理をする。朝ごはんを食べて、その日1日が始まるお客さんの笑顔が見れる。
ホテルの朝食って、ベーシックな朝食でもなんだかワクワクするんだよね。
だから、私はそのワクワクを提供する側に立ってみようと思った。
レストランには、いろいろなお客さんがやってくる。
例えば、インド人のお客さん。
「ベジ製品はビュッフェにあるのか?私は、ベジタリアンだけど、このクロワッサンはベジなのか?」と聞いてきた。
パンは、乳製品を使用しているけれど、ゼラチンなども使っていないし、ベジだよね?と一瞬考えて答えた。
普段聞かれないような質問が飛び交う朝食は、なんだか面白みがある。
職場は、ドイツ語圏のチューリッヒ州。だけど、ホテルに来るお客さんはスペイン語を話す人が多い。
とある日の朝、誕生日の人がいて大声で誕生日の歌(スペイン語)を歌い始めてお祝いしてた。
私は「あんなに大きな声出して・・・」と思っていたけど、
キューバ出身の同僚が、バーから飲み物を一本持ってきた。
誕生日なので、プレゼントです!とビールをあげたのだ。
こんなにもオープンにお祝いする文化は、レストランでは静かにしなきゃいけないという概念が、崩れる瞬間でもある。
大人になっても、こんなに大胆にお祝いするあの人たちは、なんだか幸せだなと思った。
ホテルは、いろいろな人種の人が集まるから面白い。
更新チャレンジ40日目