エピローグ33
この騒ぎももうじき二年になりますが皆さん如何お過ごしでしょうか。
相変わらずです。何がどうなっていつ終わるのかも俺にはわかりません。バイク屋さんは一体、何を考えているのか。あんなもん二年間も店に転がってたら邪魔で仕方ないと思うのだが。
まあ、あって当たり前みたいになっていて感覚が麻痺している可能性もある。可能性は無限にある。何もあり得ないとは言い切れない。二年、バイクが帰って来ないとか、そういうの含め。
「店頭在庫が捌けないな」は当たり前のことだが、だからといってディスカウントショップにバイクを売りに行くバイク屋さんというのは本当に何なのか分からない。極端な話、自分のところでディスカウントして売ればいいと思うんだが、俺は。
とにかく今、金を用意しなきゃ! という気持ちが溢れている。
こんなとこに至るまで放置していたお前が悪い。
二年も過ぎたら色々あるとは思うが、ここ二年ほどは激動イベントが多すぎるんだ。勘弁してくれ。
大袈裟というかそれも含めるの? という感じだが、心情的には含めたい。バイクでもなんでも維持費はかかるし幾らかかってもそりゃ俺の勝手だが「所有していないものの維持費」を払い続けているのは納得がいかない。100万超えもざっくりとした計算だが100万超えている気がする。考えたくもないが。
まあこのバイク屋さんの凄いとこは「俺に仕事を休まれてまで待たれると困る」という純朴さが残っているところだが。というかだったら仕上げろよって話だが。仕事休んだ日も損害に含めると間違いなく100万円を超える。仕事休んでツーリングに行きました、は別に損害ではないが「仕事休んで何処にも行かず部屋で連絡待ってました(何も来ない)」は損害としてカウントされる。
突然の現金主義、よくわかんないけど(どうせ約束通りには支払わないので)ひょっとすると口座通すと経理に怒られるのかもしれない。なんで怒られるのかは俺には見当も付かないが。
という訳でデスね。
もうなんだろう、なるべく見逃してあげたいのですが、さすがにこれはちょっと、ねえ。あとすっかり諦めていた法的手段が「俺の損害など回収できなくて構わない」という方向に舵を切ったら「そういうことなら方法はある」って言われたの本当にビックリした。
ああ~そういう手~ってなっちゃった。
それだと俺の損害を補填したりとかは全く期待できないんだが「鉄槌」は間違いなく下る。そのあとどうなるのかは知らん。
バイクの完成をお楽しみに、なんて言いながら二年も続けてきたこの連載が、まさか「弁護士」の活躍が始まるなど思ってもいませんでした。どうでもいいけどいつ終わるの、この話。
ロベルタ編が割と長引くかもしれない。
まあその辺は、おいおい。
余り詳しくは書けないと思いますが。
それではエピローグ34(もしくはロベルタ編)に続きます。