【S1】2.事故翌日、人身と全損と対物超過と(3/26)
見出しの画像は在りし日のTW。元気に野山を駆けまわっていた。余談だがオシャレなシティモービルとしてのイメージが強いTWを山野バージョンに整えた寿司牛さん(俺にTW譲ってくれた人)はセンス凄いと思う。検索してもまあまあ見ない、あのスタイル。スポーツスターをオフ車仕様に変えるのと同じジャンルのいじくり方。
それはそうと事故から一日空くと変な心配をたくさん始めている。主に金だが。浅ましい。だが金は命よりも重い。
この辺りで人身と物損の話を進めなくてはならないのだが、物損というかバイクに関しては「全損」もしくは「対物超過特約を遣っての修理」となる。
対物超過ちゅうのが何なのかはZurichのサイトにあったのでそれを載せる。ちなみに俺が入っているのもZurich。
結構わかりにくいんだけど、車両事故の修理代は基本的に「時価」までの予算になっている。なので例えば一千万の時価があるポルシェとかなら一千万だし、逆に300円の時価しかなかったら300円しか出ない。
(なのでケチる人もいる。アホだが)
俺のTWの場合、まあ似たような250ccクラスで劣化も多い、となると大体、15万前後。譲って頂いた時の額が、17万。むむむって感じ。
この対物超過特約というのは、みんなも保険の書類などで見ると分かるが「時価に最大+50万」まで保障が出る。大体そうなっとる。なので余りにも高額だと全損でいいよとなったりならなかったり。だって全損で現金1000万なのに修理代で1050万の予算にされてもしゃあないでしょ。
基本的に対物超過特約を遣うというのは「思い入れがあるから元に戻して欲しい」という事情がメインで、特にこだわりないなら時価貰って終わりもアリっちゃアリというか、大体、そうする。
しなかったのは思い入れと言うより「一ヶ月しか乗ってない」というのが大きくて、一年なりそれなりに乗り回していたら違ってたと思う。
事故直後ということで、トラブルというより今後の心配と事務作業のめんどくささに愚痴っている時期。これは大体、事故で被害者側ならいつもそう。変わったもんでもない。俺が心配だったのはTWどうなんのかだけだった。
またそれがこの後、あんなことになるのだが。
この物語は事実である。
あなたにとっても事実であったなら、嬉しい。