クラウドファンディングでけつバイク写真集を造るぞ! という物語(9)
お久しぶりにこちらとなります。
最も懸念していた撮影ターンの二日間が遂に終わった。
何せコアな部分な上に、ここのために予算の大半を注ぎ込んでいる。何か失敗があったら目も当てられない。その上、俺は写真も製本も全く分からないのだ。
かなり前の内容にもなるので、俺が過ごしてきた時期のことが自分で分かっていい感じになると思われる。多分。
なんというか、東京都は起業的なものを推奨しているのだろうか。
いいのか? 「日本けつバイク興業」などという会社を作っても?
この時の撮影が一番過激だった。
変な声出た。
写真集の見所の一つ。
期待してくれ。
え? と思って結構ビビった
「外から見えるところでわいせつなことをしている!」とか。
まあでも極論言うと「水着で歩いちゃだめなの?」とも思うが。
全裸になっとる訳でもあるまいし。
ただポーズとかは怒られそうな物があった。埼玉県とかに。
道路にせり出して撮影してたから道路使用許可かな? とも思ったが。
どうも全然関係なかったらしい。
まぎらわしいことをするな。
余談だが、通りすがりの中学生二人がマジで口ポカンと開けてガン見しながら歩調がゆっくりになっていた。あの二人はもう「モデルタイプの女性」でしか性欲を発散させられなくなったと思う。
ここは都の施設らしく使用料が安い。
六時間で7000円とかだった。安い。
ただ派手なことすると多分怒られる。
東京都に。
実は「バイク+海」はなかなか撮影できない。
海の近くまでバイクで寄れる場所というのがあまりないのだ。
まあ、事故の原因だしな、とも思うが。
俺が二年以上待ち続けどう考えても撮影に間に合うはずだった、あのTW。それと同じ車種がボロボロの状態で捨ててあった。そんな偶然、ある? しかもボロボロなのがまた良い。
最早、現在、訴訟状態のTW、撮影の主役になるはずだったものが今ここに。多分かなりのラインで盗難車だが。
俺の引きは凄い。
ひどい目にあってる時だけ何かを引いてくる。
というかこの写真集自体がそう、という気もするが。
転んでもタダでは起きぬというか「転ぶ回数が多すぎる」のだが。
こんな偶然、あるかっちゅう話ですわ。
あるから怖いんだけど。
なんかここまで来ると馴れてきたのだと思うが、お二人とも乗っている姿が完全に「バイク女子」だった。脚も長いからますます。見ていてとても楽しかった。美女+バイクだからな。
ここから出資者の方や見学の方(寄稿してくださる方や製本に協力してくださる方も呼んだ)が増えて一気ににぎやかになった。なった、とは言うが実際に撮影が始まり、ケツと胸がバイクと一緒に躍るさまを見て全員真顔になっていた。ついでに「見ちゃいけない」と思ったのか定期的に目線を外したりしていた。
というわけで最大の山場を抜けました。
このまま製本作業に移ってもいいってことだからね。でも他のコンテンツも充実しているぞ。とてもいい本になりそうだ。というかせねばならんのだが。なんで他人ごとなんだよ。
実際の話、やはり皆さんプロでありますからしてプロ意識というものが間近で実感出来て良かった。
何せ俺は素人なので。
参加して頂いた出資者の皆様もご満足頂けたようで何より。
五万円はね~ほんとはバイク持ち込みを想定しての金額だったんだけどね~だってその分、時間撮られるし。ちゃんとしたスタジオで全てがプロという方々に、自分のバイクを撮影して貰える機会ですよ。しかも多分、相場から言ったら格安ですよ。
でもバイク持ってない方も参加してくれた。
最大出資者の「十万円の男」が許すのであれば少しはサービスがあってもいいと思いサービスもした。具体的には言わないが、なんか和気藹々としてたしそれはやめましょうとも言いたくない。十万円の男がゴネたら、それはやめていたが。あの男にだけそういうことを決める権利がある。良かったね。
みんな楽しそうだった。楽しいのが一番。
俺が一番楽しんでいた気がする。
もう体力の全てを使い果たした。ほぼ何もしてないのに。
次は製本で具体化していきます。
しばしのお待ちを。
良い本を作ります。応援のほどをよろしくお願いしつつ、もう少しばかりお待ちいただければ幸いです。