【S3】3.関東一円ぶらり旅(9/5)
この話の重要イベントが発生した日である。
まあ、言っていることが「ノーマルのTWへのコメント」ではなく「このタイヤを見てのコメント」なら、まあ、分からんでもない。俺もこれだけ見たらちょっと同じこと言いそうではある。
実際、乗ってみりゃ走るのだが、十分に。
乗ってから言えよ、はタイムラインでも言われていたが。
というか、そう思わないと俺がおかしくなる、が正しい。
もうこれ以上、怪異とは向き合えない。
送ってこないからマメな打ち合わせが出来ない。
あと俺のストレスも溜まる。
写真送ってこないから、ここにきてメッシュホース入れちゃったとかこれそもそもストリートですか山ですかとか今更訊かれたりとか、ハリケーンのハンドルとか言い出す。ハリケーン社に謝れ。
これは直で話している俺にしかわからない気がするが、電話かかってきて出て、何言うのかと思ったら、やれ栃木のダイナモだ、今は南アルプスにあるだ言われると、反応しきれずに笑うしかない。
元々、バイク知っている人への愚痴みたいなもんだったのが、あまりのことに知らん人も興味を持ってくれているので、俺としても普通のバイク見せたってオチとしてみんなわかりにくいな、と勝手な責任を感じている。
電人ザボーガーみたいなバイクならみんなも分かりやすいはず。
俺はそんなもの望んでないが。
ここで終わらないのは周知かと思われ。
そもそも「関東一円を何故、旅するのか」なんて答えは簡単で「旅なんかしてない。時間稼ぎしているだけ」にしかならない。理由は、栃木のダイナモ以降、完全におかしくなっている上に、ダイナモは「俺が抜き打ちで店に行ったら何もなかった」日から、伏線も何もなく突然の登場を果たしたから。ますます、俺のバイクが何処でどうしているのか分からない。
混迷と混乱と混沌の9月は、まだ始まったばかりである。
この物語は事実である。
あなたにとっても事実であったなら、嬉しい。
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