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これだけのためにDisney+に入るべき!/『ラスト・リペア・ショップ』
グラミー賞が94部門あるということは、知ってるのに毎年ビビりますが、アカデミー賞も既に23部門もあり、これは授賞式の長時間化にかなり影響を与えています。
長時間であることは、視聴率にかなり影響があるようで、映画芸術アカデミー(AMPAS: エムパス)はこれを如何に短くするかということに躍起になっています。
ただスタッフ部門の受賞者を壇上に上げなかったり、スピーチを早く切り上げたりする試みは、いつも不評を買っています。
オスカーウォッチャーとしては、120%楽しむために、授賞式まで気候補作品を余すことなく鑑賞しておきたいところですが、なかなか手が届かないのが短編映画部門。
23の部門のうち、実写、ドキュメンタリー、アニメーションと3つの部門があります。
今回取り上げる作品はそのうち、短編ドキュメンタリー映画賞にノミネートされている作品です。
短編ドキュメンタリー映画賞の振り返り
それではまず今回(第96回)の候補作品を見てみましょう。
The ABCs of Book Banning(MTV Documentary Films)
The Barber of Little Rock(New Yorker Studios)
Island in Between(The New York Times)
ラスト・リペア・ショップ(サーチライトピクチャーズ)
Nai Nai & Wài Pó(ディズニー・ブランデッド・テレビジョン)
この部門は映画賞に設けられてることが少なく、予想が難しい部門です。
なので観てみるのが何よりなのですが、短編とはいえ、英語の壁が…。
ですが、このうち『ラスト・リペア・ショップ』はディズニープラスで配信されているので、早速視聴してみました。
走りながら観たら感情の振り幅が大変なことになった
『ラスト・リペア・ショップ』ですが、短編ですので40分と割と気軽に鑑賞できる上映時間となっています。
ということで40分のジョギングのトレーニング中に観ることにしました。
トレッドミル飽きちゃうもので…。
ロサンゼルス地区はレコーディングスタジオが多くあることで有名で、あのYoshikiさんのプライベートスタジオがあるのもロサンゼルスです。
つまり音楽の街。
映画でそう説明されているからには、以前はもっとそのようなシステムや工房があったのだと思うのですが、今回この作品で取り上げられているのは、小学生から高校生に貸与される楽器を無償で修理を行う最後の工房です。
作品を観るまでは、この工房を中心にその楽器で音楽を楽しむ子どもたちについて描いているのかと思った(実際サムネイルやポスターには、バイオリンを持つ子どもが出ている)のですが、子どもたちも映画に登場はするのですが、あくまで主役は工房で働く職人さんたち。
当たり前なのですが、職人さんたちもひとりの人間で、いま工房で働くまで沢山の出来事を経て現在があります。私たちと同じように。
そのエピソードのひとつひとつが胸を揺さぶってくるもんだから、走りながら感情が大変なことに。笑
人生は小さな奇跡の積み重ねから成っているということがよくわかる傑作です。
短編ではありますが、これを観るためだけにDisney+に入るべきと言えます。
すべての音楽を愛するひとたちと一所懸命毎日を過ごしているひとたちのための映画です。
本日の一曲
グラミーからわずか数日で日本ツアー中のテイラー。
45曲を披露する鉄人ぶりを発揮し、日本のファンの度肝を抜きました。
ワーカホリックすぎぃ
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