富士山はやはりパワーがあるのかー富士吉田観光記ー
11月初旬、私は富士吉田市に行った。周辺には、富士急ハイランドや河口湖がある。私は、地元から1日に往復一本のみの高速バスにて、河口湖駅まで乗車した。乗客の雰囲気はウキウキしていた。河口湖駅の一つ前の降車場は、「富士急ハイランド」。これから楽しもう!という高揚感に包まれているのも頷ける。
到着後、友人の案内で富士吉田市を散策した。
道路沿いには、石門や苗字の書かれた提灯が目に入る。友人に聞いてみると、それは「御師」の家々とのことだった。
世界遺産富士山構成資産、重要文化財となっている「御師旧外川家住宅」が一般公開されていたので拝見することにした。
現在は重要文化財として富士吉田市が管理しているが、20年前までは、御師の高齢の女性が住んでいらっしゃったという。家の中を拝見しながら、冬はさぞかし寒かったのではないかと思いを馳せた。
不思議なのは、こちらの地図。
違いに気づいただろうか。通常、地図は北が上を指し示している(Google)だが、御師旧外川家住宅の地図では、富士山が一番上になるよう作成されている。これは、富士山信仰からの所以だろう。
このコロナ禍で、各地へ気軽に足を運ぶことが難しくなってきているが、現地に足を運び、その土地の空気を感じることでしか得られない面白体験や感動があるもの。時代はオンラインがメインというか選択肢の一つとなりつつある。
2020年以降、私はリアルで会える時間の濃度が、以前よりも濃密に感じるようになっている。
写真が多くなっているが、自分のために書き残しておこうと思い、書いてみた。
続く。
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