フィギュアスケートで手を上にあげて回転するワリエワが凄い理由
MIT出身の家族の意見ですが
フィギュアスケートで
「ジャンプで手を上にあげて回るのは難しい」理由は、
「コマは重心が低いから、よく回る。鉛筆は重心が高いから回らない」のと同じだそうです。
手を上にあげることにより、重心の位置が高くなるので
バランスが崩れやすくなります。
鉛筆をコマのように回そうとしても回らないように。
体型的にも、下半身が太くしっかり重い体型の人ならば
安定なジャンプ回転ができるそうです。
(コマの原理です)
上半身が大きい人は、フィギュアのジャンプ回転は
失敗ばっかりする(工学力学的見地からいうと)
バランスが崩れるからだそうです。
下半身がしっかりしてる
伊藤みどりさんは、相当バランス悪いジャンプしても
下半身がしっかり大きいから、
ミスが少なかった。
ハードジャンパーでへたくそな荒っぽいジャンプする人でも
下半身が大きいタイプは
ミスをリカバーしやすいそうです。コマと同じで。
重心が低いと、ジャンプで回っても、失敗はほぼしないということで。
上半身にはゴリゴリ筋肉を付けすぎたらいけないんですね。
フィギュアスケートでは。
だからこそ、ワリエワが全てのジャンプで
手を上げて
回転しているのは驚異的なことなのです。
まさに奇跡の人です。
フィギュアスケーターで
ジャンプ回転が失敗しない人は
重心が低い。と
ベター。だそうですね。工学的見地です。
コマの原理
軸の周りで回転する物体は、外から力が加わらない限り回転を続けようとする。この性質を回転の慣性(運動を続けようとする力)という。
回転の慣性は、回転軸の周りに質量がどのように分布しているかで変わり、回転軸に対して遠くの位置(外周部)が重いほど大きく、
近い位置(中心部)が重いほど小さくなる。
陶芸で使われるロクロは、回転の慣性が大きくなるように、回転軸に対して遠い位置が重くできている。
そのため、回転させる時には大きな力が必要になるが
一度回転をはじめると、長い間回転を続ける。
コマも回転の慣性を大きくすると長く回り続ける。
そのためには、できるだけ外周部が均等に重くなるようにすればよい。
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