膝と腰が痛いのである。
人間なんてらららららだね、暑いね、どんならんね、もうね、ビール飲んで寝るね、ああ、もう、しかしまあそれはそれでね、いいかも知らんしね、戦争は嫌だぞ、ほんにほんに、なんて思って生きています。歳をとると変化を嫌がるそうですな、ま、そうしたもんだろう。歳をとる、身体が動かない、膝と腰が痛い、毎日は決まっているほうが身のこなしがさだまっていいような気がする、今日はあの街、明日はあの店なんてことはあまり好まない、すくなくとも私はそうだ。
しかしあれですな、こどもはそうはいかないものであります。こどもは勝手な生き物でユーチューブでマインクラフトがどうしたこうしたを観てると思いきや、どっかに連れていけと言う。男、六歳。ま、どっか連れていけぐらいのいいよるのだ、六歳児は。
私は田舎者です。今現在神戸と言われる泣いてどうなるか、と前川清さんが歌う街に住んでいます。神戸は都会です。神戸で立小便をしたら事案発生。南大阪の村やら郡で立小便をしても「それがどうした」であります。何回も書いてることですが、書きます。昔の田舎道は舗装されてもセンタラインというものはありませんでした。すべてがすべてそうでないにしろ、わりとそういう道がありました。私の父親は酔っぱらうと表に行きその舗装されてない道路の真ん中にたち立小便をしながら走っていました。「センターラインじゃあああ」と言って。あほうですね。あほうですが、とても楽しそうでした。小学生だった私も同じように「センターラインじゃああ」をおこないました。するとズボンがびちゃびちゃになり親父に怒られました。親の真似をしては痛い目を見るということでしょうか。
話をもどす。
この間息子とあまりにどっか連れていけというので、川に行きました。田舎者の私としては川の何がそんなにいいのかわかりませんが、言ってたのです。といっても足ぐらいつけれるほどの都会の川ね。感想を書きます。川はいい、こどもはいい、という結論。そんなことをしてなんになる、ということをこどもはいわない。3時間ずっと川にいる。私は3時間ずっとぼんやりする。そうして一日が終わる。環境を少し変えるだけで、こどもは楽しむのであります。これで川の中で小便をしたら完璧だね、と思いましが、そんなことはしません。都会やし、汚いし、川の深さがくるぶしまでぐらいやし。
コントの公演をします。どんなコントかというとそんなコント。なんというか、いわゆる物語にあふれた物語はしないということです。テレビやドラマは物語性に富んでいます。そういうのをひっくり返したのは孤独のグルメだろうか。少しの人となりとあとは飯。実にいいね、あれ。それはそうと、物語性に富むことなく、じんわりとした変拍子コントは観に来てほしいのだ。それはきっと小便センターラインを描くぐらいの日常からの乖離。どんな乖離や。
関本佳史コントの会「イカニワレワレガ」
~田んぼも畑も持っていない人達~
日時 2021年7月24日 土曜日
開場19時 開演19時30分
場所 大阪府大阪市西区江戸堀1-4-21
日宝肥後橋中央ビル2階2号アワーズルーム
(四つ橋線肥後橋駅下車6番出口四ツ橋筋から1本東へ徒歩1分)
出演者 関本佳史
前売り 1500円(プラス1ドリンク500円)
当日 2000円(プラス1ドリンク500円)
ご予約・お問い合わせ先 zubuno_zubuno@yahoo.co.jp
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