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すみれSで記憶しておくべきこと

1996年に僅か2戦のキャリアでダービーを制したあの衝撃のフサイチコンコルドの2戦目が『すみれS』でした。
2004年にはキングカメハメハもここを制してNHKマイルCとダービーの変則2冠を制しています。
このような歴史的名馬を輩出してはいますが、実態としては

2000mを超える3歳限定の唯一のOP特別

はこの「すみれS」ただ一鞍であり
皐月まであと7週のこの時期に2000m超のOP戦を入れているのはダービーと菊へのメンバー輩出目的あることは間違いありません。

サンデーサイレンスの初年度が3歳になった1995年以降27年間で、このすみれSから皐月に出走したのは15頭。
そして皐月で3着以内に好走した馬は『0』です。

そしてディープインパクトの初年度が3歳になった2011年以降の11年間で、
このすみれSの上位3着馬からダービーに出走したのは11頭。馬券に絡んだ馬『0』

一方、同様に11年間で菊花賞に出走したのは16頭。
そして2017年にここ3着だったキセキが菊花賞を制覇し、19年1着サトノルークスと20年2着アリストテレスが菊花賞で2着に健闘。
デビュー前はクラシックもなんて言われていた期待馬ながら、皐月路線では奥手で間にあわず、ダービーでも完成途上。
しかし勝ち味に遅かった期待馬がキャリアを重ねながらひと夏を超してようやくスタミナが活きる菊の舞台へという図式でしょうか。

その菊でもいま名前を挙げたキセキと菊2着した2頭を除けば2桁人気、2桁着順のオンパレードですが、クラシックへ駒を進めたメンバーは勿論、そこまでいかなくても2000mを超える条件、OPの長距離番組成立に長く貢献しています。

ですから『すみれS』で記憶しておくべきことは、

『皐月』ではお呼びじゃない。
『ダービー』で買うなら貴方が歴史的名馬になると見込んでほれ込んだ馬。
『菊』では相応のキャリアを積み重ねて相応の人気に支持されるような立場に成長していたら好走圏内と見て良し。
そして3歳秋後半からの古馬2000m超戦に出てきたら『おっ!すみれSで健闘してた奴だな。調子良さそうだから応援したろ!』と温かい目で見てあげる。
これが『すみれS』出走馬に対する正しい態度(笑)です!

そして目の前に迫る『すみれS』の馬券馬券攻略としては
【軸は何がなんでも社台系産馬から】が鉄則です。

さあ、もう金曜日です!
終末の勝負も楽しく的中させましょう!
お役に立てれば幸いです。

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お役に立てると思います。

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