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関東の意地とプライド・中山記念
今週は歴戦の古馬と明け4歳の新鋭が激突する伝統のGⅡ中山記念です。
優勝馬には大阪杯の優先出走権があたえれるトライアル競走であり、その先の宝塚記念を狙う中距離馬。あるいは安田記念を目指すマイラー、そして最近では少数派になりましたが、春の天皇賞を目指すステイヤーも叩き台の一つとして出てくる場合もあります。
そして近2年こそ出走無いものの「ドバイ」「香港」の海外遠征前の叩き台として出て来る馬が高確率で好走しているレースです。
そういったキャリア豊富な歴戦の古馬に対して、明けて4歳になった高素質馬も満を持して出走しての激戦。それが中山記念です。
4歳馬ならばクラシック出走の有無や近2走以内には連対欲しいとか5歳以上の古馬であればGⅠの出走経験、実績など、『伝統のGⅡ』と言われるだけあって重賞実績、距離実績、コース実績等々競走馬としての能力とキャリアを高いレベルで求められます。
GⅠの無い千八mという距離に、多種多様なメンバー集う一戦ですから、予想の切り口は無数にあると言えるかもしれません。
ならばここで言っておきたいのは
『中山記念は関東ホースマンの意地とプライド』
を示してきたレースであるという視点です。
2012年からの10年間(なんで2012年からというと、ディープ産駒が4歳になった年が2012年だからです)
美浦:9-4-7-51/71
栗東:1-6-3-36/46
って結果、ちょっと驚きですよね。関西馬大苦戦ですよ。
さらに
1番人気支持された関西馬[0-0-0-0/5]の完敗
12年トゥザグローリー(10着)
14年トウケイヘイロー(6着)
17年アンビシャス(4着)
18年ペルシアンナイト(5着)
19年ディアドラ(6着)
ここで1番人気も当然の実績ある関西馬が揃いも揃って轟沈。
この5頭中3頭が関西の個人馬主。2頭は新潟と函館登録の一口馬主クラブ。
全体でも関西馬主会は大苦戦です。
この10年で関西馬主は2着1頭だけです。そんな関東系優位の中山記念ながら、運に見放されているのが東京馬主会の関東馬。
健闘する関東馬にあって[0-0-1-17/18]というトホホな結果。
東京馬主以外の関東馬主(東日本)&関東馬を主力視するのが順当と言っておきます。
では1番人気になるであろう
関西馬のダノンザキッドをどうするのか?
まさにそれが今年の中山記念の的中、不的中に直結しそうです。
この続きは『お前さんはどこに行くんだい? 中山記念(2)』とでも題して明日お話ししましょうかね!
それでは明日。