20年間近くあった鬱屈とした気持ちが、半年でさっぱり無くなった話
はじめに・きっかけについて
こんばんは。お久しぶりです。ずばえです。
最近自分は、去年末に起こったある事件がきっかけとなり、ほんとうの意味で人生が変わっていました。この事件に関しては、後日また別記事で記載しようと思います。
この事件に関しては、当時すぐにnoteで書こうかと思っていたのですが、私の人生ではとても衝撃的な事件であっても、おそらく一般的にはそこまで共感を得るような衝撃的な内容ではないので記事にするべきではないと判断していました。
でも、その事件がきっかけとなり、ほんとうの意味で私の人生そのものが大きく変化、前進したのでたとえいくら共感を得られなかろうが、そのことについて記述することは今現在もずうっと暗いトンネルを歩んでいるような誰かの人生の良いヒントになるかもしれないので、今は書く気分になっています。
2022/11/24 追記
『ある事件』についてです。
この半年間の心理的変化について、1~3ヶ月目はいっときの躁的なものかと自分自身のことを疑っていたのですが、思いのほか持続しているのでこれは完全に脱した、と言っても良いかと判断しました。
なお、この20年間のうち、ここまで気分の落ち込みが一切なかったのは今年が初めてです。
鬱屈とした気持ちとは一体どの程度のものなのか
そもそも鬱屈とした気持ちとはどの程度のものなのか。
他人のことはわからないですが、まずまず病的だったんじゃないかな、と思っています。
私は発達障害者ではありますが、うつ病診断はされてはいませんでした。家庭環境的な問題で、PTSD的なものは強く出ていました。
うつ病診断はされてはないものの、夫には『うつ病ぽいかも』という話はよくしていました。
一ヶ月のうち、調子が悪い日は1週間~2週間以上あって、あまりにもひどい日は横になり天井を見上げることしかできなくなります。うつ病の人は体が重たすぎて動かない、とよく言いますがそれがよくわかる程度です。
希死念慮は若い頃から長く、強くありましたが、結婚してからは私には幸せな家庭があり、お金に困っているわけでもないのにどうしてここまで毎日しんどいのか、どうして自分はこうなのか、という罪悪感でいっぱいでした。
本題・どうやってそのような心理状態を脱出できたのか
思い切って仕事を変えました。
それだけ?と思われそうですが、それだけです。
去年、私は『絵を上手くなろうとすること』を意識的にやめました。今回の結果には直接関係しているわけではないのですが、確実にこの過程がなければ私は仕事を変えることができなかったと思います。
私は10年以上にわたり、絵が描けるWEBデザイナーとして働いていました。
絵は才能が無いなりにも、人生を賭けて頑張ってきたことです。
いくら下手でも、『自分はプロ』だという意識はありました。それは自分の誇りのようなものでもありましたし、アイデンティティでもありました。
なぜたくさんの人に認められたいという欲が出ていたのか。
先の記事では、深層心理的なところについて書けませんでしたが、突き詰めるとどうも、私はずっと母に認められたかっただけなのだと最近深く自覚しました。
そして、それはおそらく有名になったとしても叶えられないことなのだと今ではわかります。母は世界的に有名にでもならない限りは絶対に認めてくれないでしょう。そういう人なのです。
そもそも絵を描くことに向いてなかったであろう私は、その願いは絶対に叶えることができないものだと気付いてしまったので、とうとう私は絵を描く仕事さえも手放す判断をしたのです。
この時は『上を見ない』という判断をしていただけでした。
まさか、アイデンティティそのもの、地盤すら手放すことになるとは。
結果大正解でしたが。
現在なにをやっているのか
ここから急に胡散臭い話になってしまって申し訳ないのですが、現在は中国輸入販売をしています。
輸入販売の仕事は私にとってはとても楽です。
お金のことしか考えなくて良くて、しかも簡単。仕事のことで苦しむことがほとんどありません。
時々変なクレーマーには苦しめられますが、苦しみの質がぜんぜん違います。
特に今の仕事に対して努力などはしていませんが、自分のオタクとしてのリサーチ力が役に立っているのは間違いありません。
私は初月でネット系ビジネス本の棚にあるような、○万円稼げる!という額を達成し、毎月その額はどんどんと大きくなっています。
間違いなく情報商材にできるレベルだとは思います。自分の収入以下で情報商材を売ってる人がバンバンいるので。
正直今はめっちゃ楽しいです。なんせ小規模にやっていますので、リスクもほぼありません。
忙しすぎて困っているので、最近は品物販売単価を上げて販売サイクルを調整し、現在は収益の自動化の方に目線を向けています。
仕事がうまくいくことにより、今までは生活費のほとんどを夫に頼っていましたが、今は基本的に全て私が出しています。
自分が稼いだお金で、家族4人が暮らせるというのは真の自信に繋がっています。生きていて、後ろめたさのようなものが一切なくなりました。
どうして輸入販売の仕事をえらんだのか
来年から下の子が小学生になるので、来年からは時間ができるため、どこか会社に就職できたら良いなと1月頃は考えていました。
自身の社会不適合者っぷりに加え、生活費のほとんどを夫に頼っているという状況が自分の自信を無くしている原因の一つだと考えていたので、それを改善したかったのです。
そんな相談を夫にしていたら、夫が輸入販売系のビジネスを会話の中で少し提案してくれました。
流石に自分もその時は今のようにガッツリと取り組むとは思っていませんでしたが、来年会社に就職するまでの『繋ぎ』としては良いかなと手を出してみたら、あれよあれよという内にこの世界にハマっていき、今では逆に誰かに雇われることなど、考えられなくなってしまいました。
周りにいる人々が今の自分を作っている
夫は東京で会社経営をしていましたが数年前会社を売却し、今は個人事業主をしています。
そのお影で、一般主婦デザイナーの割には経営者の方とプライベートな機会で話すことが多いです。
その会話の内容はおそらく、普通の人がセミナーに行ってでも手に入れたい内容が大いに含まれることは間違いなく、夫も含め、周りに経営者の方が多いことは確実に今のビジネスを成功させることに役立ってると感じています。
なにか困ったことがあっても質問することができる先輩たちが周りにいる今のこの状況はとても心強いです。
好きなことを仕事にすることは必ずしも幸せではない
今回、私が伝えたいことです。
実は私は高校生の時に吹奏楽で推薦を頂いていて、音楽の道に進むというこ とも出来たのですが、その時の私は『音楽は本気で好きなものだから、その道に進まないでおこう』と判断し、その頃から夢がはっきりしていた絵の道を取りました。
まさか、絵のこともそこそこ好きだったとは……………
輸入販売の仕事をし始めて、私はこの『そこそこ』好きな絵の仕事に対して、無意識下で仕事のリテイクなどにものすごくストレスを溜めていたことにやっと気付きました。
私は、絵を描くことはそこまで好きではないと思っていました。クライアントの意見が第一で、自分の意見なんてあって無いようなものだと思っていました。
お客様が白が良いといえば『良いですね、白にしましょう!』と言う人間です。それこそがデザイナーのプロとしての姿だと信じていましたし、これができない人間はデザイナー失格だとまで考えていましたが、まさかストレスを溜めてたとは自分でも意外でした。
リテイク自体が腹が立つというか、リテイクをされる度に恐らくは自分の自尊心が傷付いていたのだと思います。
それはなにより『私が私の絵が好きなこと』の証明だと思いました。
私は多分、自分の好きなことに、口出しなんて誰にもされたくなかったのです。自分が思っている以上に、自分はアーティストでした。
輸入販売のように、特に自分が好きでもないことを仕事にしたことによって、ミスをしたり謝ることにまっったく抵抗が無くなったので、このことに気が付きました。
好きなことを仕事にするのは世間一般的には良いことのように思われていますが、その好きなことをする意欲や原動力が他人基準なのか、自分基準なのかで大きく幸福度は変わってくるでしょう。
さいごに
私は仕事で絵を描くことをとりあえずやめました。そして、オリジナルでの同人活動もひとまずやめました。
でも、なにかのきっかけがあった時にまた気楽に描いたり、展示などをしたいなという気持ちはあります。
自分の現在の環境に関しては非常に恵まれているという自覚がありますし、おそらく100人中100人がそう思うと思います。
ただ、この環境に関してはこの10年間ずっと変わらないものでした。だから環境が良かっただけで、今の私の心境があるわけではないとはハッキリ言えます。とはいえ、環境が後押ししていることは間違いないです。
私は私のアイデンティティを手放すことで人生が良くなり、一生良くなることがないと思っていた精神が良くなり、お金も以前よりずっと、自分だけの力で手に入れることができています。
人生を賭けて頑張っていたもの、そして今までのキャリアを手放すことは文章に表す以上に心理的に大変で、並大抵のことではありませんでした。
でも、一旦どん底まで行ったからこそ、手放すことができて、現在につながったのだと想うと、憧れの絵を描くという仕事を通過したのは悪くなかったのだと思います。
私は来年で32歳になります。
ずいぶん遠回りになってしまいましたが、私はようやっと死に際に『人生はずっと苦しかった』と言わないで済むかもしれない、という希望が出てきました。
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