見出し画像

KILLER-BONG

今週はKILLER-BONG(以下KB)の初期名作カセット、「HAMBURGER」を久々に浴びてからというもの、部屋のあちこちに点在するCD/CD-R/カセットをせっせと集めてはKB周りを堪能していた。「◯◯DUB」シリーズのTOKYO DUB〜MOSCOW DUBといったパワーショベルからの2枚(TOKYO DUBはジャケットとライナーも秀逸)を聴きながら気付く。OSAKA DUBがない。原盤は既に手元にはないけどCD-Rはある筈なのにないぞとなり、改めて探すも見つからない。が、ディスクユニオンにて在庫を発見、本日無事店舗受取。店頭では数年振りに見かけたサバスネタでラップするイルリメ「Hattari Broker Vol.1」(このジャケットを見ると当時の自分のはてなダイアリーに画像貼ってたのを思い出す)のCD-R、これまた数年振りにタゴマゴ&熊切さんによるNerve Net Noiseの「働き者に捧げる室内楽」(このジャケットを見ると西新宿時代のロスアプソンに置かれていたのを思い出す)も発見即購入。それからTHA BLUE HERBの DVDがとても安かったので買い直し。これ観てBOSSの言葉にやられたい。多分当時観た時もそうだった様に、今の年齢になっても刺さるんだろうな。生で観たのはもうかなり前、恵比寿のリキッドルーム以降観れていない。


で。そのKBなのだけど。555(カセットアルバム)やTriple Six、OFF&ONといったラップアルバムも軒並みクラシックではあるんだけど、近年はインストアルバムやMIXばかり(しかしタイトル数が多いのなんの)を聴いているし、おそらく数十枚程度しか焼いてないであろうCD-Rで今も聴きたいと思っているタイトルも数知れず。その中でも特に聴きたいのがこの「WRESTLER MIX」というタイトルのもの。これはオフィシャルのキャプションなのか、そこにはこうある。「レスラーMIX!強くなった気分になります」。うーん聴きたい。昔プロレスを集中的に観ていた時期があった。五木田智央やロスアプソンのルチャ・リブレのロゴなんかも然りなんだけど、音楽とプロレスを絡めたものやMIXには頗る弱い事に気付く。そんなジャケットがあしらわれていたらたまらない。だのでこれ、いつか聴けますように。


KBは変名偽名別名義、更にはMIXの作風もジャンルも多岐に渡っているし、なにより入手もなかなかに困難なものばかりなので、ユニオン中古で買いやすい値段だったらちょくちょく買う様にしているのだけど、個人的には衒ったものよりも(?)割と真っ当なビートものに惹かれる。だので◯◯DUBシリーズなんかはたまらないし、Sick Houseシリーズの病的なハウスもなんだかんだ言って中毒性を孕んでいてよく聴いている(相当に歪なんだけど)。そうそう昔々青山のCAYで観たECD&イリシット・ツボイ&イルリメに後半、半ば乱入みたいな形でKBとJUBE(THE LEFTY)がステージに現れた(その模様はECDVDで確認出来ます)時の興奮と高揚は忘れられない。バックパックにビニール傘片手のKBとJUBEがお馴染みのフレーズを連呼する姿がほんとにかっこよかったのだ。YouTubeにもあるのでちょっと観て下さい。


そんなこんなでユニオン後、暑さMAXな時間帯ではあったけれど井の頭公園でチル。ベンチに座って眺める散歩中の柴犬がもう本当にかわいくて、多分側から見たらわたし相当気持ち悪ーい笑顔をしていただろうに。以前住んでいたところのすぐそばに今川焼きをメインに売る店がオープンしている。イートインも出来るし、緑茶やほうじ茶なんて¥100なんでこれはちょくちょく行きます。何よりも美味しかったのだ。で、本日の〆は夜、THA BLUE HERBのDVDを観ながら梨を食べた。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?