TRANSONIC RECORDS 30th ANNIVERSARY SPECIAL
数ヶ月前からブルーレイレコーダーの調子がよろしくなく修理から一度は戻ってくるも、録画も再生も何も出来ず再び修理に出すも、本日出張で来てもらったらどうもレコーダーではなくテレビの基盤に問題があるのでは?とのこと。まあ、購入から10年以上が経過していたし良いタイミングだなと思い、ヨドバシへ。テレビは観られれば良いレコーダーが接続されれば良い拘りなしなので、手頃なのを購入、配送の手続きを済ます。数ヶ月放置していたのだけど、年末年始は録画&ブルーレイを再生出来る環境が。その後はらドーナッツを2つ、行きつけでしょうゆだんごを3本買い、植本一子さんのニュウエッセイ集「それはただの偶然」を買って帰宅。
夜、 DOMMUNEのTRANSONIC30周年特集を観る。TRANSONICは兎に角思い入れいっぱい。TAGOMAGO、Strange Garden、King Of Opus、ARM、Pacific231…うーんキリがない。タゴマゴさんは作品枚に異なる作風で、ダブレストランの初作〜太田裕美〜端正なブレイクビーツ。更にはNurve Net Noise〜ときめきサイエンスに至る幾つもの分裂を重ねながらもオリジナリティ溢れる楽曲群を生み出していた。やはり「木枯らしのエチュード」は衝撃で、それは曲名にまで至る。ラストの「すきよ」で幕を閉じるのもたまらない。Strange Gardenのダビィブレイクスなアルバムの心地良さったらない。「Special Dub Sunday」は日曜日に浸るのを今も時々やるし、岸野雄一さん客演のトラックで幕を閉じるのたまらない(2回目)。King Of Opusのファースト、「Circumstances Victimization」はおそらく初TRANSONICの一枚だったと思う。これは自分の周りの、局所的ではあったけれど耳の肥えた友人知人達がこぞって大絶賛していた特別な一枚。エキゾダブなんて言われているけれど、そう、彼等やDUB SONICなんかが提示するダブに触れてしまったから、良くも悪くも(?)ダブやレゲエの聴き方が少々歪になってしまった様に思う。
ARMのブレイクビーツのかっこよさったらなかった。以前もここのnoteで書いたけれど、TRANSONICのコンピでも彼の楽曲は際立っていたし、頭を振らされてしまうのだ。そう、砂原良徳のファーストソロとの共振性を強く感じてみたり。ARMは今年リリースされた「It's A Sonic」を聴けた事が本当に嬉しかった。このアルバムに対してはかっこいいしか言えない語彙力不足全開なんだけど、兎に角かっこいいいい。Pacific231の「Tropical Songs Gold」は、紛う事なき国産私的アンビエントクラシック。帯には細野晴臣御大と小柳帝のテキストを配し、眠る時に小さな音で流す事のまあ多い事多い事。細野さんがこのアルバムにぞっこん&絶賛し、コメントを寄せ、ご自身のデイジーワールドから「MIYASHIRO」がリリースされた流れはとにもかくにも美しい。 DOMMUNEで永田さんが発言していた、生前、蓮実さんから「再発しないで」と言われたらしいけれど、その理由はわからないが、YouTubeにフルであがってるのでこの途方もない大傑作に触れてみて下さい。
DOMMUNEでのFantastic Explosionのライブを観た。冒頭御三方(スズキスキーもいたぞ)がお揃いのFEの黄色T&サングラスで佇んでる絵面がたまらなかった。が、ライブが始まった途端御三方共ステージから早々にはけてしまい。とは言え秘蔵映像とドラムンベースが交わり、オーディエンス(主役不在なので)の楽しそうな映像だけでも十分だったのかもしれない(?)。前半トーク部分でのピチカートの前座をやったエピソード等を聞いて、そうなんだ、小西康陽はDUB SONICタケさん(a.k.a.タケ・ロドリゲス)の事も引っ張ってしまったりと(ビートマニアのコンピ、もしくは「中里丈人の宇宙」で聴けるぞ)、最高だったんだ。そんなこんなを思いながら後半ようやく登場した永田さんの DJに浸りながらこれを書きながら&昔のMARQUEEのTRANSONIC周りの記事を久しぶりに引っ張り出し(トップ画、ヤシュククさんから拝借しちゃいましたすみません)。