□□□とボードゲーム(1.818)〜デュシャンとチェス(続々々々々々々:補足)
前回の記事はこちら。
デュシャンは一区切りで、別なことを書くつもりでした。
でしたが、あとになってこれ書いときゃよかった、と思い出した小ネタが1つありましたので、今回はそれです。
小ネタ:デュシャンのポスターの歪み
デュシャンのポスターについて書いた記事はこちら。
デュシャンは、網袋に入れたたくさんの立方体のブロックを撮影して、その写真をもとにしてチェス大会のポスターを描きました。
しかし、現代技術(3DCGなど)を用いて調査すると、
・描かれたブロックは実際の状態とは齟齬のある箇所が10ちかくある。
・描かれたブロックは、歪んで描かれている。
ことがわかりました。
素手だから歪むよね、という理由もありそうですが、デュシャンはあえて意図していた
透視法ではなく、投影法で描いた
かも知れません。
おそらく、調査は透視法での結果であり、投影法での数値のズレまでは検討していないと思われます。
なぜ投影法かと言うと、前回の記事でとりあげた「騎乗投影法」とチェスとの関係からです。
ま、邪推なんですが。
締め
ということで小ネタでした。
次回はちゃんとやります……やれる?
では。