キラメキの歴史(初演〜現在まで)
Z systemの代表作である「キラメキ ~私はトビウオ、あなたは太陽~」の
初演から現在に至るまでの7年間の歴史を振り返ってみました。
あらすじ
とある関西のスイミングクラブ。実力派のシンクロチームがあった。
関西シンクロ界で鬼コーチと呼ばれる水原葵は、突然エース選手・陽子から他のクラブへの移籍を
聞かされる。ショックを受ける水原に対し、コーチと選手以上の感情を持っていた陽子は「あなたは私の太陽でした。」と言い残し去っていく。
その言葉は、このクラブにあるエース専用ロッカーに書かれた落書きの言葉・・・。
―「私はトビウオ、あなたは太陽」―。
この言葉を書いたのは、かつてこのスイミングクラブで偉大なエースだった水原だというのだ。
次期エースを目指すさとみは勇気を振り絞り、水原に迫る。
「話してくれませんか、誰よりも輝いていたはずのエースのあなたが太陽とまで例えたその人の
ことを」。
鬼コーチが語る、熱き青春の物語――――。
つかこうへい作『いつも心に太陽を』の女性版を目指し
オカモト國ヒコの書き下ろし作品。
2016年
Z system 代表 中川浩三(演出家名:奈可川浩三)が
つかこうへい氏作「いつも心に太陽を」のオマージュ作品として
女優のみが出演する戯曲をオカモト國ヒコ氏に提案。
「いつも心に太陽を」の主人公たちは現役の男子水泳選手である事から
女性選手がメインとなるシンクロを題材にする事が決定。
シンクロのジュニアオリンピック出場経験をもつ当時の劇団員に取材を行い
「キラメキ」という戯曲が完成した。
当初は「陸上で水面を表現する」事に戸惑いながらも試行錯誤を繰り返し
スポーツ選手を表現するうえでの体力づくり、肉体改造に励む。
数カ月の稽古の末、ついに役者自らが舞台上で泳ぐ
“シンクロ”パフォーマンスを実現。
史上初の“シンクロナイズドスイミング演劇”としての上演が叶った。
その希有な作品が突如現れた事により
関西演劇界に衝撃が走り、大きな話題となる。
「舞台上に水が見えた」「圧倒的な実在感を感じる」等と高い評価を得
第一回目のキラメキは終演した。
2017年
神戸三宮シアター・エートーのコラボ企画として二度目の公演。
前回出演者に加え、新たに女優陣を募り
より体力づくりに特化した稽古を行い上演。
好評の中、Z systemとしてのキラメキに一旦幕を閉じた。
同年 8月~2021年
作者であるオカモト國ヒコ氏による
新人女優育成プロジェクトとして発足された
「project真夏の太陽ガールズ」の上演題材として抜擢
Z systemも奈可川がパフォーマンス演出、劇団員が出演者として参加する。
以降2021年までの計4回、毎年夏に上演し
更に2021年11月には関西演劇祭に出場、作者のオカモト氏が「キラメキ 2nd」というアナザーストーリーを書き下ろし、《審査員特別賞》《脚本賞》《アクトレス賞》を受賞。
より多くの人に愛される作品となった。
※2020年は新型感染症の感染拡大防止の為中止
引用:https://manatsunotaiyo-girls.com/ (真夏の太陽ガールズ公式HP)
2023年 6月
7年の時を経て、満を持して大阪・東京の2都市公演が決定!
オーディションで勝ち抜いた6名
そして過去キラメキに出演した女優達の合計11名が出演する。
新たな挑戦として「映像」を駆使し
さらに迫力ある“アーティスティック演劇”として蘇る!
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