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時に背中を蹴っ飛ばしてくるSideM楽曲10選
TL見てたら企画が流れてきた。
やりてえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。
やる。
誰ですか
雨彦・朱雀担当、
Legenders・神速一魂担当P。
モバエムに事前登録はしていたものの、
時に数ヶ月以上触らない日もありつつ適当に遊んでいたところ、
気づいたら狐顔オールバック高身長男がソロデビューしていたため、慌てて本気で触り始めた。
エムステで担当に狐の耳が生えちゃってひっくり返ったり、
サイスタで担当がインテリ眼鏡社長になっちゃってひっくり返ったりしつつ、
今はマイペースに追っている。
時に背中を蹴り飛ばしてくるSideM楽曲10選
0.前書き:「寄り添ってくれる」曲だけじゃないと思う
曲紹介に入る前に書いておきたいことがある。
SideM楽曲はとても優しい曲が多い。
「勇気がもらえる」「寄り添ってくれる」というフレーズで布教されているのをよく見る。
めっちゃその通りだと思う。
SideM楽曲、マジで人間の心に寄り添ってくれる曲が多い。
聞くアロマ。
ただ、今回私が紹介する曲のいくつかは「寄り添ってくれる」曲ではない。
胸を張った人生を歩んでいない私の背中を蹴り飛ばし、崖に突き落とすような曲だ。
そんな曲聞きたかねえよとか、担当の曲に何言ってくれてんだとか思う人もいると思うので最初に言い訳を書いておく。
優しいばっかりだと辛いのだ。
私は、素敵なアイドルたちに寄り添ってもらえるような素敵な人間ではない。
だからこそ、背中を蹴り飛ばし「いいから黙って歩け」「顔を上げろ」「うだうだ言うのは前を向いてからにしろ」と叱りながら、崖から突き落としてくれる曲が好きだ。
それを踏まえた上で読んでもらえると嬉しい。
もちろん、めっちゃ普通に優しい曲も楽しい曲も好きなので、それも普通に出てくる。
じゃあこの話何だったんですか?さあ……。
1.FOCUS ON YOUR LIFE/Legenders
私の一番好きな曲。
なので、全楽曲紹介の中でここが一番長い。対よろ。
一個前で私がごちゃごちゃ書き連ねたのは、単にこの曲の歌詞がいくらなんでもエグすぎるからだ。
Legendersの曲は基本的に全部めちゃくちゃ説教臭い(そこが好き)と思っているのだが、この曲は随一だと思う。
なんてったってこいつら、全然優しくない。
運命論者の諦めなどに 行き先を委ねるな
つまりは「『どうせ』とか悲観的なこと言ってる場合じゃねえだろ」と歌っている(と私は解釈している)。
根が悲観的な人間である私は、この時点で「す、すみません……」と半泣きで許しを乞うことしかできなくなる。(しかもこのパート歌ってるのは担当の雨彦。)
それだけではない。
何も知らないままで いいはずがないだろ
ごもっともである。
これを19歳の少年に言われる。
さらに、
他の誰かのせいにするんじゃなく
大切なもの 守るそのため
できることがあるだろう
要約すると「人のせいにしてる暇があるならテメェが今できることをやれや」と言われている(と私は解釈している)。
普通に説教だ。
もう半泣き通り越してガチ泣き。
許してくれ。
ちなみに一行目は古論のパートなので、今紹介した三箇所の歌詞だけでLegenders全員から説教フルコンボを食らっていることになる。
(でもここの古論の歌い方は物凄く力強く高らかでかっこいいので是非聞いてほしい)
そもそもとして、この楽曲のキーとなるフレーズがもうきつい。
君よ、意思を示すんだ
これを言われて、
「いえ、私はいつもしっかりと自分自身の意思を示しています!」
と胸を張って答えられる人間がどれだけいるだろう。
少なくとも私はできない。
自分がしたいこともわからなければやるべきこともわからない。
ただ皆がやっていることを真似て、これさえやってれば真っ当な人間になれるのかなとぼんやり思いながら生きている。
そりゃ「何も知らないままでいいはずがないだろ」うがよと怒られるに決まっている。
このように、私はお世辞にもFOCUS ON YOUR LIFEを「我々を優しく導き寄り添ってくれるあたたかい曲」とは紹介できない。
聞いてるだけで半泣きになってくるんだもん。
だが間違いなく一番大好きな曲だ。
突然だが、以下、楽曲「スリーブレス/FRAME」の話と並行する。
私はスリーブレスも大好きだし、実際聞いて泣いたこともあるが、今回はFOYLと並べて語るので、読みたくない人は読まないでほしい。
私みたいな人間は、優しい声で「焦らなくてもいい」「現状維持でいい」と言われてしまうと余計に苦しくなってしまう。
現状維持でいいわけがないことを、自分が一番わかっているからだ。
FRAMEは優しいから、ありのままの君が生きているだけで十分と言ってくれるが、私はどうしてもそのように思えない。
特にスリーブレスは本当に本当に優しい歌詞なので、英雄や龍くんや信玄さんの柔らかな歌声を聴いていると「貴方たちみたいな優しい人がこんなクソのことを構わないでくれーーー!!!!!」と大暴れしそうになる。とにかく申し訳ない。
自分で言ってて面倒臭すぎる人間だと思う。
すまんFRAME。
放っといてくれFRAME。
そんな私にとって、「どうせとか言うな」「知ろうとしろ」「人のせいにするな」「できることをやれ」というメッセージを鳩尾に叩きつけてくれるFOYLは、一周回ってあたたかい曲なのだ。
もちろんFRAMEのことも大好きなので、いちいち比べるなよと思われた方には申し訳ない。
ただ、ユニットによって励ます方法がここまで180度変わってくるんだという感動を知ってほしいので話題に出しました。
2.Sweep Your Gloom/葛之葉雨彦(Legenders)
私がSideMに出戻るきっかけになった曲。
モバエムを本当に適当に遊んでいたので、ボイスがついてからも「ふーん」と思いながらあんまり触ってなかった。
それでもふんわり触れたアイドルたちがどういうソロ曲を歌ってるのかは気になったので、いろいろ聴いてみた。
アイドルオーディションの時に一票だけ持ってた投票券を入れた、オールバック男のソロ曲が既に発売されているらしい。
穢れること恐れ 逃げているままでいいのかい?
衝撃だった。
歌詞もだが、歌い方がすごい。
「いいのかい」の「か」を聴いてほしい。
掠れたその歌声は、こちらを案じているようにも聞こえるし、吐き捨てるようにも嘲笑するようにも呆れているようにも聞こえる。
二次元のキャラがこんな種類の感情を乗せるの?と驚愕した。
普通はもっと、優しく背中を押すような歌い方をするんじゃないのか……?
何でこんなに冷たいんだ……!?
何でこんなどこの馬の骨とも知れない奴に、こんな「テメェ、そのまま逃げてるままでいいのかよ」と説教されてるような言い方をされなきゃいけねえんだ!?!?!?と感情がめちゃくちゃになった。
でも言い返せねえ。
私は胸を張って「いいえ、逃げていません!」と言い切れるような人間ではないので。
まるで心臓のど真ん中をアイスピックで貫くようなこのフレーズに心を奪われ、私はSideMに出戻った。
多分、この時から背中を蹴り飛ばしてくれる曲を探してたんだと思う。
3.喜怒哀楽万国共通-Burn it up!-/神速一魂
冒頭二曲との温度差がすごい。
だが最初に言った通り、私は背中を蹴り飛ばしてくれる曲が好きだが普通に楽しい曲もだーいすきなのでこれもだーいすき。
出勤前はとりあえずこれを聴いてテンションを上げていた。
ぶっちゃけこの曲に関しては合いの手が入るところが全て最高なので、歌詞を引用しだすとキリがない。
例えばこれ。
心労(シャカイ) 頭が(いてぇ)
いくらなんでも紅井朱雀が可愛すぎる。
いてぇらしい。
さらに、
そのフタ(解放!) ぶちまけ(承知!)
カラにしよう
フタを解放しぶちまけることに一切の迷いがない黒野玄武も、それはそれは可愛い。
と、今紹介した二つは1番Aメロの合いの手がある部分を連続で書いただけなので、このペースで行くと日が暮れて夜が明けて9thLIVEが始まってしまう。
とりあえず聴いてくれ!
この曲の魅力はマジでもう聴いた方が早い。
そうは言っても聞くのは面倒だな、という人に向けて特に紹介したい歌詞がこれ。
身の程(Myself!) 気にせず(My life!)
突っ走るぜ(ザ・爆走!)
良すぎる。
「ザ・爆走!」を聞くとマジで悩みとか全部どうでも良くなる。
聴いて欲しい〜〜〜〜〜〜。
別にリズム的には「ば・く・そう!」でもいいのにわざわざ全然要らん「ザ」をつけてるところがたまらない。
私が何か悩んでる時でも「神速一魂は身の程気にせず突っ走ってるのかも……」と思うと元気が出るし、そのことを「ザ・爆走」と呼称してるのが最高。
あと普通に「身の程気にせず」が素敵な詞だと思う。
身の程を気にしていたら動けなくなり、自分の意思も示せなくなるので。
SideMって16組もユニットがあるけどメッセージの根っこは全部一緒で、表現の仕方がユニット毎に違うだけなんだろうなと思っている。
4.愛笑華!/彩
最近、彩の曲を聞くと涙が溢れてしまう。
ファンかも。
誰かを尊いなっていう想いが
人生だって言っていいかい?
この歌詞が大好きで、今これをキーボードで打ち込みながら涙目になった。
彩は何となく「愛」の歌が多いなという印象がある。
この曲も例に漏れず、「大切な貴方の笑顔をもっと見ていたいな」という愛、恋心を歌う曲だ。
ただ私はオタクなので、オタクな解釈をしてしまった。
以下、勝手なオタク解釈をしたオタクによる戯言要素が強い。
異常自己解釈が苦手な人は読まない方がいい。
前述の歌詞を聞いたとき、オタ活のことを言っている!?と思ってしまった。
オタクが推しのことをすぐ「尊い」って言う、あれのこと言ってんのかと思って。
「尊い」っていう言葉を人間に向かって使う例、オタク以外にあんまりなくない?
誰かを「尊いな」って思う推し活は、見返りを求めない一歩通行のものだ。
この歌詞は「それも一つの愛の形だよね」と肯定してくれているように感じたし、実際彩のメンバーってそう言ってくれそうだなーと勝手に思っている。
しかも彩は、全員がアイドルデビュー前から自身のファンを持っていてもおかしくない人たちの集まりだ。
彼らを推し、尊いと感じていた人たちもいたかもしれない。
そんな彼らの歌う楽曲だからこそ余計に、愛の色々な形を歌っているのではないかと考えてしまう。
でもめっちゃ自分に都合よく捉えてるだろうなって思う。すみません。
私はSideM以外にも広く浅くジャンルを広げ、オタク人生をザ・爆走!しているので、このどうしようもない人生すら受け止めてくれる(気がする)愛笑華!が好きだ。
これはマジで余談の自分語りだが、ちょうど別ジャンルの推しの接触イベント(芸能人と握手や会話ができる企画)に行く前にこの曲を聴いた。
恋心は抱いていないが、「尊いな」って思いながら何年も推してたし、「逢いたいな」って思いながら新幹線に乗ったし、舞台上で喋ってるところを見るだけで胸にちょうちょが踊ったので、推し活も紛れもなく愛だと思う。
5.はるかぜバトン/もふもふえん
私は何かにつけて物事を悲観的に捉えがちな人間だが、対もふもふえんに関しては判定が甘くなる。
何故か。
彼らはまだちっちゃいからだ。
今日をしゅっぱつ 大じょうぶさ
おそれずにずっと かなたまで
正直、「何の根拠があって『大丈夫』やねん」って感じだ。
こっちにはこっちの理由があって出発できなくて、大丈夫なんて思えなくて、恐ろしいからここに留まっている。
お前は私の何を知ってて「大丈夫」って言ってんだあー!?となる。
もふもふえんが歌っていなければ。
ご存知の通り、もふもふえんは9歳と11歳と11歳からなるユニットだ。
もちろん彼らにも彼らなりの悩みがあって、苦しみがあって、ひいこら言いながら人生とアイドルをやっている。
それでも彼らは、9歳と11歳と11歳だ。
さっき私は「お前は私の何を知ってて」と書いたけれども、知らなくて当然なのである。
私は子どもの悩みを理解できないし、子どもも大人の苦悩など理解できないししなくていい。
彼らには、世界一甘く優しい無責任が許される。
……と思う。
だからこそストレートな歌詞が甘くてふわふわでやさしくてうれしい。
大体、もふもふえんが恐れずにずっと彼方まで行こうとしてるのに大人の私が恐れてちゃ恥ずかしいだろとも思う。
ただ、本当に心の底から元気がないときにもふもふえんを聴くとトドメを刺されることがあるため、聴くタイミングには気をつけている(こんなに小さい子でも頑張ってるのに私という人間は……といくらでも落ち込む。「ほっぷ・すてっぷ・ハイ、しーぷ!」とかヤバい)。
はるかぜバトンは、まだ元気ない時に聴いても比較的大丈夫な曲だと思う。
こんな私にもバトンを渡してもらえるし、歩くかどうかはとりあえずバトンを受け取ってから考えればいいかなと思える。
あと、7thLIVE愛知Day1のはるかぜバトンは是非見てほしい。
一番最後の「きらきら日が さしこむはるに」のメロディに高音があるのだが、これをさらりと発声してみせる矢野奨吾さんが凄い。
その音ライブで出せるの!?!?!?と思った。
6.Happy's Birthday/S.E.M
好きな箇所が、大まかに二つある。
まず一つ目は、2番のサビ。
サッカー選手も パイロットも コックも
警察官も 花屋も 教師も アイドルも
キミの未来に夢見ていいんだ
ご覧の通り、「キミ」が夢見ていいものの例として挙げているのは315プロアイドルの前職だ。
全体曲ではない部分で315プロを感じることが大好きなので、この部分を聴いたりカラオケで歌うとボロッボロ泣いてしまう。
彼らが理由あって辞めた職業、辞めざるを得なかった職業は、どこかの誰かがなりたい夢の姿でもあるのだ。
S.E.M自身が辞めた「教師」や、今まさに彼らが掴んだ「アイドル」が入っているのも良い。
確かに、S.E.Mを見て教師を目指すファンもアイドルを目指すファンもいるかもしれないし。
それから、これに続く、
憧れてしまうことを見つけて
という表現も好き。
「〜てしまう」は少しネガティブな印象を感じるけど、ここに、無謀な夢を抱くこと自体に罪悪感を感じてしまう人間へのケアが込められているんじゃないかと思っている。
S.E.Mってほんと優しいし手広い。
続いて、もう一箇所好きな歌詞がある。
キミが生まれたことがなにより
幸せだっていう人のため
ありがとうより大切なのは キミが毎日幸せなこと
素敵な歌詞だ。
特に、周囲の人間や環境にはすこぶる恵まれているのに自分自身の価値がそれに見合っていないと毎日感じている人間にとっては、とても受け止めやすい言葉だ。
「お前のためではなく、お前が生まれたことを愛してくれる人のために幸せになりなさい」と言われると、結果的に行うべき事柄は何も変わっていないのに何だか受け止めやすくなる。
というか、ぶっちゃけこのメッセージ自体は特段珍しくも何ともないのだが、教師アイドルがそれ言っていいんだと驚いた。
アイドルマスター優しさの種類をたくさん教えてくれるM。
7.Eclipse of the Heart/Legenders
また”問うて”きたわ、こいつら。
Prepare to make it happen?
叶える決意はあるか
怖いよ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(半泣き)
ざっくり翻訳すると「実現させるための覚悟はできてるか?」だ(と思う)。
す、すみません。
まだです……。
Legenders、ソロ曲も含め、「お前、やる気あんのか?」を何かにつけて問うてくるように感じる。(「you're」とか。)
ただ彼らが歌うそのメッセージは、聞き手にはもちろんのこと、彼ら自身にも問いかけてるんだろうなとも思っている。
Stand on where you want, just now.
私のガバガバ翻訳によると、
「お前が求める場所に、今、立つんだ」。
それってつまり、
「君よ、意思を示すんだ」じゃない!?
スカウトを受けたのではなく、自分自身の意思で履歴書を書き、事務所に送り、オーディションに臨んだ彼らがこれを歌うのは、とてもかっこいい。
そして彼らは、実際に意思を示しstand onした奴らの集まりなので、未だにstand onしていない私は自分が恥ずかしくなってしまう。
全然,be readyじゃない。
だからLegendersの歌を聞くたびに、怖いよ〜〜〜と思うんだろう。
担当アイドルに抱いてる感情、畏怖。
EoHに関しては、メッセージ性ももちろんだが詞がとても美しくて好きだ。
Prepare to make it happen?
激しいコントラストは
過去の意味を 未来の意義を 問う境界線
特に三行目が好き。
Legendersは三人それぞれに短くパートを割り振って、一気に畳み掛けてくるような歌割りが多く、これもその歌い方をする。
ちょっと待って!説明が下手すぎる。
例えば「Legacy of Spirit」の「さあ」三連とか、
「PERMAFROST」の「涙も 笑顔も 未来へ」とか。
良い感じに三人に似合う割り振り方をされるので、この歌割りがあると嬉しい。
CIRCLE OF DELIGHTシリーズでも是非よろしくお願いします。
8.流星PARADE/DRAMATIC STARS&S.E.M&Jupiter
「Happy's Birthday」の部分でも書いたが、全体曲ではない部分で315プロを感じることが大好きだ。
特にこの曲は、何で全体曲じゃないのかわからんくらい「SideM」を感じる歌詞。
それぞれの輝きを ほら、散りばめてみたら
一つの空になると 僕らは知ったよ
遠い未来 どこかで振り返ったら
今日という煌めきは まるで…流星のPARADE!
それぞれの輝きについて歌いながら、「過去」を振り返ることと「今」の煌めきを肯定している。
これで全体曲じゃないの!?嘘!?
一番最初の歌詞も良い。
そうさ決めたら 曲げずに向かってみようよ
最短じゃなくてOK らしく行こうぜ!
SideM、一貫して「まずは進んでみよう」を歌っているように思う。
進んでみることを目標にバトンを渡してくれるし、行けるやつは爆走すればいい。人によっては、匍匐前進でもいいって言うし、挙げ句の果てには一旦停止だって進行過程だ。
それらを彷彿とさせる「最短じゃなくてOK」という歌詞の優しさに泣いてしまう。
あと、サビの振り付けが良い。
「今日という煌めきは」でみんなが煌めきマークをえっさほいさと描く振り付けがとても可愛くてキャッチーだから、見たことない人は見てほしい。
9.PRIDE STAR/315 ALLSTARS
You Make Me Proud!
以下、私のガバガバ翻訳による感想なので、もしかしたらトンチンカンな自己翻訳で勝手に泣いているヤバい奴かもしれない。
その時はそっとしておいてください。
You Make Me Proud「あなたは私の誇りだよ」
といういくらなんでも優しすぎる言葉に、こっちは既に限界だ。
そんなわけないからだ。
どう考えても私は君たちアイドルにふさわしい人間ではないし、どう考えても君たちアイドルの方が私の誇りだ。
私はただゲームしてるだけのオタクなので……。
というか、誇りと呼ぶのもおこがましい。
アイマスに触れているとよく思う。
我々オタクは「プロデュース」なんてしていない。
ごっこ遊びの延長線でそう口にすることはあるが、少なくとも私は「プロデュースしている」と心から思ったことはない。
私はゲームをし、グッズを買い、好きなゲームの好きな曲を「聞いてくれ〜!」と友達にまくしたてているだけだ。
彼らが取ってきたゲーム内のお仕事も、グッズコラボも、ライブの歌唱も何もかも、運営が企画した結果であってオタクは何一つ関与していない。
だからゲーム内の彼らから誇りに思われこそすれど(そういう設定なので)、
こっちが誇りに思うなんておこがましいと思った。
誇り高い彼らの成長に、オタクは関係ないので。
すると、彼らは2番でこう言う。
We'll make you proud!
We'll make you proud!
「我々はあなたの誇りになるよ」
なるの?
なるんだ。
こっちがどう思ってようと関係なかった。
こっちがグダグダ言ってる間に、アイドルたちは勝手に決断していた。
誇りに思っているあなたのために、自分たちもあなたにふさわしいくらい誇らしくなろう。
そんな感じの意味なんだろうな、と思う。
私もそのようにすべきじゃない?
私はプロデュースなんて一切していないオタクだが、彼らにふさわしい素敵な人間を目指したら、人生もっと素敵にできるかもしれない。
彼らの誇りになれるくらい素敵な人間になれたらいいな。
頑張りたいから、頑張るために、背中を蹴っ飛ばしてくれないか。
10.Undiscovered WORLD/古論クリス(Legenders)
私の思い出全振りで選んだ。
初めてSideMのライブ現地に行ったのは、3rdLIVE静岡Day2だ。
座席はアリーナの果ての果て。
正真正銘の最後列。
Undiscovers WORLDは元々大好きな曲で、福岡はライブビューイングで見ていたので、チケットを握っていた静岡Day2での披露が確定した時は心でガッツポーズをした。
待望の披露によるイントロに涙ぐみ、歌唱に泣き、間奏の演出に大号泣した。
それまで映画とか見てもせいぜいちょっと涙腺が熱くなったかな?くらいだったのに、有り得ないくらいズッタボロに泣いた。
Undiscovered WORLDを浴びたこの日から、私の涙腺はぶち壊れてしまった。
今では好きな歌詞をキーボードで打ち込むだけで涙ぐみ、お気に入りの曲を聞くだけで泣き、ファンコンで嗚咽しながら泣き崩れるほどだ。
ほんまにめちゃくちゃ。助けて。
戻して。
昔の私に。
私はそもそもLegendersが好きなので、古論クリスのことも好きだ。
だからこの曲の何が好きなの?と聞かれると、「何、とは……?」になる。
全部。
歌詞もメロディも全部好きだが、いくらなんでもそれだけではあんまりなので、一番好きなところを紹介する。
未知なる海が 呼んでいるよ
Shall we go to Undiscovered WORLD?
ここのフレーズが、歌い方が、リズムが、とてつもなく美しい。
ライブではCD音源よりも少し力強い歌い方をされていて、そこでも泣いた。
あと、歌詞もメロディも関係ない話だが、Undiscoverd WORLD披露が確定した時にこれだけは目に焼き付けるぞと心に決めたものがあった。
ペンライトで海のように青く染まった会場だ。
幸いにも私はアリーナ最後列。
前方はもちろん、自分を囲むスタンド席まで見渡して、古論の愛する海に似た青い景色を必ず見ると決めた。
当日、
泣いててそれどころじゃなかった。
まーじでそれどころじゃない。
油断するとほんまに崩れ落ちそうになる。
間奏でちょっと落ち着いた。
見渡しチャンスだが、間奏中にも振り付けはある。
出来ればなるべくステージから目を離したくない。
とはいえそれでも、見ると決めて来たのだから、ほんの一瞬だけで良いから、周囲を見渡すべきだ。
全景映像は円盤に入るだろうが、アリーナから見上げる景色は今しか見れん!!
ここまでをコンマ3秒くらいで考えて、泣きながら必死に顔を上に向ける。
青くなかった。
真っ青な海を予想していたのだが、ちらほら赤とかオレンジとか、いろんな色がある。
確かに、ペンライトを複数持ちしてたら一本は担当の色をつけっぱなしにすることもある。
そりゃそうだ。
青の中にちらほらと、カラフルな色の混じる景色を見て、私は、感動して涙腺がぶっ壊れるくらい号泣した。
なんていうかあれを見た瞬間、「あー、海ってそうだよな」って思っちゃった。
青一色なわけない。
古論が愛してる海って、ただ水があるだけじゃなくて、珊瑚とか魚とか、私の知識では足りないくらい沢山の生命に溢れた色とりどり煌びやかな世界のはずだ。
そりゃそうだ。
自分が思ってたよりもっと素敵な景色が見れた。
ありがとう古論。
ありがとう315プロダクション。
だから思い出深い曲です。
まとめ
10曲中4曲をLegenders関連にしてしまった。
なんなら途中まで「you‘re/北村想楽(Legenders)」を入れて内容も最後まで書き切ってたのに、泣く泣くPRIDE STARと入れ替えた。
どうしても私は暗めの曲が好きで、背中を蹴っ飛ばしてくれる曲が好きなので、Legendersの割合が多くなってしまうらしい。
だって16ユニットの中でLegendersが一番蹴っ飛ばしてくるから。
なんでだろ。
足長いからかな。
流星PARADEの部分でもチラッと書いたが、
SideMの曲の素敵なところは一貫して「前を向け」と言ってくれるところだ。
その言い方が、ユニットやアイドルによって全然違うから素敵だなあと思う。
「うつむいてたら紅茶飲めないでしょ?」とウインクしまんまと顔を上げさせる人もいれば、なんかライブ中に顎クイしてくる人もいる。
マジで色々おる。
16ユニット49人もいたら、一人くらいは「この人の前の向かせ方、好きだなあ」と思えるアイドルがいると思うので、いろんな人にSideMの曲を聴いてほしい。
既存Pでも謎のタイミングで突然担当じゃないアイドルにすっ転ぶ瞬間があるし、何年追いかけていても新鮮な驚きがあって楽しい。
私は最近「わんだふる哉、人生!」を聴くと胸が苦しくなる。
なんでかわからん。
最近めっちゃ猫柳のことが好き。
猫柳………………。
猫柳の一番好きなカードは【宇宙の交信者】チェンジ前です。
それでは、ユニットでもアイドルでもなく
「SideM」そのものが得意とする前の向かせ方は何だろうと考えると、
We Are 315!
やっぱりこのフレーズだと思う。
「We Are 315!」のコールをする時、私は顔を上げてステージを見ながら声を張り上げている。
絶対に前を向いている。
普段から自分のことが好きではない人間でも、SideMのライブに参加している時だけは、心の底から「私たちは最高だ!!」と胸を張って叫ばざるを得ないのだ。
とんでもねえ力技で前を向かされるこの瞬間が大好き。
最後に、
「前を向け」以外にもう一つ、SideMが一貫して語っているなと思うキーワードがある。
どの曲を例に出そうかな、と思った時、
一発目に書いた「FOCUS ON YOUR LIFE」が一番分かりやすかった。
もしかしたらもっとふさわしい曲があるのかもしれないが、これが私の記憶に一番強く残っていた。
散々「説教くさい」「優しくない」と述べたが
何度も言うように、「FOCUS ON YOUR LIFE」は
私の一番好きな曲なのだ。
以下のフレーズ。
苦しい時は思い出せばいい
君を孤独にさせない
315プロはみんなずっとこのメッセージを歌い続けてるなあと思っている。
#アイドルマスターSideM #私のオススメSideM楽曲10選