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【仮想通貨】Google Trendsから解読するコロナショックまでの相場考察
毎度はじめまして。
ぜろりです。
今回は先日ツイートした「BitcoinとGoogle Trendsの連動性」について気づきがあったので、ブログっぽくラフにまとめておこうと思います。誤字脱字あったらすみません。ほとんど勢いだけです。
皆さんは平均方向性指数(ADX)、VIX指数(恐怖指数)を普段活用していますか?
そもそも「なにそれ?」って方もいるかも知れません。
これらはテクニカル分析で利用される指標であり、今から記述するGoogle Trendsと関連性が高いのでご紹介いたします。既にご存じの方はこちら読み飛ばしてください。
【平均方向性指数 (ADX)】
平均方向性指数(ADX)はトレーダーが方向ではなくトレンドの強さを判断するのに役立ちます。これは、市場がレンジの中にあるのかそれとも新しいトレンドを開始しているのかを知るために使用できます。方向性指数 (DMI)と繋がりがあり、実際にDMIにはADXラインが含まれています。ADXは0〜100の範囲にあり、高い値は強気トレンドを示し、低い値は弱気トレンドを示します。ADXはたいてい方向性インジケータ(DI)と組み合わされます。ADXはいくつかの重要なトレードインジケータを開発したウェルズ・ワイルダーによって開発されました。
TradingView: 平均方向性指数 (ADX)
【VIX指数 (恐怖指数)】
VIXはCBOEボラティリティ指数のトレードマークとなっているシンボルです。S&P500オプションの掛かるボラティリティを測るためによく使われるシカゴ・オプション取引所(CBOE)によって計算された指数です。よく恐怖心理にを反映する恐怖指数と呼ばれ株式市場の向こう30日間のボラティリティを予測するためのひつの指標です。
TradingView: VIX
相場は本当に操縦されている?
テクニカル分析派が圧倒的に多い仮想通貨界隈では、「報道によるマーケットメイク」は当たり前と言っても過言では無いフレーズですが、多くのトレーダーはあくまでこれを体験しているものに過ぎないわけで、「信憑性が高いデータ」として存在するものではありません。
といっても、個人的に確証を持てるものでは無いのが殆どでした。
そんな中、Google Trendsを分析していると、これらが確証できそうなデータとして現れてきました。あくまで私の解釈ですが、ご紹介します。
テクニカル分析に「Google Trends」も応用してみる
Google Trendsをテクニカル分析として応用する場合は、上記で解説した「平均方向性指数(ADX)」「VIX指数」の様な役割になると見ています。
上記は過去二年間の「Bitcoin」人気度の動向です。
このチャートが大きく上昇した場合は、暴騰または大暴落が発生した「お祭り状態」の時が殆どで、それらを取り上げるメディアによって大衆の関心度合いが決まります。
そうです。
トレンドというものは基本的にメディアが騒ぎに騒ぎまくった時に加熱します。それらの情報は個人のSNSから始まり拡散され発生源はどこなのか、信頼性が高いのかすら分からない場合もあります。
といっても大手取引所のBitMEX CEOの「Arhur Hayes」氏、Binance CEOの「CZ」氏の発言ですらきな臭く、賛否両論ですが。笑
当然ですがメディアは何でもネタにしますので、これらを元にトレードをするのは非常にリスキーです。
ただ、大衆の「関心度合い」や「過熱感」をデータとして確認するにはGoogle Trendsが有効ではないかと思っています。
元々「需要」といった動向の確認と、供給する為のSEO対策等で活用されるものですが、テクニカル分析の指標として活用する場合は「過熱度」として活用しています。
殆どのアクションが個人によるもので、膨大な世界中の検索結果から割り出されたチャートが出力される為、信憑性は極めて高いと思われます。
銘柄の動向を調べたい場合は、例えばGoogle Trendsに「Bitcoin」と入力すれば一定期間のデータが出力されます。
Google TrendsチャートとBitcoinチャート比較
上記はビットコインのチャートに、全世界の過去二年間の「Bitcoin」Google Trendsチャートを同期間で重ね合わせたものです。(ツイートでは日本のデータも貼りましたが、全世界の動向の方が綺麗だったので取り上げています)
ご覧の通り、暴騰・暴落した時はGoogle Trendsチャートが上昇して平均方向性指数の様なチャートを形成しています。
Google Trendsから読み取れる相場の値動き
ここで気づいた方もいるかもしれません。
面白い事にGoogle Trendsチャートが停滞し始めている時はBitcoin価格が上昇し、平均方向性指数とは異なる動きをしています。この時がVIX指数化している状態です。
Google Trendsチャートは0〜100の推移グラフで強弱を示していますが、ビットコインが暴落する時は決まって50以上をつけています。
30以下になった途端レンジor上昇が始まり、VIX指数の様な役割に切り替わります。
他の銘柄も大体同じパフォーマンスになっていますので、よかったらGoogle Trendsで検証してみてください。
ちなみに、ビットコインが直近に高値(約10540ドル)をつけた2020/02/13の時はGoogle Trendsチャートは50をタッチ、そこから大きくトレンドが転換され下降トレンドになり、2020/03/12にコロナショックによる換金需要で底値を更新。約3590ドル付近まで大暴落しました。
50をタッチしてから底値更新までの値幅は
なんと6950ドル。
テクニカル分析派界隈では「メディアが騒ぎ始めるとヤバい」と言われますが、悲しい事にメディアに踊らされる大衆は過熱されてから買いに走る為、結果養分になる人が大勢いる現状です。マーケットメイカーはこれを狙って報道していると言われています。
そんな時ほどGoogle Trendsを活用して大衆による「過熱感」を知り、事前に暴落を想定する事はとても重要かもしれません。
それにしても凄まじい大暴落でしたね。これらもっと早く視野に入れていれば、大爆益だったかもしれません笑
あ、ちなみにチャートの画像にある売買サインは新作の「流星ADX」と「神速DMA」というインジケーターです。興味あったら是非使ってください。
まとめ
過去のデータを元に、「上昇トレンド↗」をベースとしてまとめると・・・
Google Trendsチャートが
30以下になった時は、VIX指数の役割に切り替わり、底値になる可能性が高いく、レンジor上昇トレンドが始まる。
50以上になった時は警戒フェーズ。大衆意識の過熱感が強まり、大暴落を計画されている可能性が高い。
75以上になった時は、とりあえず利確するか売っちゃいましょう。
99以上・・・!? 売っちゃえ!!
という感じですね。
トレーダーがよく言う「メディアが騒ぎ始めるとヤバい」と言われるのは、分かるぞ、分かるけども・・・と、どうも確証できるものがなかったのですが、Google Trendsで数値化してみると、これは個人的にかなり腑に落ちた結果でした。もしかすると養分Trendsなのかもしれません。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
みたいな感じで、良いデータ取れて割と納得しています。
よかったら皆さんもGoogle Trendsも指標として取り入れてみてはいかがでしょうか。検証してみて面白い結果があれば、ご報告ください!
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!🙏
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【ぜろりが利用しているあれこれ】
取引所: Bybit
チャート: TradingView
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