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色んなことができなくなったからこそ、成し遂げられることもある。

『人生は何事をもなさぬにはあまりに長いが、何事かをなすにはあまりに短い』これは山月記で有名な我が前前前世、中島敦の遺した言葉であります。
最近本当にこの言葉を痛感する限りです。今年で33になり、100年生きるとしたら3分の1を早くも消化してしまいました。
かの中島敦は私の歳の頃には肺を患いお亡くなりなりました。「あぁ、自分があと2、3人いたらなぁ」と生前仰っていたほどですから、無念の情は相当なものでしょう。
自分は肺の病を通じて多くのことを諦めざるを得なくなりましたが、幸い頭と指先は自由に動きます。
仕事にも復帰して、毎日たくさんの文章に触れたり書いたりしています。
ひょっとするとこれは、この頭と指先でできることにとにかく残りの人生を捧げよ、という天からのメッセージなのかもしれないと最近は思うようになりました。
色んなことができなくなって、かえって何事かを成せることになるのなら、結果オーライなのかもしれません。
結果をオーライにするために、残りの66年を使い切ろうと思います。

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