登園自粛しながらのテレワーク
恵まれてる環境で推奨されてる働き方をしたら無茶苦茶に疲れたというお話です。
2021年の夏場、緊急事態宣言により市から家庭保育のお願いがありました。
何より子が可愛くて守りたくて、という前提はどの親も概ね一緒でしょうが、クラスの半数以上は普通に登園してました。そんな中私が登園自粛に至れたのは環境によるものでした。
まず業務に慣れてること。
育休から復帰した後に転職をしているのですが、同業他社にしていたので仕事は覚えるというより思い出すものでした。また、まずは仕事と家庭の両立という生活に慣れようを目標としていたので、業務量も優しめにしてます。その為、どうとでも出来る自信がありました。
お客様と連絡取ることも、作業を進めることも、サーバ操作を行うことも、メンバーと連絡を取ることも、それらをミスしたとしても、どうとでも出来る。その自信は大きかったです。
あと今1歳半の子が夜はよく寝てくれるので、作業の遅れがあっても夜にやればと思ってました。
もう一つがメンバーに理解があったこと。
これまでにも解熱後24時間登園ができないなどで、子が元気なのに登園できないことが多々あり家庭保育しつつテレワークという機会がありした。そんな時にWEB会議の中で映り込みたがる、話したがる子にメンバーが暖かい目で見守ってくれたことが大きいです。
「仕事してんだよ、子どもなんかうつすなよ」
と思う人もいるだろうなとビクビクしてはいましたが、実際に言われることはありませんでした。
また、うちの他にも未就園児が家にいてよく会議の後ろにフェアリーボイスが聞こえてくるので、自分が卑下したり遠慮してしまったらそちらのことも下げているような形になってしまうこともありました。
最後は言うまでもなく、実家に頼れたことです。実家は自営の同居二世帯ですが、祖父母は介護不要で通院程度の元気なご老人で、父母もまだまだ現役!といったパワフルな状態です。駅から遠いのもあって敷地としても十分で、私たちが泊まって過ごすことと仕事用の作業場をもらうことができる算段がついていました。ありがたい。ただし私は実家の距離感が合わなくて一人暮らしを始めたタイプだったので、ストレスはめちゃくちゃ受けるだろうなって思ってましたしそうなりました。
今改めて振り返っても本当に恵まれてるなぁと思います。思いますが、期間中は子どもにも仕事にも実家にも全方位に気を遣い、その上で日中仕事が通常時よりは進まないので夜間にやる必要があることから休息時間が減り、ヘロヘロになってました。本当にこんな働き方が推奨されているのかと愕然としました。ちなみに2021年冬に子が濃厚接触者として登園自粛対象になったので、今度は自宅で主人とたまに代わりつつ作業しましたが、そちらもヘロヘロでどんな形で過ごそうとしても命を削って仕事をすることになるんだなぁとヒシヒシと感じました。親が消耗することは子にとってなんの益もないです。なので、これを推奨している人は子どもと向き合って過ごしたことがないのか子どもの安全を脅かしたいのか仕事量が少ないのかのどれかだと思います。(嫌味です)
人口が減り、子どもが減ってる世の中なので、子どもが家にいるならごく短時間のみの業務でも給与が保障される世の中になってください…
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