アメリカ　日本発のロリータファッションが世界中の女性を魅了しています

アメリカCNNニュース
ロリータファッションとは、ビクトリア朝時代と華麗なロココ芸術運動の影響を受けた、1990年代半ばに日本で流行した服装のスタイルです。
コーディネートは、ペチコート、フリルの重ね着ドレス、繊細なアクセサリーで構成され、あからさまに女性らしいファッションです。

このスタイルに影響をうけたアメリカの女性達は、アメリカのメディアが推奨する「大人っぽい」外見に自分を当てはめることができなかった女性たちです。彼女たちは、少女漫画を読んで育ち、そこに見られる日本のカウンターカルチャーのスタイルを基にした絵を描いていた。彼女の考えでは、アメリカでは「とてもかわいいけれど、手の届かない」服だったのです
アメリカでは、ロリータ サブカルチャーが日本の活気あるストリートウェア シーンを超えて拡大するにつれ、アジア系移民やその先まで世界中にファンが生まれたのです。専門家は、アメリカのロリータ シーンは世界最大規模になっています、このシーンは「はみ出し者の貴族階級の少女軍団」に成長したといいます。

1990年代日本の音楽ジャンルにビジュアル系が登場しました。そのパフォーマーたちは凝った衣装や髪型、メイクを身につけ、往々にして歴史的なファッションを参考にしていていました。ビジュアル系バンドのファンは、アイドルを真似て、華やかなゴシック風の衣装を身にまとった。これがロリータの先駆けだったと専門家はいいます。
そして、主流から外れたスタイルを持つ日本の若者に人気の目的地となった東京の原宿界隈は、新進気鋭のロリータたちが出会い、互いに刺激し合い、写真を撮られる場所になりました。彼女たちのファッションは、オンラインや、日本のストリートスタイルを西洋の読者に紹介したファッションとカルチャーの雑誌「Fruits」などの出版物を通じて、世界中に発信されたのです
日本の文化輸出品、特にアニメやコスプレの人気が、外国人をこの服装スタイルに惹きつけているのです

ロリータファッションのファンは、このスタイルをコスプレの一形態とは考えていないとロリータは本当の自分を反映する服を着ているのだ、と専門家はいいます