見出し画像

ウクライナ 戦争で絆が崩壊したロシアとウクライナのマフィア

アメリカ経済情報IBT6/2
ウクライナのオデーサ港のカフェに座り、地元の密輸業者はタバコを吸いながら、戦争がロシアとウクライナの間に長年築き上げてきた裏社会の関係をいかに混乱させたかを説明した。
「ウクライナ犯罪者の大多数はウクライナ側に立った」
ソ連の瓦礫の中からウクライナとロシアの間で発展した麻薬、銃、人身売買の国境を越えたネットワークは、世界最強のネットワークの一つと考えられていた
文化的、言語的、歴史的なつながりを共有する両国間の組織犯罪活動は、1990年代以来、大規模な汚職とともに盛んに行われていたなかで、2022年2月にモスクワ軍がウクライナを攻撃した際、ロシアとの国境からヨーロッパに向かって西に数百キロにわたって延びていた密輸高速道路が寸断された。
この戦争では、前線での戦闘や検問所といった物理的な障壁が設置され、侵略によってもたらされた大規模な破壊と苦しみに対する怒りが広がった。
しかし「両国のマフィアは利益を重視し、戦争があっても犯罪ビジネスを続け、最良の機会を探している」。戦争が勃発すると、高レベルの国際組織犯罪グループの関係者はロシアとウクライナを離れ、中央アジア、湾岸諸国などへ向かった


ウクライナ治安当局が犯罪者に対し、ロシアの侵攻に際し活動を一時停止するよう指示しており、ロシア人に関する情報を歓迎していると述べた。
ウクライナ治安当局は、ロシアと協力し「地元住民を恐怖と脅迫」していたオデッサの強力な犯罪組織を2022年春に「無力化」したと語った。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?