国内初クラウドファンディングで上場「Makuake」のビジネスモデルとは
今回はいつも通り新規IPO企業分析シリーズです。
対象は2019年11月に上場承認がおりたMakuake社です。
クラウドファンディングって存在は知ってるけど、どんなビジネスモデルなの?どのくらい儲かるの?他にはどんな会社があるの?
1つ1つ解説しますね。
それではいきましょう!
Makuake(マクアケ)社について
マクアケは2013年5月に株式会社サイバーエージェントの100%子会社として設立された会社です。サービス開始は同年8月なので、リリースから6.5年で上場。
売上・利益
2017 売上4.8憶 営利0.6憶
2018 売上9.6憶 営利1.5憶
2019 売上9.1憶 営利0.6憶 ←3Q分
【ちょこっと豆知識】
クラウドファンディングって何?いつからあるの?(引用元こちら)
Crowd(群衆)×Funding(資金調達)の造語で、一般的には特定のプロジェクトの起案者がインターネット上で不特定多数からお金を集める仕組みです。
2008年に融資型クラウドファンディング(ソーシャルレンディング)としてmaneo、2011年に購入型クラウドファンディングのReadyforが、日本国内で初めて登場しました。
基本的には同社はクラウドファンディング一本の会社ですが3つの収益区分が存在します。
1.Makuakeサービス
クラウドファンディングプラットフォーム運営。プロジェクト実行者(お金を集めたい人)が支援を募り、プロジェクトが成功したら一定の手数料をマクアケがとるモデル。
2.Makuake Incubation Stuido サービス
すぐれた技術を持っているけど、どう世の中に出せば売れるかわからない・・、という企業を対象に製品の企画からマーケティング、ファンディングの戦略、デザイン、PRなど包括的にマクアケがインキュベーション(新事業創出支援)を行うサービス。
3.その他(販売/マーケ・拡販支援)
Makuakeから生まれたプロダクトを継続して販売できるECサービスや、ファンディング時の広告運用代行など。ファンディング中・後の付加価値提供。
図解すると下記のようなビジネスモデルになっています。
マクアケ社の特徴を他社との比較からひも解く
国内にはいくつかのクラウドファンディングサービスが存在しています。各種サービスと比較しながら同社の特徴について考察してみようと思います。
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