カキカケの唄 22/12

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普通という痛さ

「 あちこちオードリー 」
「 お笑い教育委員会 」
というＴＶ番組を最近観てますｗ

「 間 」
「 空気 」
「 タイミング 」
「 表情 」
等を、芸人達が必死で読もうと
全集中してる表情が気になります。

誰かが何かを言う
それにどう反応するか？

その一瞬に自分の価値を掛けてる。

瞬間瞬間に
生命の面白さがチカチカする。

「 空気が読めない 」
「 勘が悪い 」
そういった鈍い芸人達も
多くいるのですが・・・

何故かワクワクした表情を覗かせます。

お笑い怪獣と呼ばれる
異常な人が
尋常じゃない反応速度で
突っ込みます。

中には、そのストレスや重圧で
顔が青ざめたり
嘔吐する芸人もいる

爪痕を残そうとしたら
不適切な発言になり
ネット炎上して
それで酷く落ち込んだりする。

そんなに繊細なら
そんなに傷付くのが嫌なら
芸人辞めたらいいのに・・・

それでも彼ら彼女らは
何だか不思議な魅力に
突き動かされる。

芸人の芸は
芸術の芸でもある。

・

生きてて何が悪い！

と、中島義道というおじさんが
言ってましたが・・・

出来不出来や良し悪しだけ。
物事の断片だけ。
感情だけ。

「だけ」で
安易な判断をしがちなのが
私達です。
（私やあなた）

それもまた
生きてる「だけ」なので

別に悪くはありません。

だけがネットで集合体になると
誰かを苦しめたり
自殺へ追い詰めたりしますが・・・

「 悪い 」という価値観は
人間が人間に対し
勝手に思い込む現象。

沢山の人を死に追いやる独裁者を
悪者と反応しがちですが

独裁者からすると
自分の価値に従わない者が
悪者です。

「 人殺しは殺せ！ 」
という人達は
自らの痛さに気付いてない
「 状態 」と云えます。

心の問題が潜伏する

現代日本では
「 マジョリティー 」
つまり、わたしやあなた
赤子まで含むレベルの「私達」が

心の問題と向き合わざる得ない
困った文明環境にいます。

これは「 対人関係 」の裏が
画一化から逆転したせいです。

前の戦争からまだ
１００年も経ってないんですが

太平洋戦争の当時
日本の山奥に暮らす人で
空の飛行機はよく見るが
「 戦争って何？ 」と
実感が湧いてない人もいた様です。

・・・