第105回選手権大会《7日目を終えて》
第一試合 明桜vs八戸学院光星
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
八戸光星 0 0 0 0 3 0 3 1 0 7
明 桜 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
光星エース洗平が完封勝利!
光星洗平、明桜松橋の両先発は3回までノーヒットながらも毎回の様に四球を出し、塁上は賑やか。どちらが先に崩れるのか?
5回表、光星の攻撃、ヒット、四球、送りバントから1番砂子田、3番中沢のタイムリーで3点先制。
7回表には変わった難波から四球2つをもらい5番藤原が高目のボール球を振り抜きレフトスタンドへスリーラン。
光星エース左腕洗平は9回135球、被安打4、奪三振7、与四死球5で見事に完封。
昨夏登板した時から身体が分厚くなり球威が増しましたね。ナイスピッチング!
明桜は松橋〜難波〜加藤と継投で与四死球11では勝つのは難しいですね。
終わってみれば八戸光星が春季東北王者の実力を見せた。今年の光星は頂点を狙える戦力、まずは良いスタートを切った。
第二試合 専大松戸vs東海大甲府
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
東海甲府 0 0 0 1 0 3 1 0 0 5
専大松戸 0 0 1 3 0 0 3 0 × 7
接戦も終盤の粘りで専大松戸が逆転勝ち!
専大松戸先発は左腕渡辺、序盤は静かな立ち上がりを見せる。
先制したのは3回裏の専大松戸、東海大甲府も4回表にすぐさま同点に。
4回裏専大松戸は悪送球、暴投と甲府の守備陣の乱れから棚ぼたの3点を貰う。
しかし、6回表に東海大甲府の打棒が発揮される、5安打を集めて一挙3点で再度同点に。
そして、終盤7回表に1点勝ち越し、初めてリードする展開へ。
この展開でも専大松戸持丸監督はエース平野を登板させず、渡辺〜青野で繋いでいる。
追う展開となった専大松戸は7回裏、四球、ヒット、暴投で無死二三塁からショートのファンブルで同点に。
そして、一死一三塁から7番上迫田がセーフティスクイズ成功、一死満塁から9番宮尾もセーフティスクイズ成功で2点を勝ち越す。
この勝ち越しの2点はお見事でしたね。
さすが、持丸監督です。
東海大甲府は自慢の打力を見せ11安打を放つも、失策3とバッテリーエラーも多くミスが目立ちましたね。
最後は総合力で専大松戸が押し切った。
エース平野は状態が余程悪いんでしょうね。
次戦は150km右腕の登板はあるのだろうか?
第三試合 九州国際大付vs土浦日大
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
土浦日大 0 0 1 0 0 0 2 0 0 3
九州国際 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
土浦日大が3投手で完封リレー!
土浦日大先発は初戦で登板の無かった右腕小森が素晴らしい投球で強打の九州国際打線相手に5回被安打1、無失点で2番手伊藤へ。
伊藤も2回をピシャリと抑え、3番手藤本へ。
エース藤本が2回をしっかり締めて完封リレー成立。ここまで良いとは…参りました。
打線は5安打ながら、8番大井のソロ、4番香取のタイムリーで効率よく得点。
1回戦タイブレークを戦って2試合目の土浦日大と49代表最後の登場でやっと初戦を迎えた九州国際大付の差が出ましたね。
毎年この49番目登場のチームは調整が難しく中々勝てない、今年はやってくれると思ったが、ダメでしたね。
九州国際大付の2年生エース田端は土浦投手陣に劣らずの8回被安打4、奪三振8のナイスピッチングでした。来年に期待。
BIG3の一角佐倉は早くも甲子園を去ることに。でも最後の打席で良い当たりのヒットが打てて良かったね。
第四試合 聖光学院vs仙台育英
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
聖光学院 0 1 0 1 0 0 0 0 0 2
仙台育英 1 2 0 0 0 0 3 2 0 8
ハイレベルな戦いを仙台育英が制する!
仙台育英先発は左腕田中。
後ろに湯田、高橋、仁田が居るから最初から飛ばしていけますね。
初回を三者凡退に抑えると、裏の攻撃で1点先制。
強い時の大阪桐蔭も初回に点を取る野球をやっていたが、今年の仙台育英も似ている。
聖光学院は先発小室が立ち上がり荒れ気味だったが徐々に立ち直り、守備陣も再三の好プレーで盛り立てる。
仙台育英は4回途中から湯田へスイッチ。
5回終了時、仙台育英1点リードで折り返す。
7回裏、仙台育英先頭の橋本が内野安打で出塁し、一死二塁から3番湯浅が三塁線を抜く貴重なタイムリー2塁打、更に途中出場の浜田が2点タイムリー2塁打でスコアは6-2に。
8回裏にも湯浅が2点タイムリーを放ち勝負アリ。3番湯浅は5打点の活躍。
仙台育英不動の1番橋本が初戦に続き3安打、彼の存在が初回の得点率を上げ、中軸に打点を稼がせる。足もあり、振り回さず、役割を理解し野球脳も高く、良い選手ですね。
敗れた聖光学院、溌剌とプレーする姿勢はさすが名門らしく、打撃と守備力は全国レベルを証明した。今年は絶対的なエースが不在で厳しかったですね。でもナイスゲーム!
心配された仙台育英エース高橋は9回に登板、MAX147kmを記録し、7球で3人から2三振を奪う好投を見せた。最後の球も145km出ていて復調して来た。
ゾウさん予想は21勝5敗