第96回選抜大会《5日目を終えて》
第一試合 神村学園vs作新学院
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
作新学院 0 0 0 0 0 2 1 0 0 3
神村学園 0 1 1 0 2 0 0 2 × 6
攻めダルマ小針作新が13安打なのに敗退!
作新エース小川は3回、神村4番正林にドンピシャで合わされライトへホームランを被弾し2-0、5回にも2失点とピリッとしない投球で5回終わって4-0に。
作新小川は5回で降板、被安打5、奪三振3、与四死球6、失点4と制球が悪く、スピードも今ひとつ、ドラフト上位ではかなり厳しいのでは?
作新打線は3回に無死満塁でクリーンナップの大チャンスをモノにできず無得点、4-3と追い上げた7回も無死満塁から追加点が取れなかったのが敗因。
2番から6番の4人で10安打放ったのに…
得点3点って…
元々、小針監督は一点をとりに来る采配では無いから打ってランナーを貯めてもここぞで打てないとこうなるのもチームカラー?
神村学園は先発に左腕上川床、千原、釜と細かく繋ぎエース今村が3回無失点で逃げ切った。打線は8安打で6得点と勝負強さをみせた。
愛の花〜♪の校歌を歌えましたね!
第二試合 大阪桐蔭vs北海
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
北 海 0 0 0 1 0 0 0 0 0 1
大阪桐蔭 0 0 4 1 0 2 0 0 × 7
大阪桐蔭西谷監督最多タイ68勝到達!
大阪桐蔭は打順が2巡目に入った3回、3安打に3四死球を絡めて一挙4点先制。
これだけあればもう大丈夫👌
先発エース平嶋が初球148kmを記録し、常時140km超え、7回を無四球1失点で切り抜けると中野-南と繋いで快勝。
3人で被安打5、奪三振10、与四死球1と心配された制球も改善されていました。
登板の無かった150km右腕森陽樹は次戦先発で甲子園デビューか?
北海は先発松田が2回2/3で8四球と乱調で自滅、打線は4回に平嶋から3連打と見せてくれたけど力負けです。
大阪桐蔭西谷監督は元智辯和歌山高嶋仁監督に並ぶ甲子園通算68勝目、1998年11月に大阪桐蔭監督に就任し、甲子園出場22回、優勝8回、68勝13敗、勝率は驚異の.839、今年55歳ですからまだまだ勝ち星を積み上げそうです。
高嶋監督は『100勝するんとちゃう?』って言ってました。
第三試合 愛工大名電vs報徳学園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
愛工名電 0 0 0 0 0 1 0 0 0 1 2
報徳学園 0 0 0 0 0 0 1 0 0 2× 3
痺れる投手戦の鍵は守備力!報徳守り勝ち!
愛工大名電伊藤、報徳学園今朝丸と快速右腕同士の先発。
5回まで5安打ずつ、制球も良く互角の投げ合い、特に報徳学園守備陣は再三好守を見せ、しまったゲーム展開が続く…
6回表、名電は3番石見のヒットから5番宍戸がセンター前タイムリーを放ち、今朝丸から先制点をもぎ取る。
7回裏、報徳学園は二死一塁、打順今朝丸に代打貞岡、そして一塁ランナーが盗塁、送球が逸れて二死三塁となり、貞岡がレフト前にポテンヒットタイムリーで同点に追い付く。
大角監督の仕掛けがハマりましたね。
8回から報徳学園はエース間木が登板。
やや制球が定まらず本調子では無いがバックが鉄壁の守備で守る!守る!守る!
1-1のまま延長タイブレークに突入!
打順は両校とも2番から。
先攻の名電は送って一死二、三塁にし、チーム1の好打者3番石見だが、申告敬遠され、一死満塁で4番石島が左犠飛、2-1に。
後攻の報徳は送りバント、名電一塁手が三塁へフィルダースチョイスで無死満塁に。
3番西村は押し出し四球を選び同点、
4番斎藤がセンター前に会心の一打を放ちサヨナラ!
報徳学園は見事な守り勝ち、“これぞ報徳“というゲームでしたね。
名電伊東は最後まで1人で投げ抜き、129球で力尽きた…
制球も良く、ストレートも良く、ナイスピッチングでスカウト陣にアピール出来たね。
昨秋エースの大泉は左肩の張りでまったく投げる準備もしていなかった。
この悔しさを夏に繋げて欲しい。
ゾウさん予想は10勝5敗