第105回選手権大会《6日目の展望》
第一試合 いなべ総合vs沖縄尚学
無失点エース東恩納登場!
いなべ総合は全国屈指の広さ13ヘクタールの敷地を持つ県立校。
投打が噛み合い春、夏と三重県を制した。
春季東海大会、愛知至学館との対戦で145km右腕伊藤幹太に1-5と抑え込まれた。
対戦する東恩納は伊藤クラスのキレとスピードだけに苦戦しそう。
台風6号の影響でメンバーの大阪入りが遅れ、初戦が5日目以降になるように大会本部より配慮された沖縄尚学。
無失点エース東恩納はストレートのキレが選抜からグレードアップ。
秋公式戦は7割近く打った1番知花が県予選では2割に届かない不調、勝ち上がっていくには知花の復調は必須。
エンジン全開の東恩納からは中々、得点するのは厳しい、沖縄尚学の勝利予想。
第二試合 立正大淞南vs広陵
広陵エース高尾、主砲真鍋、真打ち登場!
立正大淞南はチーム打率.399とハイアベレージだが、島根県には広陵高尾、倉重クラスの投手は居ない為、厳しい戦いになる。
日野、山下の継投でどこまで凌げるか?
広陵エース高尾は選抜ベスト4にも貢献した今大会NO.1投手になり得るストレート、変化球、制球力、三方よしの超・好投手。
3度目の甲子園になる主砲真鍋は県予選では不調だったが、1発に期待したい。
リードオフマン田上は相変わらずのバットコントロールで県予選打率.500とひとり気を吐いた。
6試合1失策と守備も固く、投・攻・守・走にレベルの高いこのチームを倒すのは至難の業。
立正大淞南の皆様には当コラムフォローしていただいており心苦しいですが、中国大会でも負け無しの広陵の勝利予想。
第三試合 慶応vs北陸
春夏連続出場同士の対決!
慶応は選抜初戦で仙台育英にタイブレークの末、惜しくも敗れたが春〜夏にかけて打線は厚みを増した。県予選で2発ずつ放った中軸の渡辺、加藤、延末は破壊力のある打線に成長。
北陸は敦賀気比から移籍した林監督に率いられ春夏連続出場を果たした。絶対的エース友廣が肘痛で離脱しながらも継投で逃げ切った。
北陸は友廣が投げれないと慶応打線の餌食になる可能性が高く、慶応の勝利予想。
第四試合 文星芸大付vs宮崎学園
チーム打率.394vs.245!
文星芸大付は作新学院の牙城を崩して16年ぶりの出場。打線はムラなく良く打つ。
はやとちりの捕手黒崎は元気いっぱい。
エース左腕渋谷は被安打は多いが四死球は少ない為、自滅の心配はなさそう。
宮崎学園はノーシードから準決勝、決勝をサヨナラ勝ちして初出場。打率が3割を超えているのが8番丸山、9番河野だけ。
どうした上位打線!甲子園で覚醒するか?
エース左腕河野は189cmで投げ下ろしてくる為、中々打ちづらそうだが、制球力はあまり無い。
矛の文星芸大付か?盾の宮崎学園か?
文星芸大付の勝利予想