第105回選手権大会《2日目を終えて》
第一試合 川之江vs高知中央
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
川之江 0 0 1 0 0 0 3 0 0 4
高知中央 0 1 6 0 1 0 1 0 × 9
四国勢対決、高知中央が初出場初勝利!
高知中央・太田監督は高橋→堅田→高橋→藤田→高橋の継投で逃げ切った。
でも、堅田も藤田も一つのアウトも取れず、27個のアウトは全て高橋でしたけどね。
野村阪神の遠山→葛西→遠山を彷彿とする継投策、天国のノムさんも喜んでますね。
高知中央1番2年生台湾からの留学生、謝が3安打4打点と大活躍、タイムリー3本は左・右・中と3方向へ広角に打ち、お見事です。
第二試合 履正社vs鳥取商
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
履正社 3 0 0 0 0 0 3 0 0 6
鳥取商 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0
履正社が貫禄の完封勝利!
先攻の履正社は初回、ヒット、送りバント、四球、4番森田がスリーラン、ヒット、盗塁死、ヒット、ヒットってどんだけ打つねん!
って感じのスタート。
でも鳥取商は何とか3点に抑える。
2回以降は履正社打線も鳴りを潜め、6回まで0を並べるが、7回に3点追加して6-0に。
投げてはエース増田が7回被安打4、福田が1回被安打1、高木が1回被安打0、3人の完封リレーで完勝。来年のエース候補2年生右腕高木が1番速い147km出てましたね。
多田監督、甲子園初勝利おめでとう!
前任の岡田龍生監督23勝超え目指して頑張って下さい。
鳥取商は履正社から5安打を放ち、大阪桐蔭の3安打完封負けより上を行きましたよ。
履正社は上々の滑り出しを見せましたね。
第三試合 英明vs智辯学園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
英 明 0 1 2 0 3 0 0 0 0 0 6
智辯学園 0 2 0 2 0 0 0 1 1 1× 7×
智辯学園がタイブレークサヨナラで仇討ち!
智辯学園が苦しい展開も3度逆転し、タイブレーク、最後は小坂監督打てない打線に痺れを切らしてスクイズでサヨナラ勝ち。
打線は1番松本、2番山家はノーヒットに抑えられ、選抜の智辯和歌山同様、中軸にもあと一本が出ない。
3番手中山が6回以降、再三のピンチを無失点に凌ぐ気迫のピッチングと四死球を13個貰ったから何とか勝てたけど、負け試合でしたね。
英明香川監督は高知中央太田監督を上回る、下村→寿賀→下村→寿賀→下村→寿賀→下村→寿賀の必死の4ループ継投を見せ、智辯を上回る17安打を放ったが惜しくも敗退。
今年の英明というチームは神宮大会、選抜、選手権と負けた試合でも全て1点差の好ゲームにする不思議な力を持っていた。
特に甲子園に来ると選手が覚醒して躍動する素晴らしいチームでしたね。
第四試合 愛工大名電vs徳島商
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
徳島商 0 0 2 0 0 0 0 0 0 2
愛工名電 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1
期待の森煌が名電打線を封じ今日も完投勝ち!
徳島商、孤高のエース森煌、終盤になっても衰えない145km超えのストレートと緩いカーブ、スプリットを投げ、名電打線を被安打5、奪三振10、与四死球1、失点1で封じた。
球数制限があり、複数投手制を引く高校が多い中、徳島商はこの夏マウンドに上がったのは森煌だけ。代表校の中でも唯一の存在。
因みに昨夏代表の鳴門も県予選は左腕冨田が1人でマウンドを守った。徳島県って昭和のまま時が止まってる?
県予選から未だ、1点以上取られた試合は無いのが頷ける好投でした。
打線もワンチャンスをモノにし、内野陣の守備も固く、僅かなリードで勝つ今年の徳島商らしい勝ち方でした。
名電はチャンスが無かったですね。
唯一の見所、倉野采配は1-2の8回表、徳島商の攻撃、打者7番森煌、二死ランナー無し、カウント2-2から好投を続けていた球数96球のエース笹尾を交代、大泉へ継投。
県決勝中京大中京戦で笹尾に139球も投げさせたのに?何故?このタイミングで?
変わりっぱな、右中間へ2塁打を打たれてピンチ!やらかした?
大泉は何とかピンチを凌いで致命傷の追加点を取られることはなかったが…
単調な試合展開でも見せ場を作る倉野采配、流石です。
ゾウさん予想は7勝0敗