第105回選手権大会《8日目を終えて》
第一試合 高知中央vs履正社
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
高知中央 0 0 0 0 0 2 0 0 2 4
履正社 2 0 2 3 0 3 0 0 0 10
履正社が高知勢へのリベンジを果たす!
高知中央は藤田、履正社は福田の先発。
藤田は初回に2失点、一死満塁でエース高橋へ早くもスイッチ、ピンチを切り抜けるも、4回履正社4番森田に完璧に捉えられ左中間スタンドへ2試合連続本塁打を浴びる。
エース高橋は森田への被弾で動揺したのか?
後続へ4四球押し出しで4点目を献上。
今日は履正社打線の迫力に負けたのか制球力がありませんでしたね。
履正社は福田と増田が交互に先発するんですかね?福田が6回を投げ、以降は渡辺、藤原、高木の3右腕が1回ずつを投げ、余裕の継投を見せた。
高知中央はこの夏、明徳義塾、高知を撃破し甲子園初出場、主将西岡は開会式で選手宣誓を務め、見事に一勝も上げ、良い夏になりましたね。
春選抜で4番の主砲坂根が欠場していても森田が2発目、今日も二桁15安打の打線。
坂根は代打で登場しヒットを打ち、その後マスクも被った。次戦からスタメンに戻ってくると更に強力打線になる。
何せ次戦はここまでの2戦とはレベルが格段に違う大一番になりますから。
第二試合 徳島商vs智辯学園
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
智辯学園 0 0 3 0 2 4 0 1 2 12
徳島商 3 0 0 0 0 0 0 2 1 6
智辯打線が鉄腕森煌を打ち砕く!
徳島商は初回、センター返し3本でこの夏4点以上取ったことのない打線が3点を先制。
智辯は先発青山を諦めエース中山へ継投。
勝つには森煌から最低4点以上取らないといけなくなった智辯打線。
智辯エース中山は徳島商打線を沈黙させ、味方の反撃を待つ。
3回表、ストライクを取りに来る初球攻撃、4連打で同点に追い付く。
5回に7番河原崎のタイムリー2塁打で逆転、
6回に6番知花が満塁からタイムリー3塁打、
スコアは9-3になり大勢は決まった。
徳島商エース森煌は被安打18、失点12。
智辯打線が見事に攻略したが、最後の最後までこの夏は1人で投げ抜いた。天晴れです。
智辯学園は1回途中からのロングリリーフになったエース中山の粘投とキーマンの1番松本が4安打1本塁打、2年生の6番知花が3安打5打点の活躍が勝因。
しかし、智辯学園は失策7つと強豪校らしからぬ送球エラーが目立つ。更に上での戦いでは厳しいかもね。
第三試合 花巻東vsクラーク国際
1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
クラーク 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
花巻東 0 0 0 1 0 0 0 1 × 2
vs麟太郎は新岡に軍配も花巻東が勝利!
前の2試合とうって変わって大接戦の投手戦となったこの一戦。
4回裏に花巻東4番北條のタイムリー内野安打で先制、7回表にクラークが追い付き、8回表、クラーク一死一二塁の勝ち越しのチャンス!ここで大雨による中断1時間半〜
花巻東は長い中断あけ、2番手小松から中屋敷へスイッチ、佐々木監督の采配が冴え、無失点で切り抜ける。
ここがこの試合の分岐点だった。
8回裏、花巻東は先頭打者の1番久慈がセーフティバントで出塁し、5番千葉の勝ち越しタイムリーに繋げた。
試合はそのまま2-1でゲームセット。
クラーク新岡は麟太郎をノーヒットに封じたが、3番打者としての打撃では自身もノーヒットに終わり勝ちを呼び込めなかった。
センス抜群で投打に渡りこの世代のクラークを引っ張ってきた選手だけに、この夏2試合ノーヒットだったのは惜しまれます。
未だ良い打球が見られない麟太郎、チームメイトに助けられ次戦へ。
大事な場面での1発観たいですね。
第四試合 おかやま山陽vs大垣日大
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 計
大垣日大 0 1 0 0 0 0 0 1 0 1 3
おかやま 2 0 0 0 0 0 0 0 0 2× 4
銀河系軍団の最期は衝撃の結末!
試合開始は18時過ぎ、予定よりも2時間半も遅れてプレイボール!
初回におかやま山陽が2点先制、2回表に大垣日大がスクイズで1点を返す。
ある程度、点の取り合いになるかと思いきや、お互いにあと一本が出ずに試合は膠着状態へ。
大垣日大エース山田は6回、7回のピンチを凌ぎ切り、8回表二死無走者から4番高橋がライトスタンドへ技ありの1発を放り込む!
阪口監督の孫が!貴重な同点弾!
同点のまま延長タイブレークへ。
この流れは大垣日大か?
10回表、大垣日大の攻撃、セオリー通り送りバントも捕飛で送れず、一死一二塁のまま、ここからどうする?と思ったら
なんとダブルスチール敢行!
おかやま山陽捕手が焦って三塁へ大暴投!
その間に2塁ランナーが長駆ホームイン!
さすが阪口監督!
しかし、後続倒れ3-2。
10回裏、おかやま山陽は送りバントするも三塁封殺、一邪飛でランナー進めず二死一二塁、やはり流れは大垣日大だったか?
と思われたが2番湯浅に四球を与え、二死満塁、一打サヨナラの場面に。
ここまで3安打の3番渡辺に回る。
さぁ、勝負の時!結末は?
大垣日大エース山田暴投&孫捕手高橋悪送球!二者生還でおかやま山陽サヨナラ!
最後は阪口監督もエース山田も呆然の結末。
プロ野球では決して観られない結末に。
ゾウさん予想も撃沈…
阪口監督遅くまでお疲れ様でした。
また来年お待ちしております。
ゾウさん予想は24勝6敗