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第106回選手権大会《6日目を終えて》

第一試合 熊本工vs広陵

    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
広 陵 	0	0	0	0	0	0	2	0	0	2
熊本工 	0	0	0	0	1	0	0	0	0	1

やっぱり高尾!結局高尾!最後まで高尾!

予想通りと言うか、予想以上と言うか、全く打てない広陵打線…

広陵は甲子園初戦の先発に左腕山口、次戦想定東海大相模に高尾か?とも考えたけど、中井監督は先発にやっぱり高尾響を起用。

5回裏、熊本工が先頭打者の2塁打からチャンスを作り好投のエース山本がタイムリーで1点先制。

7回表、広陵は内野安打と四球から送って一死二、三塁として1番浜本がライトへ軽打、2点タイムリーで逆転。

9回表、広陵は一死満塁、追加点の大チャンス到来!ここでもう1点取れば裏の守りも楽になるのに無策で無得点。

広陵は嫌な展開で迎えた9回裏、熊本工先頭打者のショートゴロをファンブルし出塁、続く打者がヒット、送って一死二、三塁の一打サヨナラのピンチ!
やはり追加点取れなかった事で流れが…
熊本工はピンチの後にチャンスあり。

ここから高尾響が今日最速146kmの内角ストレートで三振、最後の打者も連続三振で締めてゲームセット。
痺れる場面を1番欲しい三振で凌ぎ切った高尾響はやはり素晴らしい投手でした。

甲子園に来ると中井監督は
結局、高尾響…
逆転した7回から左腕山口へ継投もせず、
最後まで高尾響…
左腕山口は次戦の起用に注目ですね。

深刻な貧打の広陵はここから上向きになっていくのか?

勝利監督インタビューで
中井監督『ぶち嬉しい』って、
ゾウさん『ぶち不安』。

第二試合 富山商vs東海大相模

    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
東海相模	1	0	0	0	0	1	0	1	1	4
富山商 	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0

12安打16奪三振に今大会1号で快勝!

東海大相模先発はエース左腕藤田。

長身から落差のあるカーブとチェンジアップ、140km超えのストレートで毎回の13奪三振と圧巻の投球を見せた。
2-0の8回からは2年生快速右腕福田も登板し3奪三振と完封リレーを完成させた。
こちらの監督は信頼の継投策。
2人とも甲子園のマウンドを踏み、次戦への弾みをつけた。

打線は1番に昇格した才田が初回からヒットで出塁すると4番金本がタイムリーで先制。
6回にタイムリー2塁打で加点、8回には今大会1号が19試合目にして遂に出た!
何と8番柴田がライトスタンドへ本塁打!
チーム12安打と盗塁3つを決めて走攻守にレベルの違いを見せました。

甲子園初采配の原監督、能力の高い選手達に支えられ甲子園初勝利を飾る。

タレントが揃う神奈川代表、タテジマのプライドも背負い、変な負け方は出来ないプレッシャーで大変でしょうが頂点狙えそうな戦力です。

第三試合 鳥取城北vs明徳義塾

    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
鳥取城北	0	0	0	0	0	0	0	0	0	0
明徳義塾	1	1	0	0	3	1	1	0	×	7

これぞ馬淵明徳!らしさ全開で快勝!

明徳義塾は
初回、3塁打から犠飛で先制。
2回、死球、犠打から2塁打で2点目。
5回、安打、犠打からタイムリーで3点目。
更に満塁としてタイムリーで5点目。
5-0となり完全に主導権を握った。

確実に得点圏へ走者を進めて確率の高い攻撃をする。
膝高のボールは徹底して見極めて手を出さず、浮いたベルトの高さの球を振る。
鍛えられた守備は捕球〜送球が安定しており3つの併殺を完成させ無失策。

これぞ馬淵明徳野球の真髄。

明徳左腕池崎が鳥取城北打線を手玉に取り、94球での完封、マダックス達成!
安心の内野陣に打たせて取るナイスピッチ👏

鳥取城北も無失策でしたが、攻撃で流れを作れませんでしたね。

馬淵監督、勝利監督インタビュー
無失策の堅守について聞かれると
『守れないものは明徳では使えない。』
『あれぐらいの守りは普通でしょ。』
貫禄の対応でしたね。

第四試合 北陸vs関東一

    	1	2	3	4	5	6	7	8	9	計
北陸  	1	0	0	0	0	0	0	0	0	1
関東一 	0	0	2	1	1	2	0	1	×	7

やはり2季連続出場が強かったか!

北陸は初回に先制するも3回裏、自慢の無失策守備陣が崩れ、サードの送球エラー、ワイルドピッチが重なり逆転を許す。

関東一米澤監督は決断早く動く。
4回、先発左腕畠中から右腕坂井へ継投。
左の軟投派から右の本格派へ。

4回裏にも関東一は北陸先発井黒の浮いた球を見逃さずに巧打で追加点。

4回から代わった坂井の147kmストレートに押されて北陸打線は全く打てません…
林監督、打線仕上がってませんでしたね。

5回から北陸も継投、関東一の1番から3人の左打者向けに左横手投げの鳴海へ。
しかし、バントヒット、バント失敗、レフト前ヒットと一死一、二塁としてあえなく降板…
関東一4番右打者の高橋向けに3番手右下手投げの竹田煌へ。
あえなく四球で降板…一死満塁として
やっと4番手で期待のエース竹田海登場!
またしてもワイルドピッチで4-1に。

その後も堅守のはずの北陸がポロポロと精彩を欠き、悪い流れを止められず無駄な失点を繰り返してしまいましたね。

関東一のまともなタイムリーヒットでの得点は1点だけでしたから、北陸の下手さと言うか関東一の上手さが目立ちました。

関東一はエース坂井が完全に流れを引き寄せました、米澤監督のナイス采配👍

ゾウさん予想は14勝7敗。

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