【今日は何の日?】令和07年01月03日|今日の記念日・出来事・暦など
令和07年01月03日(金)は?
戊辰戦争開戦の日
戊辰戦争は、慶応4年1月3日(新暦では1868年1月27日)に開戦しました。
この日は、京都近郊に位置する鳥羽・伏見で最初の戦闘が勃発した日です。新政府軍(薩摩藩、長州藩など)と旧幕府軍との間で行われたこの戦いが、戊辰戦争の幕開けとなりました。
鳥羽・伏見の戦い
大政奉還によって徳川幕府が政権を返上した後も、政治的な緊張は高まっていました。徳川慶喜は新政府への影響力を保持しようと上洛を試みましたが、新政府側はこれを警戒。1868年1月3日、鳥羽・伏見で両軍が衝突しました。この戦闘で新政府軍が勝利したことで、全国的な内戦へと発展していきます。
戊辰戦争の背景と意義
戊辰戦争は、日本が封建制から近代国家へ移行する際の大きな転換点でした。新政府軍は「王政復古」を掲げ、西洋の技術や思想を取り入れた近代化を目指しました。一方、旧幕府側は伝統的な体制の維持を望み、双方の理想がぶつかり合う形となりました。
興味深いエピソード
江戸城無血開城:激しい戦闘が続く中、江戸(現在の東京)を戦火から守るために西郷隆盛と勝海舟が会談。結果、戦わずして江戸城が新政府に引き渡され、多くの人命と歴史的建造物が救われました。この和平交渉は、日本史上でも特筆すべき出来事です。
白虎隊の悲劇:会津藩の若者たちで構成された白虎隊は、新政府軍との戦闘中に悲劇的な最期を遂げました。彼らの物語は、その後多くの文学やドラマの題材となり、忠義や青春の象徴として語り継がれています。
戊辰戦争の影響
この戦争を経て、日本は明治政府のもとで急速な近代化を遂げました。封建的な藩体制は廃止され、中央集権的な国家体制が確立されました。また、西洋の制度や技術を積極的に取り入れることで、産業や軍事、教育など多方面での発展が促進されました。
アップルコンピュータが法人化された日
アップルコンピュータは、1976年4月1日にカリフォルニア州のパロアルトで、スティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアック、そしてロナルド・ウェインの3人で創業され、1977年(昭和52年)1月3日、個人投資家のマイク・マークラ氏を引き入れた体制で法人化しました。
ジョブズの実家のガレージが、アップルの最初の拠点となりました。限られた資金と資源の中、彼らは情熱とアイデアだけを武器に「Apple I」を開発します。手作りの木製ケースに収められたこのコンピュータは、テクノロジー業界に新風を吹き込み、パーソナルコンピュータの時代を切り開くきっかけとなりました。
実は、創業メンバーのロナルド・ウェインは設立からわずか12日後に会社を離れています。彼は持ち株の10%を800ドルで手放しました。この決断が後にどれほどの価値を持つことになるのか、彼も予想できなかったでしょう。しかし、このエピソードはビジネスの世界でのリスクと決断の難しさを物語っています。
設立後、アップルは「Apple II」を1977年に発表しました。カラー表示や高い拡張性を備えたこの製品は、一般家庭や教育機関に広く普及し、アップルを一躍業界のトップ企業へと押し上げました。
興味深いエピソード
ロゴの秘密:かじられたリンゴのロゴには、「byte(バイト)」と「bite(かじる)」のダジャレが込められていると言われています。シンプルながら印象的なデザインとなっています。
社名の由来:ジョブズが果樹園でのアルバイト経験や、彼が好きだったビートルズのレーベル「Apple Records」からインスピレーションを受けたとも言われています。
駆け落ちの日
1938年1月3日、女優の岡田嘉子と、日本共産党員で新協劇団の演出家であった杉本良吉は、当時日本領であった樺太の国境を越え、ソ連へと亡命しました。しかし、不法入国者となったため、ソ連の国家警察に逮捕され、わずか3日足らずで二人は引き離されてしまいます。
その後、岡田は禁錮10年の刑を受け、強制収容所へ送られました。一方、杉本は国家反逆罪に問われ、銃殺刑に処されました。こうして、二人の恋は悲劇的な結末を迎え、成就することはありませんでした。
旧暦:12月04日
六曜:先負(せんぷ・せんまけ・さきまけ)
何事も控えめに平静を保つ日。
「先んずれば即ち負ける」という意味がある日で、午前は凶、午後(14時以降)は吉と言われています。
「負」という漢字が使われていることから、訴訟、勝負事、契約なども良い結果を得られないとされますが、午後以降は凶から吉に転じるため、どうしても何かこの日にすべきことがある場合は、14時以降にできるかどうか予め検討するとよいでしょう。
日干支:壬申(みずのえさる/じんしん)
日家九星:九紫火星(きゅうしかせい)
二十八宿:鬼宿(きしゅく)
万事進むに大吉。
ただし、婚礼のみ凶。
十二直:成(なる)
物事が成就する日。
新規事、建築、開店は吉。
訴訟、談判は凶。
七十二候:雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)
六十六候。「冬至」の末候。
降り積もる雪の下で、麦が芽を出す頃。
麦は越年草で、秋に種をまき、翌年の初夏に収穫します。
寒さにも強く、一面が雪に覆われていても、その下でひっそりと芽吹き、暖かな春をじっと待っています。やがてすくすくと成長し、6月頃には麦畑が黄金色に染まり、収穫の時を迎えます。
厚い雪の下でも、麦は芽を出し、厳しい寒さの中でじっと耐えています。そのたくましい姿からは、生きる意思と生命力が感じられます。種まきからひと月ほど経つと、青々とした葉をつけ、この頃に日本独特の農法「麦踏み」が行われます。
麦踏みとは、麦が発芽した後に足で踏みつける作業のことです。踏んで圧力をかけることで、霜柱による凍霜害を防ぎ、根の張りを良くし、耐寒性を高める狙いがあります。時期や回数は地域によって異なりますが、晩秋から早春にかけて複数回行われるそうです。
俳句では、「麦踏み」は春の季語として使われ、健やかな麦の成長を願う気持ちが込められています。
暦注下段:
神吉日(かみよしにち)
七箇の善日の一つ。
神社の祭礼、ご祈祷、神棚を祀ることやご先祖様をお祀りするのに最適な日。
大明日(だいみょうにち)
七箇の善日の一つ。
「天と地の道が開き、世の中の隅々まで太陽の光で照らされる日」という意味があり、「太陽の恩恵を受けて、全ての物事がうまくいく」とされる何事にも縁起のいい日。
他の凶日と重なっても忌む必要がないとも言われています。
鬼宿日(きしゅくにち・きしゅくび)
二十八宿の「鬼宿」にあたる日で、婚礼以外は万事に大吉とされており、月に1度程度しか訪れない「最高の吉日」。 鬼が宿に留まり外を出歩かないため、鬼に襲われたり邪魔をされたりせずに、何をしてもうまくいく吉日といわれています。 また、お釈迦様の誕生日が鬼宿日だったという伝説もあります。
母倉日(ぼそうにち)
七箇の善日の一つ。 「母が子を育てるように、天が人を慈しむ日」という意味で、何事にも吉となる日。 特に婚礼は大吉とされています。
月徳日(つきとくにち)
七箇の善日の一つです。
月徳日は、「その月の福徳を得られる」とされる吉日で、万事に吉とされる縁起の良い日です。
特に造作や土に関わる事柄と相性が良いとされています。
選日:大犯土(おおづち)
庚午(かのえうま)の日から丙子(ひのえね)の日までの7日間を大犯土といい、1日の間日をおいて戊寅(つちのえとら)の日から甲申(きのえさる)の日までの7日間を小犯土といいます。
犯土の間は、土を犯す行為(土堀り、穴掘り、建墓、種まきなど)はすべて慎まなければならないとされています。
犯土は、陰陽五行説に基づいた考え方から来ており、土公神(どくじん・土を司る神様)が土の中にいるため、土を犯すことで祟りが起きるとされています。 特に地鎮祭等の建築儀礼には凶日とされています。
これらの内容は土用と共通しています。