ヒマシロタカシとパターソン

ヒマシロタカシとパターソン

ヒマシロタカシは漫画家として、妻と猫との3人暮らしだ。東京に住んでいる。漫画を描いて本の売れ行きを気にしながら妻と二人三脚で猫を養っている。趣味は釣り。夏ともなれば鮎を釣りに東奔西走する。鮎釣り竿は長く、高価で、最新モデルは30万円ぐらいする。猫のことは猫と呼ぶ。

パターソンはパターソンというアメリカの町に住むバス運転手で、彼もまた妻とどうぶつとの3人暮らしである。どうぶつは犬で、やんちゃなブルドッグだ。彼の楽しみは詩を読み、書くこと。仕事から帰り、犬と散歩し、途中でバーに寄り、帰り、妻と寝て起きて朝家を出る。仕事場に着いて妻に持たせてもらったサンドイッチとコーヒーを睨みながらバスの運転席で毎朝「秘密のノート」に詩を書くそれが彼の趣味である。

ここまでは共通点である。ここからは「ヒマシロタカシ」と「パターソン」間の違いについてつらつら書く。

・同居の動物に名前をつけるかつけないか

パターソンは彼と妻と共に暮らす家族に、「マーヴィン」という名前をつける。
ヒマシロタカシは妻に、子どもが欲しいと言われて「猫でがまんしろ」と言う。

・子どもに対する価値観

前述のとおりヒマシロタカシは、子どもは欲しくない。
パターソンは妻から夢の話を聞いて、双子が生まれたと言われて、それを「1人にひとつだ」と言って受け容れる(ような顔をする)

・妻の趣味について

ヒマシロタカシは妻が、職場の友人とファッションショーを、会場を借りて自主的にやりたいというのを絶対にやるなと言う。
パターソンは、妻の趣味で塗られた壁、妻の趣味で作った朝食、妻が趣味で買いたいというギター、それらを全部許容する。

・仕事と趣味について

ヒマシロタカシ 表現が仕事で慰めとしての趣味がある。
パターソン 仕事は好きだけど、趣味として表現をする。

なんだか、もう一回見て納得しないとつらくなると思わせられました。(人生、最後までやったことないんだけど人生と同じだと思った。)

たしかに静かなんだけど「何も起きない」を期待して行くとしんどいことになる映画だなと思いました。もう一回見たい。伏見でやってるうちに行かなければ。 #パターソン #釣れんボーイ

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