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生活との闘い
家族で遠出したときの思い出って今でも覚えてるし、急に思い出す。
いま思い出したその、いつかの瞬間は、どこへのドライブだったのかとかは覚えてないんだけどお母さんが好きな元春のCDがお父さんが運転してくれてる車の中でかかってて、お兄ちゃんとぼくとお父さんとお母さんとおじいちゃんとおばあちゃんたちと中央フリーウェイの速さで10人ぐらいでおしゃべりしてるのが不意に止んだときに一瞬、
「生活という うすのろ」
っていう歌詞が元春の声で車全体に聞こえて、ああカッコいい言葉だな。おれにもわかるよってそのときに思って、それからしばらくずっそうだなと思ってたんだけど、いざ大人になって1人で毎日何年も長く暮らしてかなきゃいけない状況になってみると、人生って長いんだな…、というのがだんだん分かってくると、生活って1番の強敵だって思うようになりました。
「生活」のことをティーンネイジャーのときはナメてたんだろうな。これほど手強い敵はいないぞ。いや「生活」のことを敵だって言ってたらダメなんだろうけど、でも、ぼくにとっては人生って「生活という うすのろ」との闘いなんだなと思う。
たのむよ〜!仲良くしておくれよ〜!生活よ〜!
いつかちゃんと部屋を綺麗に掃除して、洗濯物もまだ溜まってないけどやるし、庭の草も少し抜いたりするよ!そうそう!食器は最近は毎日洗ってるんだ!
生活よ!花を買ってくるから!あなたのために!