おれとおさけと音楽と
今年も一年、特になにも成長せずに過ごしました。体重ばかり増やしてしまったし財布も2、3回失くした。
でも今だにちゃんとDJをさせてもらっているなあ。あいも変わらず、楽しいばかりで続けていられるのはなんでなんだろうか。そういうことを「考える」というか、続けていられて嬉しいなあという感想をおもおうと思う。(オモウオモウうるせえなあ)
DJをしてるといっても、大きなパーティ会場で「ヘーイ!」とやっているわけではなく、暗い半地下のカウンターだけのバーでモゾモゾ音楽をかけて、お酒を飲んでいる人の会話を盗み聞きつつ自分も飲み、にそにそ笑うみたいなことをしているだけである。
僕はそれがなんとも言えず楽しいのでやっているのだがこの活動では富や名声は得られない。
そのかわり失敗しても骨を折られたり肛門を炙られたりはしない。
たまに、やろうと思ってたことができなくても「ギエピー」とひとりごちるだけで特になにも言われない。音を止めてしまったら面白い顔をして大きめの声で「あれー?!!!」とか言えば笑って済まされる。
でもときどき、「あっこの曲すき」とか、「パンティーの話してる時にパンティーの曲かけんな!」とか、お酒を飲んでいる人たちから話しかけてもらえるときがありそれが嬉しいし気持ちいいのだ。
自分の出番が終わったら次の人たちの音楽を聞きながらお酒をのみつつ、「あっこれおれも好きです!」とか「この曲なに?かっこいいですね。」とか言って過ごす。これが幸福である。
こういう遊びを覚えられたことはすごくラッキーだと思うし、呼んでもらえる限り続けていたい。
DJと名乗るのはおこがましいだろうとも思うのだが、今やコンピューターのおかげで誰でも(それこそ僕みたいなやつでも)DJがやれる時代である。だから僕みたいな意識の低いDJも探して集めたら一晩パーティができるぐらいはいるのではないか。そういう人たちと話してえな。
多分おなじタイミングで「人前でDJする」ということを始めて今も続けている人たちには、技術的にはめちゃくちゃ負けてると思うんだけど、小さいバーに毎月呼んでもらってノホホンとDJをやらせてもらっているという、状況の幸せさでは負けていないと思う。
部屋でひとりでも音楽をかけて、お酒を飲みつつ歌ったりしている。そしてたまにパーティに呼ばれてドキドキしながら同じことをする。いつまでもこうやって楽しく、音楽とお酒と付き合っていきたいものだなあと思う。
でも、それがそうばかりは言っていられないというか、年に一回だけバーの外の大きいクラブでDJをする回があるのです。それが薬膳barといういつも僕を呼んでくださるバーの忘年会イベントです。
今年は名古屋の栄の4丁目の、いわゆる女子大小路と呼ばれるたくさんクラブがある地域でサーキットイベント(て言うの?)として、JB'sとaboutというクラブと薬膳barの3店で開催されます。僕は今回もaboutのステージでやらせてもらうのですが、いつもの半地下のバー(薬膳bar)とは違って小高いDJブースに立ってやるので「小高っ!」と今年もビビると思います。
僕にとってはいつもと違うステージですが、それは見てる人にとってもそうだと思うので、その違和感を「なんか変なやつ出てきた」と新鮮に感じて面白いと思ってもらいたいです。僕もここぞとばかりに、初めて地上に出て来た人間みたいな振る舞いをしたいと思います。
たくさん人が来ますように。たくさんタグをつけます。
#年忘れUDON #薬膳bar #女子大小路 #名古屋 #DJ
フライヤーも載せるので見てみてくださいね。