放課後ガンナガン

これは筆者が最近友人に勧められてどハマりしたボードゲーム【ガンナガン】に対する燃え上がったリピドーと妄想を勢いのままにぶちまけた駄文によって構成された小説のフリをしたナニかでありますので、悪しからず。
以上、心のセーフティエリアを確保しつつ遅々として書き進めていきたい。(挫折する可能性が大なり)

【立花 雲雀】序章

私の名前は『立花雲雀(たちばなひばり)』華も恥じらうピッチピチの現役女子高生である。

あぁ?表現が古いって?うっせぇ、ツッコミは受け付けてないんだよ。

好きでもない勉強をそれなりに2週間努力した末、今年の春に無事高校入学を果たした。

それから早くも3ヶ月が過ぎ、日に日に存在感を強める暑い日差しに照らされる放課後の校庭には学力向上の為に塾へと向かい勉学に打ち込む人や、青春を謳歌するが如く各々の部活に打ち込む人、中にはそそくさと自宅への帰路につく人など様々な日常の風景が垣間見ることが出来る。

そんな外の活気とは打って変わって物静かな校舎の中、少子高齢化で生徒数が減り続けている所為もあってか人通りが皆無と言っていいほどに閑散としている空き教室がこの学校にはいくつもあったりする。

その数ある空き教室の一つで

勉強に打ち込まず…

部活にも所属せず…

さりとて帰宅する訳でもなく…

クラスメイトである『桐生晴子(きりゅうはるこ)』と2人で何に打ち込んでいるのかというと…

「オラァ!この『多段焔式カサネ』を喰らえやぁ!」

「くっそッ『緊急回避』!」

「いいねぇ、足掻き這いずり逃げ回れ」
「諦めて降参なんてつまらない事はすんなよ?『降伏は無意味だ、抵抗しろ』って話だ」

「…まだ、これからだっての!」

互いの命を削り切らんと、銃弾を撃ち込んでいたわけだった。

………

…いや、ちょっと待って欲しい。

これは私の白昼夢や脳内妄想でも無ければラノベやマンガで描かれるのVRでもないし異世界転生もしていない、もちろん「クラスメイトに銃弾を撃ち込んで親交を深めよう」なんというアホな世界観設定も存在していない。

では何故に『現実』という日常の中で、ハリウッド顔負けの激しい銃撃戦をクラスメイト相手に繰り広げているのか…

その理由と経緯を今一度思い出して、納得のいく説明をする必要があるだろう…

だからどうか、私のことを頭がオカシイ娘認定するのはまだ待っていて欲しい。