雑木の庭を、作る前に!
雑木の庭にもいろいろあるけど、どんな『雑木の庭』が心地よいでしょう?
雑誌などで見たりする素敵なガーデンや田舎にありそうな里山ガーデンって、なんか自然の中にいるような雰囲気でリラックスできますよね~!
まずは、お好みの雑木の庭のイメージがどのようなタイプでしょうか?
■デザインや目的で好みのガーデンを想像しましょう。
・ナチュラルガーデン風
・里山風(雑木の里山に植生している木々を疑似里山として創作・復元するイメージ)
・北海道ガーデン風(淡い色のさまざまな花が園路沿いに高さ居場所、低い場所に植わっていいる))
・和風(景石や日本にも昔からあった高木をアイキャッチにし、苔や石といった素材で魅せる)
・モダン風(人の使う小道具や装飾を入れつつ人工の素材(アイアン、ブロック、フェンスなど)も入れ直線や曲線を利用する)
・ローズガーデン風(バラを主たる見せ場として、何種類ものバラを植付、歩いて過ごし、バラの色合いや形の変化や香りを楽しむガーデン)
・家庭菜園風(家庭菜園とエリア分けをする。または、家庭菜園を雑木の庭の隙間で育てる)
■雑木の庭に何を求めますか?
・癒しやくつろぎ
・花を育てる楽しみと鑑賞する庭
・忙しい日常を忘れホッできる自然な空間
・和の心で過ごす庭
・宿根草などに囲まれる季節感のある華やかな庭
・雑木とともに菜園での収穫を楽しめる庭
・子供と一緒に生物や四季を感じ供に生長する庭
・キャンプのようアウトドアリビング空間としての庭
・子供の成長とともに暮らし、使い方やデザインも変化していく庭
このように雑木の庭でやりたいことや楽しみたいことをあげて、どのようなテイストの雑木の庭が良いかイメージしていきましょう?
本や雑誌などにもたくさんの情報が掲載されていますので、本屋さんで手に取って見て、イメージして行きましょう!
最後に手入れのしやすい庭など、感性や好みの他に実用性や手入れなども考慮にいれて考えていくと、後で季節の変わり目の作業や手入れなど楽ができます。
■庭の配置と高木を選ぶ
雑木の庭のイメージが出来たら、次は『高木』はどのようなものが良いか考えます!
●落葉樹は清々しい新緑がきれいで、樹皮も美しいものが多いので、人気があります!樹形のきれいな木は、葉が落ちた後もその葉のない姿で四季を感じ取れたりします。紅葉も魅力のひとつですね!
●常緑樹は当然ですが冬季も葉を付け、庭が寂しくなる寒い時期でも1,2本あると緑が視界に入り存在価値が上がります。ハイノキのように細かい葉で、こんもりしすぎず、爽やかな木姿の樹種もありますので好みで選んでみましょう!
■下草を高木の株元や木の間に植えましょう!
自然さを演出するなら高木の株元などに植え付けて、里山のナチュラル感を出します!ゴツゴツした石なども景石となりますので、最初にイメージした庭を思い出しつつ配置を考えてみましょう!
和風の庭のエリアに自然に海外の宿根草が咲いていても、調和してれば美しいもので、あまり気にせず庭づくりをして行きます。
雑木の庭は毎年成長し変化していくものです。
最初からハッキリと完成形を決めすぎないようにすることも想定しておきます。思うように育たないところが、面白いところでもあり植え替えたり剪定したりすることも、また楽しみます。
下草は植替えや移植も可能なものが殆どなので、高木のように一度植えたら植え替えるのが一大事!となるものもないでしょうから、時期を間違わなければ気軽に植え付けたり、植え替えたりして庭づくりを楽しんでみましょう!