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展示会の際のイタリアと日本での質問の違い

MIDA・フィレンツェ国際職人展での実演。

今日は焼いた砂での焦がしも見てもらうためにこのデザインをカット

今年は来場者も多い様子で実演をやっているパビリオンにも朝からたくさんの方が見に来ていました。

日本でも展示会をやるのですが日本とイタリアではされる質問の内容が違って面白いです。

日本では主にその技術のことや素材に対する質問がほとんど。
それに対してイタリアではどのような経緯でフィレンツェに来てなぜ木象嵌をやることになったのか?この技術のどこに魅力を感じているかなどの質問が多い。

日本はモノ自体に、それに対してイタリアは作り手自身に興味があるようです。
何かを質問されるというのは面白いことで同じ質問でも相手の様子に合わせて答えを変えたりと自分も楽しませてもらっています。

今回の展示会では自分が実演をやっているパビリオンの隣でやっている写真展でも工房で撮影してもらった写真が展示されています。

カメラマンのStefano Lupiさん

2年前に撮影をしてもらっていたのですが展示会の機会を探していて今回
最高の形で実現が出来たそうです。
トスカーナの職人・アーティストを撮影した展示会で様々な職種の方の写真が並んでいます。
ここでもよりパーソナルな部分を引き出すように撮影をされていて、工房でも自分の背景をいろいろと質問しながら写真を撮っていました。

モノとそれを生み出す人。

ただ美しいだけではなくその背景にどんなストーリーがあるのか?

その部分をとても大切にしていてその関係性がとてもイタリアらしいなと改めて感じました。

実演は5月1日にもう一度あります

ご来場の際はぜひお立ち寄りいただき声を掛けてください!!

-Fin-



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